Wi-Fiに対応したポメラ「DM200」が10月21日に発売!

キングジムは4日、テキスト入力専用端末「ポメラ(pomera)」シリーズにてはじめて無線LAN(Wi-Fi)に対応した「pomera DM200」を2016年10月21日(金)に発売すると発表しています。価格は49,800円(税別)。

クラムシェル型で面積が約40%拡大した7インチWSVGA(1024×600ドット)TFT液晶(バックライト搭載)やキーピッチ横17mm縦15.5mmかつストローク1.2mmのJIS配列キーボードで快適に入力でき、さらに新しく日本語入力システム「ATOK for pomera [Professional]」を搭載しました。また、電子辞書機能「角川類語新辞典.S」なども追加。

Wi-Fiに対応してiPhoneやiPad、Macなどと同期できる「ポメラSync」が導入されたほか、Evernoteの同期やワイヤレス経由でのプリンター印刷などに対応している一方、Web閲覧やメール送受信などのいわゆる一般的なインターネット利用には非対応となっています。

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ポメラは2008年に初代が発売され、テキスト入力に特化した専用デバイスとして人気となり、累計販売台数は30万台を突破しています。

これまでは入力した文字をQRコードを使ってiPhoneなどで読み取ったり、BluetoothやFlash Airに対応したWi-Fi経由の連携などに対応した製品がありましたが、ついに単体でWi-Fi(IEEE802.11b/g/n準拠)に対応しました。

ただし、Wi-Fiはメールサーバーを利用したiPhoneやMacなどとの同期機能であるポメラSyncやEvernoteなどの限定的な連携であり、これらの機能によってデータをアップロードしたりするときに使用する時のみWi-Fiがオンになり、それ以外では自動的にオフとなるため、バッテリーの消耗を最小限に抑えているとのこと。

また、電源には乾電池を廃止し、シリーズ初のリチウムイオンバッテリーを採用。連続駆動時間は約18時間で、モバイルバッテリーからの充電も可能です。充電時間は約5時間。サイズは約263×120×18mm、質量は約580g、カラーバリエーションはブラックの1色のみ。

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ポメラの基本的な特長である文字を入力しやすいことは継承し、日本語入力システムとしてpomera DM200に最適化したATOK for pomera[Professional]を搭載。パソコン版ATOKと同等の高性能な日本語変換エンジンの搭載によって誤変換が削減でき、語彙数も従来機種の約3倍になったためスムーズな変換が可能になっています。

また、認識しやすく読みやすい高品質のアウトラインフォント「モリサワ UD新ゴR」と「モリサワ UD黎ミンR」を搭載。これにより、横書きはもちろん、縦書きや小さな文字も見やすく表示可能。さらに、文字コードもShift_JISに加え、Unicode(UTF-8)に対応しているのでJIS第3・第4水準の漢字も使用できます。

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本体ストレージは128MBで、外部ストレージとしてSDHCカードスロット(最大32GBまで)を搭載。辞書は角川類語新辞典.Sのほか、「明鏡国語辞典 MX」、「ジーニアス英和辞典 MX」、「ジーニアス和英辞典 MX」を内蔵。

Bluetooth 4.0+EDRにも対応し、iPhoneやAndroidのスマートフォン(スマホ)やタブレットのキーボードとしても利用可能。対応OSはAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)以降およびiOS 9.0以降。

また、microUSB(USB 2.0)端子経由でパソコン(PC)とも接続でき、PCリンク機能が利用可能。PCリンク対応OSはWindows 7以降およびMac OS X 10.9以降。microUSBは充電にも利用。

その他、pomera DM200の発売に合わせ、パームレストとしても使用できる専用ケース「DMC5」(税別4,300円)と専用保護フィルム「DMP7」(税別1,800円)を別売品として販売されます。なお、pomera DM200の初年度販売目標数量は1万台。

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記事執筆:memn0ck


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