iPhone 7などでSuicaが使えるように!iOS 10.1で日本におけるApple Payが本格スタート

既報通り、Appleは24日(現地時間)、iPhoneやiPadなど向けプラットフォーム「iOS」の最新バージョン「iOS 10.1」を提供開始しています。

中でも日本で販売されている最新スマートフォン(スマホ)「iPhone 7」および「iPhone 7 Plus」をiOS 10.1にアップデートすることで、新たに決済サービス「Apple Pay」が日本で利用できるようになります。

これにより、Apple Payに対応するSuicaやiD、QUICPayといった電子マネー・チケットが使えるようになり、Suicaであれば買い物の支払いだけでなく、対応する鉄道の改札をタッチ&ゴーで通れます。

これに合わせて、Suicaを提供する東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は25日、iPhoneやiPadなど向け「Suicaアプリケーション」をリリースしたとお知らせし、Apple PayでSuicaが利用できるようになったと案内しています。

SuicaアプリケーションはiOS 10.1以降が必須。なお、Suicaのプラスチックカードを持っていない場合でもSuicaアプリケーション内にて発行可能で、複数のSuicaを発行して使い分けることもできるということです。

02 03

Apple PayはAppleの決済サービスで、Apple PayにSuicaやiD、QUICPayを登録することでこれらの電子マネー・電子チケットが利用できるようになります。

例えば、SuicaならSuicaのプラスチックカードにiPhone 7などをかざして情報を転送してカード情報を取り込むことで利用できるようになります。取り込んだカード情報などは「Wallet」またはSuicaアプリケーションからチャージなどが行なえます。

チャージはクレジットカード(クレカ)などから行え、対応するクレカはビューカード(JR東日本グループのクレジットカード)のほか、日本国内で発行されたJCB、VISA、MasterCard、American Express、Diners Club、JR東海エクスプレス・カードを登録可能。

また、クレカがない場合は、SuicaカードをApple Payに取り込んだ後にコンビニエンスストアなどにて現金でSF(電子マネー)を入金(チャージ)すれば利用できるとのこと。ただし、クレジットカード決済が条件となるサービス(モバイルSuica特急券・Suicaグリーン券・Suica定期券の購入)は利用できません。

さらにSuicaアプリケーションに会員登録を行うと、定期券・Suicaグリーン券・モバイルSuica特急券を購入・利用が可能なほか、モバイルSuicaと同様にビューカードを登録すればオートチャージにも対応しています。なお、EX-ICサービスおよび銀行チャージ、キャリア決済チャージ、ネット決済サービスは非対応。

なお、すでにフィーチャーフォンやAndroidスマホなどで「モバイルSuica」を利用している場合には、以下の手順でモバイルSuicaアプリを移行するように案内しています。その他、詳細な使い方などはJR東日本の公式Webページ「Apple PayでのSuicaサービス:JR東日本」を参照してください。

1. 旧機種のモバイルSuicaアプリから「機種変更」手続きを行ってください。(情報を一時的にセンターサーバに移します)
2. iPhone 7でApp Storeから「Suicaアプリケーション」をダウンロードしてください。
3. iPhone 7のApple PayにほかのSuicaが入っていない状態で、(1)で一時的に預けたデータを受け取ってください。

※データを受け取る前にApple Payに取り込んだSuica、新規発行したSuicaがあると預けたデータがお受取りできないため、Suicaを払いもどしていただく必要がありますので、ご注意ください。


04 05 06


記事執筆:memn0ck


[Image] QRコードアプリ名:Suica
価格:無料
カテゴリ:ファイナンス
開発者:East Japan Railway Company
バージョン:1.0.0
条件:iOS 10.1 以降。iPhone、iPad、および iPod touch に対応。
iTunes Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id1156875272?mt=8

btn_itunes




■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ