au向け最新スマホ「Galaxy S8 SCV36」と「Galaxy S8+ SCV35」が発表!

KDDIおよび沖縄セルラー電話は10日、今夏に発売するau向け「2017年夏モデル」として最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S8 SCV36」および「Galaxy S8+ SCV35」(ともにサムスン電子製)を発表しています。

今年2月にスペイン・バルセロナにて開催された「MWC 2017」に合わせて発表された「Galaxy S8」および「Galaxy S8+」ですが、ようやく日本でもまずはauから発売することが発表されました。グローバル版でも防水・防塵に対応していますが、au版ではおサイフケータイ(FeliCa)やワンセグ・フルセグにも対応。

通信は先日提供開始された下り最大590Mbpsに対応。またau版ではGalaxy S8 SCV36がオーキッド グレーおよびコーラル ブルー、ミッドナイト ブラックの3色、Galaxy S8+ SCV35がミッドナイト ブラックおよびアークティック シルバーの2色が販売され、従来の日本向けと同様にSAMSUNGロゴはなく、背面中央はGalaxyロゴとなっており、背面下部にauロゴが配置されています。

発売日は2017年6月8日(木)で、発売に先立ってauショップなどのau携帯電話取扱店および公式Webストア「au Online Shop」にて事前予約受付を実施し、旗艦店「au SENDAI」および「au SHINJUKU」、「au NAGOYA」、「au OSAKA」、「au FUKUOKA」にて5月24日(水)より先行展示するとのこと。

また5月24日から6月7日までの期間に予約して6月30日までに購入、7月10日までにキャンペーンサイトにて応募することで「Galaxy Gear VR with Controller」がプレゼントされるキャンペーン( http://www.samsung.com/jp/au2017vr/ )も実施します。さらに大画面でも安心の「保護カバー」がもれなくプレゼントされるということです。

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Galaxy S8 SCV36


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Galaxy S8+ SCV35

Galaxy S8およびGalaxy S8+はサムスン電子の最新フラッグシップスマホです。特長は縦長になったアスペクト比9:18.5のディスプレイで、従来のエッジスクリーンのように左右が大きく曲がり、正面から見るとほぼフレームレスのようになっています。

解像度は従来の「Galaxy S7 edge」などのQuad HD(1440×2560ドット)から縦に400ドット伸びたQuad HD+(1440×2960ドット)となり、Android 7.0(開発コード名:Nougat)の大きな特長であるマルチウィンドウでほぼ正方形で上下2つの機能を同時に表示できるようになっています。

また画面が縦に伸びた分、ディスプレイの下にあったホームキーなどのナビゲーションキーがソフトウェア表示となり、上下のディスプレイの枠(ベゼル)も狭くした“ほぼ全画面デザイン”となりました。

さらに画面上に表示されるホームボタン部分にはディスプレイの下に感圧センサーとフィードバック装置が内蔵され、iPhone 7シリーズなどのTapTicエンジンのように押したよう感じられるように。なお、画面内に表示されるホームボタンの左右の戻るボタンとアプリ履歴ボタンは設定で入れ替えが可能。

これまでホームキーに内蔵していた指紋センサーは背面のリアカメラの横に移動され、新たに虹彩認証「Iris Passport」(虹彩は黒目の瞳孔の外側にあるリング状の部分)や顔認証にも対応。Galaxy S7 edgeからの変更点ではmicroUSB端子がUSB Type-C端子(USB 3.0)になっています。

Galaxy S8およびGalaxy S8+の違いとしては主に画面サイズと電池容量、それに伴う大きさや重さで、画面サイズはGalaxy S8が約5.8インチ、Galaxy S8+が約6.2インチとなっており、その他の主な比較は以下の通り。

製品名Galaxy S8Galaxy S8+
型番SCV36SCV35
大きさ149×68×8.0mm
(最厚部 約8.2mm)
160×73×8.1mm
(最厚部 約8.3mm)
重さ150g173g
画面5.8型有機EL
1440×2960ドット
6.2型有機EL
1440×2960ドット
電池容量3000mAh3500mAh
本体色オーキッド グレー
コーラル ブルー
ミッドナイト ブラック
ミッドナイト ブラック
アークティック シルバー

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なお、Galaxy S7 edgeなどのAndroid 7.0 Nougatでも導入されている表示解像度を下げる機能にも対応しており、標準ではフルHD+(1080×2220ドット)表示となっており、設定からQuad HD+に変更してより美しい写真や映像などが表示できるようになっているとのこと。また画面はより美しく表示できる「MOBILE HDR PREMIUMTM」技術にも対応。

大まかなデザインは、Galaxy S6 edgeやGalaxy S7 edge、Galaxy Note7などを継承しており、アルミ素材のメタルボディーと強度の高いガラスによる高い質感となっており、IP68準拠の防水に対応し、USB Type-C端子(USB 3.0)および3.5mmイヤホンマイク端子はともにキャップレス防水になっています。

またGalaxy S7 edgeやGalaxy Note7のように背面側も左右端が湾曲しており、さらに四隅の角も丸みのあるコーナーとなっているため、滑らかなカーブで手にフィットして持ちやすくなっています。さらにリアカメラ部分は同一平面上に見えるよう配置。

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画面は強化ガラスを採用しており、Galaxy S7シリーズと同様にディスプレイをピクセル単位で光らせることで時計などを部分的に表示して常時点灯させてもバッテリー減りが非常に少ない「Always-On Display」(AOD)機能に対応しています。(Quick Charge 3.0)および無線ともに充電は急速充電に対応。なお、電池パックは取外不可。

チップセットは64bit対応で10nm FinFETプロセスで製造されたQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 835(MSM8998)」(2.35GHz×4コア+1.9GHz×4コア)を搭載し、性能がGalaxy S7シリーズと比べてCPUで約26%、GPUで約21%向上し、一方で約20%の省電力削減も行われているとのこと。

内蔵メモリー(RAM)が4GB(LPDDR4)、内蔵ストレージ(UFS 2.1)が64GB、Galaxy S6シリーズでは省かれ、Galaxy S7シリーズで復活していたmicroSDカードスロットも復活し、XC規格に対応した最大256GBまで利用可能。

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カメラは光学手ブレ補正(Smart OIS)対応でF1.7レンズの1/2.55型約1200万画素CMOSリアカメラ(4:3)およびF1.7レンズ(広角80°)の1/3.6型約800万画素CMOSフロントカメラを搭載。Galaxy S7シリーズと同様に1画素当たり約1.4μmと良い写真を撮る条件として面積を大きくしたほか、キヤノンに続いてデュアルピクセルを採用。

これにより、位相差オートフォーカス(AF)にも対応し、コントラストオートAFとともにハイブリッドAFとなり、暗い場所でのAFが高速化しています。またマルチフレームイメージプロセッサーを搭載して3枚の写真を合成してブレやコントラストを向上させて綺麗に撮影できるいわゆるHDRが可能に。フロントカメラはSmart AFにも対応し、1画素のサイズは約1.22μm。

その他の仕様は2.4および5.xGHzデュアルバンドやVHT80 MU-MIMO,1024QAMに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0 LE(最大2Mbps)、NFC Type A/B、MST(磁気テープ)、ANT+、Google Cast、Miracast、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Bedou・Galileo)、加速度センサー、気圧センサー、環境光(RGB)センサー、ジャイロセンサー、近接センサー、電子コンパス、指紋センサー、地磁気センサー、ホールセンサー、心拍センサー(HRM)、圧力センサーなど。Bluetoothは2つのオーディオ機器に同時に接続・通信できるDual Audioに対応。



記事執筆:memn0ck


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