LINEとマイナポータルの連携が正式発表! |
LINE Corp.は15日、ベルサール渋谷ガーデンにて事業戦略発表会「LINE CONFERENCE 2017」を開催し、内閣府が運営するマイナンバーを利用して行政サービスなどを利用できるオンラインサービス「マイナポータル」( https://myna.go.jp )とコミュニケーションサービス「LINE(ライン)」( http://line.me )を連携させると発表しました。
発表会には総務大臣の高市早苗氏も登場し、今回の連携について合意し、協定を締結したことに加え、LINEからマイナポータルを利用する流れなども説明していました。なお、マイナポータルは今秋より本格運用が開始される予定です。
マイナポータルは「マイナンバー(個人番号)カード」を用いて自分のアカウントを作成することで、オンライン上で行政機関が持つ自分の情報を確認したり、行政機関などからのお知らせを受け取ったり、全国の行政サービスを検索し、電子申請することが可能となるオンラインサービスです。
今回の連携によって今後開設を予定しているマイナポータルのLINE公式アカウント「マイナちゃん」との簡単なメッセージのやり取りを通じて、マイナンバーや氏名などの個人情報を用いることなく、全国の行政サービスが横断的に検索できるようになるということです。
利用者が使いたいサービスが見つかったら、表示されたURLをタップし、LINEからマイナポータルに移動することによって、マイナポータルから電子申請を行うことができるようになるとのこと。
また子供の予防接種や健康診断などの行政からの通知をLINEで受けられたり、保育園を探したいときにまいなちゃんとやり取りすると希望に沿った一覧が表示され、そこからURLを選択すればマイナポータルへ切り替わって電子申請することが可能になるそうです。
マイナポータルの電子申請は、子育て関連サービスを皮切りに今秋から本格的な提供が予定されており、LINEとの連携は2017年中の開始を予定。高市氏は「12月から保育園へ申請がはじまる時期なのでそこに向けてスタートできるように一生懸命準備している」と語っていました。
なお、セキュリティー面ではあくまでLINEからマイナポータルへの誘導が目的で、LINEにマイナンバーや氏名といった個人情報が渡ることはないとしています。
記事執筆:memn0ck
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