GoogleがAppleのSoCアーキテクトエンジニアであるManu Gulati氏を採用へ!

Appleで8年間に渡ってチップセット(SoC)の設計エンジニアとして働いていたManu Gulati氏がGoogleに移籍したがLinkedinのプロフィールから明らかになったとAndroid Policeが伝えています。

同氏がAppleへもたらした功績はすさまじく、Appleの代表製品となったスマートフォン(スマホ)「iPhone」やタブレット「iPad」などに搭載されているチップセット「A」シリーズを手がけてきました。

AシリーズのチップセットにおけるCPUは、ARMプロセッサーをベースにAppleがカスタマイズしたもので、そのパフォーマンスは他社を圧倒してきました。そんなManu Gulati氏がGoogleで働き始めたのは、非常に大きなニュースだと言えるでしょう。

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Googleでは現在、“Made by Google”というキャッチフレーズを掲げており、自社でもGoogleブランドというだけでなく、初のGoogle製と言えるスマホ「Pixel」および「Pixel XL」をはじめとした、Androidデバイスなどを開発しています。

Googleとしてはさらにデバイスのパフォーマンスを向上させたいと常日頃から虎視眈々と狙っていたと考えられます。そういった中でのManu Gulati氏のGoogle入社となったことから、同氏はGoogleにおいてもカスタマイズしたチップセットの開発に携わると考えられます。

これにより、GoogleのSoCのパフォーマンスが飛躍的に向上すれば、さらにモバイルデバイスの各社の競争は激化しそうです。他のAndroid製品を開発・製造するメーカーやチップセットメーカーにとっては非常に大きな脅威ですが、私たち消費者にとっては非常に嬉しい流れと言えます。

今後のGoogle謹製のAndroidから目が離せませんね!ただし、現時点ではPixelやPixel XLが日本で発売されていないところを見ていると、日本でGoogleがカスタマイズしたチップセットを搭載したAndroidを購入できるか少し不安になるところではありますが……こちらもGoogle Assistantが日本語に対応しましたし、次の新製品のタイミングでは投入されることを期待したいところです。

記事執筆:YUKITO KATO


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