ファーウェイの最新SIMフリーハイエンドスマホ「P10 Plus」をチェック!

既報通り、華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)は6日、都内にて「ファーウェイ・ジャパン新製品発表会」を開催し、SIMフリースマートフォン(スマホ)の最新モデルとなる「HUAWEI P10 Plus(型番:VKY-L29A)」(以下、P10 Plus)を6月9日に発売すると発表しました。価格はオープンながら希望小売価格が78,624円(税込)、公式Webショップ「ファーウェイ・オンラインストア」では73,224円(税込)で販売されています。

P10 PlusはOSにAndroid 7.0(開発コード名:Nougat)、CPUにオクタコアのHisillicon製「Kirin 960」、4GBの内蔵メモリー(RAM)、64GBの内臓ストレージを搭載したハイエンドモデル。新たに2枚のSIMカードを利用できる「デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)」にも対応し、また先代の「HUAWEI P9」シリーズで好評だったライカ製レンズを採用したカラー・モノクロからなる2つのカメラを搭載したダブルカメラも引き続き搭載されています。

今回、発表会の展示会場にて実機に触れる機会がありましたので、実際にタッチ&トライした模様を外観を中心に写真や動画でレポートしたいと思います。

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P10 Plusの前面


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P10 Plusの背面

P10 Plusの日本で発売されたカラーバリエーションは2色。グリーナリーは海外で発表された「HUAWEI P10」シリーズにおいてPANTONE監修の注目カラーのうちの1つで、日本ではP10 Plusのみで販売され、今までにないフレッシュさを感じるきれいな緑色が特長となっています。

一方、もう1色のダズリングゴールドは背面に「ハイパーダイヤモンドカット加工」を行い、金属素材の高級感を出しつつも傷や汚れが目立ちづらくなっています。

背面には最大の売りであるダブルレンズカメラが搭載されており、P10 Plusでは昨年12月に発売された最上位スマホ「HUAWEI Mate 9」や「HUAWEI P10」(以下、P10)よりもさらに上位となる「Leica Dual-Camera 2.0 Pro」に。

違いは約1200万画素カラー(RGB)センサーと約2000万画素モノクロセンサーは同じですが、P10などではレンズのF値が2.2ですが、P10 PlusではF1.8の「Leica SUMMLUX-H Lens」を採用しています。

前面についてはどちらのカラーを選んでもディスプレイ周囲がホワイトになっており、また前機種の「HUAWEI P9」(以下、P9)からの変更点として背面に配置されていた指紋センサーがディスプレイ下部に移動しています。

さらにフロントカメラもLeicaレンズカメラとなり、F1.9の明るいレンズと約800万画素CMOSセンサーを搭載。写したい人数に応じて自動的に最適な画角にする機能が追加され、グループセルフィーがより撮影しやすくなっているとのこと。

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正面向かって右側には音量上下キーおよび電源/スリープキーが配置されています。

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電源/スリープキーは周囲をシルバーカラーに塗装されており、キー表面にもモールド加工が施されているため、視覚的にも触覚的にもその他のボタンと間違えないように工夫されています。

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向かって左側はシンプルで、SIMカード・microSDカードのトレー式スロットのみが配置されています。SIMカードは2つともnanoSIMカード(4FF)サイズで、1つはmicroSDカードと共用。microSDカードはXC規格に対応した最大256GBまで。

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本体下には3.5mmイヤホンマイク端子およびUSB Type-C端子、通話用マイク、外部スピーカーが配置されています。なお、同梱されるACアダプターとケーブルとの組合せで、急速充電が行えるようにもなっています。電池容量は3750mAh。

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本体上部には赤外線ポートがあります。これは兄弟機の「HUAWEI P10」(以下、P10)にはないP10 Plusのみの機能として家電製品のリモコンとして利用できる機能が搭載されており、そちらで利用するものです。

注意点として、フィーチャーフォン(いわゆる「ガラケー」)に多く搭載されている連絡先交換のために利用するものではありません。その他、P10との違いとしては他にもP10 Plusは防滴(IPX4準拠)の生活防水に対応しています。

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P10 Plusのディスプレイサイズは約5.5インチ、P10のディスプレイサイズは約5.1インチ。たった0.4インチの差ですが、並べてみるとかなりサイズが違ってきます。

また、P10 PlusはP10と比較するとディスプレイ解像度がP10 PlusはWQHD(1440×2560ドット)、P10はFHD(1080×1920ドット)と高くなっているため、画面サイズとあわせ一画面中の情報量を多く表示すると行ったことも可能です。

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実際に手に持ってみると、エッジが丸みを帯びていること、本体が薄いことでホールド感は良好です。サイズは約153.5×74.2×6.98mm、質量は約165g。

指紋センサーが背面から前面ディスプレイ下部に移動したことで、5.5インチの大型な本体ながら指紋センサーに指が届かないといったこともなく、また右手・左手どちらでも利用できるために使い勝手は良好です。

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また金属製のボディーのためアンテナのためのラインが本体の上下などにあるのですが、先代のP9と比べると目立ちづらくなっています。

すでに6月9日に販売開始されており、家電量販店などはもちろん、仮想移動体通信事業者(MVNO)の各社での取り扱いもスタートしているため、このタイミングでスマホの買い替えを検討していた人には是非検討して欲しい1台です。

【HUAWEIが発表した「HUAWEI P10」、「HUAWEI P10 Plus」、「HUAWEI P10 lite」、「HUAWEI WATCH 2」を触ってみた】

動画リンク:https://youtu.be/CbT1VpvtgiY



記事執筆:黒ぽん(迎 悟)


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