ハイレゾ対応DAPで音楽を楽しもう!ウォークマン「NW-A30・A40」を紹介

スマートフォン(スマホ)はカメラ機能だけではなく、ハイレゾ対応や独自の音質向上技術によって高性能なミュージックプレイヤーとしても活用可能だ。特にWi-Fiやモバイルデータ通信を利用した音楽配信サービスとの親和性が高い。

スマホのような多様性はないが、音楽再生に特化した専用機であるDAP(デジタルオーディオプレイヤー)も根強い人気があり、家電量販店などには長時間再生可能なコンパクトなものから、音質を重視したヘビー級とも言える本格的なDAPが並んでいる。

いつしかDAPもメモリー型からストリーミング型へ移行するかのように、アップルが小型で通信機能を持たない「iPod nano」や「iPod shuffle」といった「iPod」シリーズを販売終了させたことが記憶に新しい。

さて、そんななかで今回はソニーのエントリーモデルのハイレゾDAP「NW-A」シリーズを紹介したい。手軽にいい音で音楽を楽しみたい、スマホのバッテリー消費を抑えたいそんな方にオススメだ。

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NW-A40シリーズ

ソニーは5日、ウォークマンの新製品2モデルを10月7日に発売することを発表した。ひとつはミドルクラスの「NW-ZX300」(以下、ZX300)、エントリークラスの「NW-A40」シリーズ(以下、A40)だ。価格はZX300が65,000円前後、A40は内蔵メモリーやイヤホンの付属などのバリエーションがあり、価格は22,000円前後から37,000円前後を予定しているという。

機種容量付属ヘッドホンカラー
NW-ZX30064GBブラック、シルバー
NW-A4764GBムーンリットブルー、ペールゴールド、グレイッシュブラック、トワイライトレッド、ホライズングリーン
NW-A46HN32GBA40シリーズ専用ヘッドホン付
NW-A45HN16GB
NW-A4516GB

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A40は発売前ということで、今回は筆者が普段常用している前モデルの「NW-A30」シリーズ(以下、A30)でハイレゾウォークマンがどういった製品なのかを紹介していく。なお、A40はA30の機能を網羅しつつ、電源ラインの最適化と部品レイアウトの改善でさらにクリアな音が楽しめると言う。

さらに、UBS DAC機能によってUSB接続したPCを高音質化することが可能だ。ファイルフォーマットは最大11.2MHzのDSD再生(リニアPCM変換)のほかにあらたに「MQA」、「APE」に対応。

ワイヤレス接続では「LDAC」のほかにQualcommの「aptX HD audio」にソフトウェアアップデートで対応予定としている。音質や対応ファイルフォーマットなどを考慮すると断然A40がオススメだが、機種が入れ替え時期の底値でA30を買うのも良いだろう。

なお、すでにソニーショールームおよびソニーストアなどで先行展示が行われているので、スマホと聞き比べをオススメしたい。

これまでAシリーズは小型・薄型がある意味ステータスであり、それ故エントリーモデルらしさがあったのだが、A30から分厚くなりさらにタッチパネルを搭載するなど、見た目はミドルクラスのように大きく進化した。

フルデジタルアンプ「S-Master HX」やソニーブランドのスマホ「Xperia」シリーズにも搭載されている圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」も搭載している。

特に効果的だと感じるのは、アンプの出力を35mW+35mW(16Ω)まで引き上げたこと。これによってヘッドホンやハイエンドイヤホンなどでも高音質で楽しむことができるようになった。

スマホで音楽を楽しむ上でも同様だが、簡単に音質向上させるにはイヤホンやヘッドホンのグレードアップだ。試供品のイヤホンよりは、4,000~7,000円クラスのイヤホンに買い換えるだけで、高音や音の広がりが変わって聞こえる。10,000円越となると、イヤホンの個性や装着感、ケーブルの取り回しなど、自分にあった製品も見つかるだろう。

さらに、もっといい音で楽しむなら25,000~40,000円クラスのイヤホンやヘッドホンがオススメだ。このクラスともなると、音質だけではなく、耐久性の高いケーブルやコネクタなどが使われており、安い製品より結果的に長く使えるようになってくる。

また良いイヤホンを購入すると性能を引き出してくれるDAPも欲しくなるだろう。そうなるとウォークマンのAシリーズではなく、その上の機種もしくは他社のDAPも気になり、まさに“沼”にハマってしまう可能性もあるが、それも楽しんでみてはいかがだろうか。

ハードウェア設計もエントリークラスとは思えないほど、アナログ回路にこだわっている。ソフトウェア面では、アナログアンプのような低音感が得られる「DCフェーズリニアライザー」を搭載する。なお、好みが出るが「クリアオーディオプラス」は、古い楽曲などハマるといい音に聞こえる。作り込み過ぎ感はあるが、慣れてくるとこの音作りも楽しめるようになってくる。

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操作系は、アルバムやアーティスト、プレイリストなどをタッチ操作で選ぶ。従来の専用キーよりは直感的だが、初期ファームウェアではスクロールが遅すぎるなど楽曲が増えるとストレスがたまるものだった。最新のファームウェアではスクロール処理が軽くなり、快適に操作できるようになっているのでA30およびA40も安心してオススメできる。

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再生画面では、スワイプ操作でタイトル一覧やモード選択、音質調整へ直感的に遷移可能となり、使い勝手が向上している。

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側面には再生総計のボタンとロックスイッチがあるので、画面を見ずに操作することも可能だ。

バッテリーは、ハイレゾオーディオ(FLAC 192KHz/24bit)の再生で約27時間。電車や徒歩移動などをあわせて1日3~4時間使った場合、充電なしで5日ほど持つ。使い方としては週末に充電しておけば良い、そんなイメージだ。一方で、前モデルではそれ以上バッテリーが持っていたので、バッテリーの減りが気になってしまった。もちろん、スマホと比べたら断然バッテリーの持ちが良いので、併用することのメリットは大きい。

今やDAPは1万円台でハイレゾ対応の製品や、数十万円もするハイエンドモデルもある。予算で機種を選ぶのはもちろんだが、持ち運べる大きさ、重さなども考慮して選ぶことが重要だ。

今回紹介したA30や新製品のA40は、スマホユーザーも使いやすいタッチパネル操作と、クリアな高音と力強い中低音が楽しめる製品なのでオススメだ。


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記事執筆:mi2_303


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