Amazonがアレクサとエコーを年内に日本で展開!

アマゾン ジャパンは2日、Amazonが開発・提供するAI(人工知能)を活用した音声認識アシスタントサービス「Amazon Alexa」とそれを搭載したスマートスピーカー「Amazon Echo」を年内に日本に展開すると発表しています。

展開に先立って「Amazon.co.jp」にて事前に購入を希望する場合に招待制でEchoを購入できるようにするほか、Amazonでは「Alexa Skills Kit(ASK)」および「Alexa Voice Service(AVS)」を日本市場でも展開し、日本に向けて世界中の開発者がさまざまなAlexaによる音声体験を構築できるよう支援するとしています。

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現在、GoogleやApple、Microsoftなどの企業が音声認識やAIなどを利用したアシストサービスを開発・提供しており、その中のびとつがAmazonのAlexa(アレクサ)となります。他のアシストサービスと同様に話しかけるだけで、質問への回答を聞け、音楽の再生や、 スポーツ結果のチェックなども可能となっています。

そして、そんなAlexaを搭載したスマートスピーカーがEcho(エコー)で、Alexaを利用して音声による操作で、常にハンズフリーで利用でき、いつでも反応し、部屋のさまざまなところから声をかけ、各種の情報や音楽の再生、ニュース、天気などの情報を求めると、すぐに対応してくれます。

またEchoは遠隔音声認識技術と7つのマイクアレイによって部屋中のさまざまなところから発せられる音声を明確に聞き取り、それぞれのマイクの信号を合成する先進のビームフォーミング技術によってノイズや反響音、さらには音声指示以外の話し声さえも抑制する技術を搭載しています。

Echoはいくつかの製品がありますが、スピーカーとしての先進的なオーディオデザインには専用のツイーターと2.5インチ ダウンファイアーウーファーを組み合わせ、部屋全体に鮮明なボーカルとダイナミックな低音レスポンスを実現するDolbyプロセッシングが採用されています。

日本では日本語の問題からこうした海外のアシストサービスの展開は遅れていますが、Googleは「Google アシスタント」を日本語対応しており、この10月にもGoogle アシスタントを搭載したスマートスピーカー「Google Home」を日本に投入するといった報道がなされています。

また日本で定番コミュニケーションサービスとなった「LINE(ライン)」を提供するラインもアシストサービス「Clove」を搭載したスマートスピーカー「Wave」の先行体験版を販売し、10月以降に正式版の提供も予定しています。

いよいよ日本でもこうしたスマートスピーカーが一気に発売されてきそうです。なお、AmazonのAlexaはMicrosoftのアシストサービス「Cortana」と連携することも発表されており、Cortanaを搭載したWindows搭載機器からAlexaを呼び出したり、EchoのAlexaからCortanaを呼び出したりできるようになります。

今回の発表に当ってAmazon.comのAlexa担当 バイス・プレジデントのトニー・リード(Toni Reid)氏は「lexaとEchoに対するこれまでのお客様の反応は極めて良好です。Amazonは、AlexaとEchoを年内に日本のお客様に提供し、お客様とともにAlexaを作り上げ、進化させていけることをとても嬉しく思っています。また、ASKとAVSを提供することで、新規および既存の開発者が日本のお客様のために革新的なAlexa体験を創造してくれることを期待しています。」と述べています。



記事執筆:memn0ck


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