エイビットが展開する防災IoTをはじめとする各種展示を紹介!

千葉県・幕張メッセにて2017年11月8日(水)から11月10日(金)の3日間に渡ってリードエグジビジョンジャパンが主催する10ものIT関連展示会が合同で開催される総合イベント「2017 Japan IT week 秋」が開催されています。

法人向けをはじめとするいくつものモバイル関連の展示がされるこのイベントに取材へ行ってまいりましたので、数回に分けて会場内のブースレポートをお送りしていきたいと思います。

初回となる本記事では「第3回IoT/M2M展【秋】エリア」にて出展していた固定電話機型PHS「イエデンワ」シリーズや免許不要(電波法による無線局の免許を指す)なLPWA(Low Power,・Wide Area)の通信規格「LoRa WAN」でさまざまなIoT(モノのインターネット、Internet of things)事業を展開しているエイビットのブース展示の様子を紹介します。

【アスリートを見守るIoT、「TASUKIトラッカー」】

TASUKIトラッカーはGPSを内蔵した小型の位置情報端末で、GPSにて取得した位置情報をLoRaWANの回線を利用して送信します。

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LoRaWAN対応小型位置情報端末「TASUKIトラッカー AL-090」

特筆すべきはその「軽さ」で、重量はわずか約40g。駅伝などで利用するタスキに固定するためのホルダーを装着しても合計で約55gとアスリートの負担にならない軽さです。

電源はなんとボタン電池(CR2032ボタン電池)1個だけ。これは超低消費電力で利用できるLoRaWANだからこその特徴でしょう。またIP67相当の防水機能を持つので、悪天候の中でも利用OKです。

LoRaWANは比較的簡単にゲートウェイを設置できるので、競技のあるときにだけコース内をカバーするだけのゲートウェイを設置して、終わり次第回収するといったことができます。

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TASUKIトラッカーの正面(写真=左)と背面(写真=右)


【防災IoT関連】

防災IoT関連の展示では、春のJapan IT Weekにて紹介した「スマくい」や現在、総務省に採択され東京都・八王子市協力のもとで行っているLoRaWANを活用した河川の水位監視などの取り組みである「八王子防災プロジェクト」にて実際に使われているIoT機器などが展示されていました。

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八王子防災プロジェクトの解説パネル(写真=左)とLoRaWAN搭載の水位センサーやゲートウェイ(写真=右)

また、スマくいはさらに改良が施され、振動や傾斜などの感知すると内部に仕込まれたパトライトが点灯し、ネットワークを介して離れた場所にある監視所などに通知ライトで知らせてくれるようになっていました。

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着実に進化しているスマくい


【見どころたくさんの展示物たち】

その他、エイビットブースではここまでで紹介しきれなかった数多くのIoTやM2Mの端末が展示されていました。

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LoRaWAN搭載の水道メーター(写真=左)とあらゆる通信規格に対応できるガス検針機(写真=右)


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RaspberryPiをベースにし、PHSとLTEの両方のモジュールを搭載した汎用ネットワークBOX「Beans AK-130」


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さらに紹介しきれないほどのたくさんの端末が展示

今回のエイビットブースでは、アスリート向けのちょっと変わった端末から、防災やインフラなどの生活を支えるソリューションなどが多く展示されていました。

これらの展示物の一部は本展示会が終わった後でも東京都八王子にあるエイビット本社にある展示室で実際に見ることができます。興味がある方は一度見に行ってみるのもいいかもしれませんね!

【最後のおまけはエイビットのうまい棒!?】

今回、エイビットブースでは来場者に冒頭の写真にあるスマくいを模したデザインのオリジナルうまい棒「エイビットのうまいスマくい棒」がプレゼントされていました。味は定番のチーズとコーンポタージュでした。プレゼントはなくなり次第終了とのことで、本日でイベントは終了しますが、行かれる方はチェックみてはいかがでしょうか。

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記事執筆:河童丸


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