ファーウェイがSIMフリースマホ「Mate 10 Pro」や「Mate 10 Lite」、タブレット「MediaPad M3 Lite 10 wp」を発売!

華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)は28日、都内にて「ファーウェイ・ジャパン新製品発表会」を開催し、新たに最上級プレミアムスマートフォン(スマホ)「HUAWEI Mate 10」シリーズのうちのSIMフリーモデル「HUAWEI Mate 10 Pro」および「HUAWEI Mate 10 lite」、タブレット「HUAWEI MediaPad M3 Lite 10 wp」(ともにHuawei Technologies製)を日本で発売すると発表しています。

発売日はHUAWEI Mate 10 Proが2017年12月1日(金)、HUAWEI Mate 10 liteおよびMediaPad M3 Lite 10 wpが2017年12月8日(金)で、価格(税別)はオープンながら希望小売価格は、HUAWEI Mate 10 Proが89,800円、HUAWEI Mate 10 liteが42,800円、MediaPad M3 Lite 10 wpが37,800円。公式Webショップ「ファーウェイ・オンラインストア」などにて事前予約受付が開始されています。

なお、販売拠点は同ショップのほか、各家電量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)で機種ごとに順次取り扱われる予定で、すでにHUAWEI Mate 10 Proについては「gooSimSeller」や「楽天モバイル」、「NifMo」、「エキサイトモバイル」などにて取り扱いが案内されており、価格はgooSimsellerなら単体購入にもなる通常販売なら79,800円となっています。

機種Mate 10 LiteMate 10 ProMate 10
発売日12月8日12月1日未発売
画面5.9型FHD+液晶
(約407ppi)
6.0型FHD+有機EL
(約402ppi)
5.9インチWQHD液晶
(約499ppi)
大きさ156.2×75.2×7.5mm154.2×74.5×7.9mm150.5×77.8×8.2mm
重さ164g178g186g
SoCKirin 659Kirin 970Kirin 970
電池容量3340mAh4000mAh4000mAh
microSD
イヤホン端子
NFC
Irリモコン
防水IP67IP53


【HUAWEI Mate 10 Pro】

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HUAWEI Mate 10 ProはHUAWEI Mate 10シリーズの中で流行りの縦長ディスプレイを搭載した“ほぼ全画面デザイン”を採用したモデルで、画面はアスペクト比9:18の約6.0インチFHD+(1080×2160ドット)OLED(有機EL)ディスプレイ(約402ppi)となっています。

また画面はNTSC色域112%およびコントラスト比70000:1で、本体面積と画面占有率では「iPhone X」の8047m2および81.36%と比べてHUAWEI Mate 10 Proでは9317m2および81.61%とより全画面に近くなっているとのこと。それでいて前面には約800万画素センサーおよびF2.0レンズのフロントカメラも搭載。

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HUAWEI Mate 10シリーズの上位機種の特長であるAIに対応した専用プロセッサー「NPU(Neural Network Processing Unit)」を内蔵した最新ハイエンドチップセット「Kirin 970」(HiSillicon Technologies製)を搭載し、AI処理も高速に行える最上級クラスのプレミアムモデルとなっています。

Kirin 970はCPUがオクタコアCPU「Cortex-A73(最大2.4GHz×4コア)」+「Cortex-A53(最大1.8GHz×4コア)」、GPUが業界初採用の「Mali-G72MP12」(12コア)、そして、自社開発のデュアルISPを内蔵し、CPUは20%、GPUは20%性能向上して50%の省電力化を実現しています。

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AI処理によって翻訳機能も高速化


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これにより、通信面も進化しており、LTE UE Category 18による3波のキャリアアグリゲーション(3CC CA)と4x4 MIMO、256QAMを組み合わせて下り最大1.2Gbpsを実現し、CAは最大5波の5CC CAまで対応。さらにデュアルSIMの2つのスロットともにLTEが同時利用できるLTE+LTEのデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、LTEで通信しながらVoLTEの待受が可能となっています。なお、日本では通信速度は下り最大500Mbpsおよび上り最大50Mbpsで、ソフトバンクおよびワイモバイルの回線のみでVoLTEに対応しており、NTTドコモやauの回線においてはVoLTEが利用できないのでご注意ください。

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また背面にはHUAWEI Mate 9などと同様に「Leica(ライカ)」と協業してライカレンズのダブルレンズカメラを搭載。約2000万画素モノクロセンサーと約1200万画素カラーセンサーでともに裏面照射型CMOSを採用し、レンズの明るさは2つともF1.6。光学手ブレ補正(OIS)に対応したほか、4in1オートフォーカス(PDAF+CAF+Laser AF+Depth AP)に対応。また指紋センサーは背面に搭載。

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サイズは約154.2×74.5×7.9mm、質量は約178g、本体カラーはミッドナイトブルーおよびチタニウムグレーの2色展開。新たに防水・防塵(IP67準拠)に対応し、外観は3Dカーブデザインを採用し、背面は多層フィルムを重ねたガラスデザインになっています。

その他の共通仕様は6GB内蔵メモリー(RAM)および128GB内蔵ストレージ、4000mAhバッテリー(取外不可)およびIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2 LE、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・BDS)、赤外線リモコン、NFC Type A/B、DisplayPort 1.2、USB Type-C端子、加速度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、環境光センサー、近接センサー、ホールセンサー、気圧センサー、ハイレゾ音源対応、PCモードなど。

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OSはAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)を採用し、独自ユーザーインターフェース(UI)の「EMUI 8.0」を搭載。ハイレゾ音源に対応し、サウンド面ではaptXおよびaptX HD、LDAC HD Audioをサポート。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)が2つで、microSDカードスロットは非搭載。対応周波数帯は以下の通り。

FDD-LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/26/28/32
TD-LTE: Band 34/38/39/40/41
UMTS(WCDMA): Band 1/2/4/5/6/8/19
GSM/EDGE: 850/900/1800/1900MHz




【HUAWEI Mate 10 lite】

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HUAWEI Mate 10 liteはHUAWEI Mate 10シリーズの廉価モデルで、HUAWEI Mate 10 Proと同様に流行りの縦長画面を搭載したミッドレンジスマホです。画面はアスペクト比9:18の約5.9インチフルHD+(1080×2160ドット)IPS液晶ディスプレイ(約407ppi)を搭載しています。

チップセットはKirin 970ではなく、ARM Cortex-A53コアの2.36GHz×4+1.7GHz×4のオクタコアCPU「Kirin 659」(HiSillcon Technologies製)を搭載し、4GB RAMや64GB内蔵ストレージなどとなっています。

サイズは約156.2×75.2×7.5mm、質量は約164g、本体色はオーロラブルーよびグラファイトブラックの2色展開。OSはAndroid 7.0(開発コード名:Nougat)を採用し、独自ユーザーインターフェース(UI)「Emotion UI 5.1」を搭載。

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カメラは背面および前面ともにダブルレンズカメラで、リアカメラは約1600万画素+約200万画素、フロントカメラは約1300万画素+約200万画素に。背面には指紋センサーがあり、センサー類は他に加速度センサー、電子コンパス、環境光センサー、近接センサーを搭載。

その他の共通仕様はmicroSDXCカードスロット(最大256GBまで)および3340mAhバッテリー(取外不可)、2.4GHz帯におけるIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2 LE、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・BDS)、DisplayPort 1.2、microUSB端子(USB 2.0・OTG対応)、3.5mmイヤホンマイク端子など。

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SIMカードはnanoSIMカード(4FF)が2つのデュアルSIM対応で、片方はmicroSDカードと共用となっています。日本で使える3Gと4GのDSDSには非対応で、SIMカードスロット2はGSMのみ。携帯電話ネットワークの最大通信速度はLTE UE Category 4による下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsで、対応周波数帯は以下の通り。

FDD-LTE: Band 1/3/5/7/8/19/28
TD-LTE: Band 38/40/41
UMTS(WCDMA): Band 1/5/6/8/19
GSM/EDGE: 850/900/1800/1900MHz




【HUAWEI MediaPad M3 Lite WP】

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HUAWEI MediaPad M3 Lite 10 wpは「MediaPad M3」シリーズの最新モデルで、新たに防水・防塵(IP67準拠)に対応し、お風呂やアウトドア、キッチンなどでの利用が安心してできるようになっています。さらにワンセグおよびフルセグといった地上デジタルテレビの視聴にも対応しました。

ディスプレイは約10.1インチWUXGA(1920×1200ドット)IPS液晶を搭載し、OSはAndroid 7.0(開発コード名:Nougat)をプリインストール、独自ユーザーインターフェース「Emotion UI 5.1」を採用。本体カラーはミスティックシルバーの1色のみ。

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サイズは約248×173×7.8mm、質量は約465g。主な仕様はHiSilicon Technologies製SoC「Kirin 659」(ARM Cortex-A53コアの最大2.36GHz×4+最大1.7GHz×4)や3GB RAM、32GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大256GBまで)、6660mAhバッテリー(急速充電9V・2A対応)、約800万画素リアカメラ(AF対応)、約800万画素フロントカメラ、クアッドスピーカー、マイク、Harman/Kardon、Histen、3.5mmイヤホンマイク端子、USB Type-C端子(USB 2.0)など。

センサー類は指紋認証センサーおよび加速度センサー、照度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、位置情報取得(GPS・GLONASS・BDS)を搭載。通信は2.4および5.xGHz帯におけるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.2に対応し、Wi-Fiモデルのみが販売されます。



記事執筆:memn0ck


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