PHSテレメタリングサービス向け料金プランも2019年3月末に新規契約終了に!

ソフトバンクおよびウィルコム沖縄は12日、携帯電話・PHSサービス「Y!mobile(ワイモバイル)」において提供しているPHSテレメタリングサービス向け料金プランについて2019年3月31日(日)に新規申込受付および変更申込受付を終了すると発表しています。

ワイモバイルではすでに個人向けのPHSサービスについて2018年3月31日で新規契約および機種変更、料金プラン変更などの受付を停止していますが、さらに1年後にはM2MなどのPHSを利用したテレメタリングサービスも新規契約が停止されます。

PHS向けプランのうちテレメタリング利用規約に基づくテレメタリング契約者回線向け料金プランの新規申込受付および変更申込受け付けを2019年3月31日に停止します。なお、PHSのサービスはその後も継続され、現時点においてはPHSのサービス終了(停波)の時期は決まっていないとのこと。

ワイモバイルのPHSは1995年にDDIポケットが開始したサービスを途中、ウィルコムを経て継承したもので、ワイモバイルがスタートした頃はまだ新製品も発売されていましたが、その後、携帯電話各社が4Gに移行し、VoLTEなどを導入することで音声定額を開始するなどしたこともあり、徐々にPHS契約数も減少していました。

また個人向けだけではなく、テレメタリングなどのM2Mについても3Gや4Gの通信モジュールが小型化・低省電力化されたこと、さらにLoRaなどのLPWAも出てきたことことからPHSサービスの終了に向けて状況が進められることになりました。その他、内線などの自営網についても「sXGP」が立ち上がったことなども影響していそうです。

PHSは当初、他にもNTTドコモグループと電力各社によるアステルグループの3グループが存在していたものの、NTTドコモでは2008年1月7日にサービス終了、アステルグループも2004年12月1日に全国ローミングサービス終了し、最後にアステル東北が2006年12月20日にサービス終了しており、残るはワイモバイル(DDIポケット/ウィルコム)のみとなっています。



記事執筆:memn0ck


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