体温で発電するスマートウォッチ「POWERWATCH X」を紹介!

東京ビッグサイトにて7月4日から6日まで開催された「第29回 国際 文具・紙製品展(ISOT 2018)」と同時に「ライフスタイル総合EXPO 2018【夏】」および「販促・マーケティング総合展【夏】」としてさまざまな展示会が行われました。

これらの中でライフスタイル総合EXPOとして「第9回 DESIGN TOKYO」に出展していたビーラボが体温で発電するMATRIXのスマートウォッチ「POWERWATCH X」を展示していました。同製品は7月5日よりAmazon.co.jpや+Styleなどのオンラインショップにて販売開始されており、価格は46,224円(税込)となっています。

POWERWATCH Xは今年4月に国内販売が開始されていたMATRIX製スマートウォッチ「POWERWATCH」の上位機種にあたり、POWERWATCHで培った体温発電システムをさらに強化し、防水性能の向上やスマートフォン(スマホ)と連動した電話・SMS着信の通知機能などを盛り込んでいます。

今回出展ブースではPOWERWATCHとPOWERWATCH Xの両製品が展示されていましたので、その違いなどを中心にご紹介します。

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身につけているだけで発電する驚きの充電システム


■温度差による発電機構
スマートウォッチに限らず、腕時計型のガジェットの電力源と言えばボタン電池か充電式バッテリー、もしくは太陽光発電や自動巻充電などが一般的ですが、体温による発電システムを搭載したスマートウォッチは、POWERWATCHが世界初となります。

原理としては体温と気温の温度差によって発電するというもので、担当員の説明によれば1~2度の温度差から発電は可能とのこと。本体裏側を腕などの皮膚に当てて30秒ほど待つと発電が始まり、スマートウォッチのディスプレイ上にゲージとして発電状況が表示されます。

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文字盤の周囲に伸びる白いゲージが発電量を表している


バッテリー持続期間は満充電であれば使い方にもよるものの半年から1年程度持つとのことで、普段トレーニングの際に身に着けていれば自然と充電が行われるためバッテリー切れを心配する必要はまったくないとのことでした。

■機能はシンプルに使いやすさを重視
文字盤には有機ELが使用されており、表示自体はシンプルなデジタル時計といったところ。スマートウォッチとしては消費カロリー計測や歩数計、睡眠量計などが搭載され、そのほかの機能ではストップウォッチやLEDライトが利用できます。

さらに初代となるPOWERWATCHでは発電システムによる発電量が小さかったために実現できなかった電話・SMS着信の通知機能を搭載。スマホなどとBluetooth接続することで消費カロリーや歩数計の情報などはAndroid/iOS用アプリと連携することができます。

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左がPOWERWATCH、右がPOWERWATCH X


POWERWATXH Xでは発電量を上げるために若干のサイズアップが図られており、初代POWERWATCHが直径46mm、厚さ12.5mmであるのに対し、直径50mm、厚さ13.5mmとなっています。

また重量も初代POWERWATCHが50~60gであったのに対しPOWERWATCH Xでは60~70gとわずかに重くなっていますが、実際に腕につけた感覚では十分に軽くトレーニングの邪魔になるほどではありません。

サイズアップは防水性能の向上にも寄与しており、POWERWATCHが50m防水であったの対しPOWERWATCH Xでは200mまでの防水性能を有しています。

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初代POWERWATCHはブラックとシルバーモデルの2種がある


ベルトは本体の種類やカラーに依存しており、初代POWERWATCHのシルバーモデルでは一般的なファブリックタイプ、ブラックモデルではメッシュチェーンタイプ、そしてPOWERWATCH Xではラバータイプとなっています。

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POWERWATCH・ブラックモデルのベルト。メタルバンドをマグネットで固定するタイプ


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POWERWATCH Xのバンドはラバー製で腐食に強く扱いやすい


スマートウォッチに多機能性は必要ないけれども毎日のように充電する手間が煩わしいという方に向いた端末ではないでしょうか。スマホなどとのアプリ連携や電話の通知機能なども必要ない方には初代POWERWATCHも良い選択肢です。こちらは35,424円(税込)でAmazon.co.jpなどのオンラインショップにて販売されています。

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スポーツウェアのようにスマートウォッチを身に着けよう






記事執筆:秋吉 健


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