2.45インチの超小型SIMフリースマホ「Jelly Pro」をAndroid 8.1 Oreoにしてみた!

既報通り、Unihertzが販売している約2.45インチワイドQVGA(240×432ドット)液晶を搭載したLTE対応の超小型スマートフォン(スマホ)「Jelly Pro」に対して最新プラットフォーム「Android 8.1(開発コード名:Oreo)」へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を7月13日より順次提供しています。

数日中に順次リリースされるということで、当初なかなか筆者のJelly Proにはソフトウェア更新が配信されて来ませんでしたが、昨日にようやく更新できたので、今回は実際にアップデートしてみて注意点と更新後の変更点を軽く触ってみた範囲で紹介していきます。

OSバージョンアップは初期化が必要

Jelly ProをAndroid 8.1 OreoにOSバージョンアップする際の注意点などは公式にもいくつか記載されていますが、その他にも更新後にファクトリーリセット(初期化)をするよう案内が出るようになっています。

案内が出たら実際にファクトリーリセットをしなければ起動することができないため、更新前にデータやアプリなどはSDカードなどにバックアップを取ってから実施するようにしてください。

今回の更新によって変更される内容はすでに紹介している「Unihertz、超小型SIMフリースマホ「Jelly Pro」にAndroid 8.1 OreoへのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を提供開始!Face IDやフリップミュートなどの新機能も追加 - S-MAX」をご参照ください。主にAndroid 8.1 OreoへのOSバージョンアップのほか、フリップミュートやFace IDといった新機能が追加されています。

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更新は通知が来たら通知エリアから手順に従って実施するほか、「設定」→「端末の状態」→「ワイヤレスアップデート」から更新があるかどうかをチェックして更新があれば、同じく手順通りに実施します。

なお、アップデートファイルは約1GBあるためダウンロードには無線LAN(Wi-Fi)を使用した方がオススメで、筆者の環境ではアップデートにかかった時間は約15分でした。

しかし、ここで注意点が.......

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更新が完了したと思ったら「データが壊れているため、ファクトリーリセットをかけなければ先に進めない」というメッセージが表示されてしましました。

データが壊れていると表示されてしまったので、仕方なくボリュームキーでファクトリーリセットを選択し次の画面へ.......。

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すべてのデータを削除しますかとのメッセージ


仕方なくファクトリーリセットを実行し次へ進むと、無事にアップデートが完了して初期セットアップの画面が表示され、セットアップが終わるときちんとAndroid 8.1 OreoへOSバージョンアップされて使えるようになりました。

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これまでとの動作の違いは!?

Jelly Proを無事(?)にAndroid 8.1 OreoへOSバージョンアップしたところ、初期化したおかげもあるかもしれませんが、既存のAndroid 7.0(開発コード名:Nouga)の時よりもサクサクと動作しています。

公式の案内にある変更点以外に気になった変わった点としてはUI(ユーザーインターフェース)の変更があり、バッテリーのパーセント表示が常にされるようになって利便性が増しました。

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さらにはAndroid 8.1 Oreoになったことにより、BluetoothではAndroid標準で対応しているaptX HDもサポートし、さらにBluetooth機器の電池残量表示にも対応しており、細かいですが嬉しい改善点と思いました。

初期化が必要だということで少し手間のかかるJelly ProのAndroid 8.1 OreoへのOSバージョンアップですが、筆者の手元にあるJelly Proではほとんど不具合もなく快適に使用できているので、Jelly Proを持っている人は是非、アップデートしてみてはいかがでしょうか。



記事執筆:hiroaki


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