SoftBank World 2018に出展したシャープブースを紹介! |
ザ・プリンス パークタワー東京にて7月19日と20日の2日間開催されたソフトバンクグループ最大規模の法人向けイベント「SoftBank World 2018」にシャープが出展し、腕時計型ウェアラブルデバイス「funband」(ファンバンド)や猫用システムトイレ型ペットケア用品「ペットケアモニター」を展示しました。
funbandはすでにプロ野球球団の応援グッズとして販売されているもので、ホームランやファインプレイなど試合中のプレイ内容などがリアルタイムに情報として送られてくるだけではなく、LEDによる演出や振動機能との連動によって応援を盛り上げるアイテムとして好評を博していますが、これをビジネスツールとして活用するための展示が行われていました。
ペットケアモニターは7月30日より発売が開始された新商品で、トイレに内蔵された各種センサーによって愛猫の体調管理を簡単に行なえ、外出先でもスマートフォン(スマホ)などでその様子を確認できるというものです。両製品を写真とともにご紹介します。
■ファングッズからビジネスツールへ「funband」
funbandは前述のようにプロ野球の観戦グッズとして実績があり、スポーツ観戦時の興奮を光や振動で伝えることでプレイヤーとの一体感を味わえるデバイスとして好評を博していますが、この機能がBtoBやBtoBtoCなどでも優位に利用できるのではないかというのがシャープの目論見です。
funbandはスマホとBluetoothによって接続されるウェアラブルデバイスです。ビジネスでの活用例としては、企業向けのクライアントアプリやクラウドプラットフォームを通じて従業員の行動管理や利用者からの情報収集・解析を行うことが可能です。またスケジュールリマインダー的に利用したり工場での作業時に次の作業の指示を行うといった単純な業務管理にも向いているデバイスと言えそうです。
本体はメインユニットとバンド部を合わせても39g程度と非常に軽量でバンドの素材には柔軟性の高いエラストマー樹脂を採用しているため、装着時に手首を痛める危険性も低くデザインされています。またバンド部分は好みのカラーを設定できるほか、クライアントの要望に合わせたプリントを行うことが可能なので業務や用途に合わせたカスタマイズが可能です。
シャープではテーマパークやコンビニエンスストア、ホテルスタッフなどでの利用例を挙げつつビジネスツールとしての活用をさらに模索していくとしており、スマホやスマートウォッチとは違う低価格の腕時計型デバイスの可能性が期待されるところです。
■愛猫の様子をいつでも知りたいあなたに「ペットケアモニター」
ペットケアモニターでは猫の排泄時間や回数を記録するだけではなく、本体に内蔵された重量センサーによって猫の体重や排泄物の重さなどを計測し、その変化などを飼い主のスマホへ送信してくれます。
また同時発売されている個体識別バッジを用いることで3匹までの個体識別が可能で、それぞれの猫がペットケアモニターを利用した回数などを個別に管理することができます。
ペットケアモニターとともに発売されているのは交換用上部ユニットと個体識別バッジ、トイレに用いるメットケアモニター用チップおよびシートなどです。本製品の情報を閲覧するスマホアプリとしては「COCORO PET」(月額324円・税込)が用意され、各情報が数値やグラフによって見やすく表示されます。
COCORO PETでできることは計測された情報のモニタリングのみであり、その情報を元にした健康管理のアドバイスや病気の診断などは行っていないとのことです。
これは安易に診断を行うことで利用者による猫の健康管理が疎かになってしまったり、誤計測などによる誤診が重大事象を招く恐れがあることによるものだとしており、飽くまでも得られた情報からユーザーが猫の体調や行動を把握しその管理に役立てるツールとして使ってほしいとのことでした。
価格はペットケアモニター本体が 26,784円(税込)、個体識別バッジが 4,298円(税込)、ペットケアモニター用シート(3~4日で交換タイプ・20枚入)が864円(税込)、ペットケアモニター用チップ(2.5L入)が648円(税込)となっています。
また発売記念キャンペーンとしてCOCORO PETの月額料金が無料になるキャンペーンを9月2日まで実施しています。いつでも猫の様子を知りたいという愛猫家の方は、この機会にペットケアモニターを利用してみるのも良いかもしれません。
記事執筆:秋吉 健
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