前面QWERTYキーボード搭載のSIMフリースマホ「BlackBerry KEY2」が9月7日発売!

TCLコミュニケーションの正規代理店であるFOXは31日、今夏に発売予定としていた前面下部にQWERTY配列のハードウェアキーボードを搭載したミッドハイレンジスマートフォン(スマホ)「BlackBerry KEY2」を2018年9月7日(金)に発売すると発表しています。

価格(税別)はすでに案内されているように内蔵ストレージが64GBで本体カラーがシルバー(Silver)のモデル(型番:BBF100-8)が79,800円、内蔵ストレージが128GBで本体カラーがブラック(Black)のモデル(型番:BBF100-9)が89,800円で、すでに公式Webストアなどにて8月31日より予約販売が実施されています。

また販路としてこれまでの量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)に加えて新たにKDDIおよび沖縄セルラー電話から公式アクセサリーブランド「au +1 collection」として販売されることが発表されています。製品としては他の販路と同じSIMフリー版で、取り扱われるのはブラックモデルのみ。合わせてau直営店やビックカメラ主要店舗、caseplay HINKA RINKA 銀座店にて実機展示が行われているとのこと。

auショップやKDDIおよび沖縄セルラーの直営店といった店舗のほか、公式Webストア「au Online Shop」で販売され、販売を記念した「BlackBerry KEY2予約キャンペーン」が2018年9月6日(木)まで実施されています。BlackBerry KEY2をauショップおよびKDDIおよび沖縄セルラーの直営店、au Online Shopで予約して購入したau契約者全員にケース「LORNA PASSONI Kipskin Leather Folio Case for BlackBerry KEY2」をプレゼントされるということです。

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BlackBerry KEY2は昨年発売された「BlackBerry KEYone」の後継機種で、BlackBerryの象徴でもある前面QWERTYキーボードをより使いやすくデザインし直したほか、各種スペックが向上した機種となっています。なお、当初は日本向けモデルは日本語入力アプリ「Simeji」がプリインストールされているとされていましたが、その後に撤回されてプリインストールされているのは「iWnn」になっています。

最大の特徴であるQWERTYキーボードは前機種のBlackBerry KEYoneよりも約21.6%大きくなり、より押しやすく正確な入力が可能となり、引き続き、BlackBerry KEYoneと同様にQWERTYキーボード部分の表面がタッチパネルとなってタッチ操作ができる「Touch-Enabledキーボード」を搭載し、指紋センサーも内蔵されています。

またショートカットキー機能が利用できる「スピードキー」を新搭載し、BlackBerry KEYoneではホーム画面時にしかショートカット機能が使えませんでしたが、スピードキーと任意の他のキーを押すことで他のアプリが起動中でも特定のアプリや機能を起動することができるようになっており、さらに快適にキーボード操作が可能となっています。

ショートカット機能はスピードキーと一緒に押す任意のキーそれぞれに短押しもしくは長押しの2つを割り当て可能で、例えばスピードキー+「P」キーの短押しで電話アプリ、スピードキー+「P」キーの長押しでPowerPointアプリの起動といったことが可能。

FOXではBlackBerry KEYone以前では日本語入力・変換が最適化されていなかったため、せっかくのキーボード搭載なのにウィークポイントとなってしまっていたものの、新たに開発したiWnnベースの日本語入力アプリによって季節・時間帯・時制(過去・未来)などの状況に合わせた予測変換や冒頭の文字のみ入力し、残りの読み長から予測変換の候補を絞り込むことができる機能など、これまでのBlackBerryキーボードでは実現できなかった日本語入力が可能になっているとしています。

なお、引き続きBlackBerryキーボードも搭載しており、入力の切替可能で、キーボードのスワイプ操作によるBlackBerry独自の文字入力はBlackBerryキーボードのみの機能となっているとのこと。

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外観はBlackBerry KEYoneよりもよりスクエアとなっており、外部スピーカーなどをなるべく左右上下対称のシンメトリーデザインとし、本体右側面には音量上下キーや電源/スリープキーの他にコンビニエント(便利)キーを搭載。本体カラーはBlackのほか、フレームなどがアクセントで銀色となっているSilverの2色展開。なお、フレームには7000シリーズのアルミニウム、ディスプレイを覆うガラスには「Corning Gorilla Glass」が採用されているとのこと。サイズは約151.4×71.8×8.5mm、質量は約168g。

ディスプレイはBlackBerry KEYoneと同じアスペクト比2:3の約4.5インチ1080×1620ドットIPS液晶(約434ppi)を採用し、画面の大きさにしては大容量の3500mAhバッテリーを搭載し、電池持ちも良くなっています。本体下側面にはUSB Type-C端子(USB 3.0・OTG対応)を備え、急速充電「Quick Charge 4.0」に対応し、36分間で50%の高速充電が可能。

チップセット(SoC)はQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 660」、内蔵メモリー(RAM)は6GBを搭載。背面にはデュアルカメラを搭載し、サムスン電子製の約1200万画素デュアルピクセルCMOS(1画素1.28μm)+F1.8レンズ(画角79.3°)と約1200万画素CMOS(1画素1.00μm)+F2.6レンズ(画角50°)の構成で背景をぼかして人物を際立たせる「ポートレート機能」に対応。またフロントカメラは約800万画素CMOSの固定焦点のワイドアングルレンズ(F2.2)を搭載し、友だちなどと一緒に自撮りする「グルーフィー」も可能に。背面だけでなく前面にもフラッシュライトに対応。

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その他の仕様では2.4および5.xGHzデュアルバンドでIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth 5.0 LE+EDR、microSDXCカード(最大2TB)、NFC Type A/B、FMラジオ、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・BeiDou・Galileo・OTDOA)、加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー、ホールセンサー、環境光センサー、電子コンパスなど。

OSはAndroid 8.1(開発コード名:Oreo)を採用し、BlackBerryのセキュリティー機能「DTEK by BlackBerry」に対応し、BlackBerry HUBやメッセンジャーアプリ「BBM」、BlackBerry Password Keeper、カレンダーなどのBlackBerryオリジナルアプリがプリインストールされています。

通信面では日本向けはNTTドコモおよびau、ソフトバンクの回線に対応し、3波のキャリアアグリゲーション(CA)によって下り最大225Mbpsまで利用可能だとのこと。またSIMカードは日本向けのSilver(BBF100-8)がデュアルSIM、Black(BBF100-9)シングルSIMで各SIMカードスロットはnanoSIMカード(4FF)サイズとなっています。BBF100-8およびBBF100-9の対応周波数帯は以下の通り。

4G LTE:
Band 1/2/4/3/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/38/39/40/41

3G:
Band 1/2/4/5/6/8/19




記事執筆:memn0ck


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