4K大画面でHDR対応の最新液晶テレビAQUOSが登場!

シャープは9月27日、都内にて「新製品発表会」を開催し、12月1日開始予定の新4K衛星放送に対応する液晶テレビ「AQUOS 4K」および、4K放送に対応するチューナー、Blu-rayを搭載したレコーダー「AQUOS 4Kレコーダー」を発表した。

液晶テレビAQUOS 4Kは、60インチの4T-C60AN1、50インチの4T-C50AN1、45インチの4T-C45AL1の3モデルをラインナップ。60インチと50インチモデルが11月17日発売、45インチモデルが12月22日に発売となる。市場想定価格は60インチモデルが28万円前後、50インチモデルが20万円前後、45インチモデルが15万円前後(全て税抜)を予定している。

また、既存の4Kテレビでも4KチューナーおよびAQUOS 4K レコーダーを組み合わせることで、新4K衛星放送が楽しめるようになる。4Kチューナー4S-C00AS1の市場想定価格は3万2,000円前後、4TB HDDを搭載したレコーダー4B-C40AT3の市場想定価格は14万円前後、2TB HDDを搭載した4B-C20AT3の市場想定価格は11万円前後としている。

今回は、AQUOS 4Kの昨日および、家電やスマートスピーカーと連携するAIoT機能について紹介していく。

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AQUOS 4Kはその高精細な液晶パネルで、4K映像なら高解像度コンテンツの奥行き感を表現。一方で地上デジタル放送などの場合、4Kマスターアップコンバートプロによって、4K相当の解像感がある映像に復元する。


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新4K衛星放送ではBT.2020という広い色域のデータを含む映像が降ってくる。この色域規格の色彩を忠実に再現することで、制作者が見せたい映像を楽しむことができるようになる。


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さらにHDR(ハイダイナミックレンジ)の規格であるHDR10、そしてHLG(ハイブリッドログガンマ)という広い輝度情報もデータに含まれている。この輝度情報を忠実に再現することで、暗いところから明るい所まで表現したリアルな映像となるのである。


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なお、4K放送は外付けのHDDを取り付けることで、録画可能となる。ちなみに、4TB HDDを搭載するAQUOS 4Kレコーダーでは4K映像を約262時間、2TB HDDで約130時間保存可能であるとのこと。


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4KチューナーもUSB接続のハードディスクを追加することで録画も楽しめるようになる。


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シャープの液晶テレビAQUOSにはAndroid TVを内蔵したモデルがあり、テレビで楽しむ「COCORO VIDEO」や「COCORO MUSIC」、「COCORO GAME」といった有料のコンテンツ配信サービスが実装されている。


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今回発表となったAQUOS 4Kからスタートする新サービスが「COCORO CALENDAR」だ。COCORO CALENDARは、AQUOS 4Kの起動時にAIとクラウドを使ってオススメを表示する「COCORO VISION」と連携しており、登録したスケジュールを優先順位の高い順にレコメンド表示してくれるのだという。

COCORO CALENDARはジョルテのサービスをベースとしており、11月からのサービス開始を目指す。今後のアップデートでAQUOS 4K以外のAndroid TV搭載液晶テレビAQUOSでも利用可能となる予定だ。


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COCORO CALENDARは、自治体やイベント主催者からの情報がレコメンドされ、気になるイベントを予定として簡単に登録可能だ。

こうしたレコメンド機能のほかに、直接リモコンに音声で予定を登録することもできる。登録した予定は、アプリ「ジョルテッシモ」でクラウド連携し、スマートフォンからも予定の確認も可能となる。


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テレビを介してGoogleアシスタントの利用も可能となった。リモコンに新たにGoogle芦端とボタンが新設され、音声による天気や交通情報などの確認ができるほか、Googleホームの機能を利用してシャープのAIoT家電との連携も可能となった。
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対応するシャープ製家電として「COCORO KITCHEN」や「COCORO AIR」に対応する、ヘルシオやヘルシオホットクック、プラズマクラスター加湿空気清浄機、プラズマクラスターエアコンなどである。


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例えば、他の部屋にあるエアコンをコントロールしたり、食材からオススメの料理を検索し、スマートフォンやAQUOS ポータブルのCOCORO KITCHENでそのレシピを確認したりすることができる。COCORO KITCHENアプリから、ヘルシオへ調理法を転送することで火加減や時間などはおまかせで簡単調理が可能となる。



動画リンク:https://youtu.be/1JxJz8yU9-A


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AQUOS 4Kは、2019年から拡大していく新4K衛星放送の視聴・録画を訴求するだけではなく、家電連携やテレビが様々なコンテンツやリアル世界との接点となるよう設計された家の中心的な製品である。


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4K HDR(HDR10/HLG)対応で、ULTRA HD ブルーレイ、そして家庭用ゲーム機との相性が良さそうで、なかなか面白い製品だと感じた。

記事執筆:mi2_303




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