デザインがゲーミングPC過ぎない!?ちょうど良いノートPC「ALIENWARE m15」を発売

デルが都内にて「ALIENWARE新製品発表会」を10月23日に開催し、同社のゲーミングパソコン(PC)ブランド「ALIENWARE」史上で最薄デザインの15インチゲーミングノートPC「ALIENWARE m15」を発表した。厚さは前面17.9 mm・後面21 mm、重さ2.16 kgである。

ベースモデルは4種類、プロセッサーは共通でIntelの第8世代ラップトップPC向けの「Core i7-8750H」(6コア12スレッド)、内蔵メモリー(RAM)は8GB~32GB、ストレージは1TB SSHDと256GB PCIe M.2 SSDおよび512GB PCIe M.2 SSDの組み合わせ、ビデオカードはNVIDIAのGeForce GTX 1060 6GB/GeForce GTX 1070 Max-Q デザイン 8GB、画面は約15.6インチで、FHD(1920×1080ドット)の60Hzもしくは144Hz、UHD(3840×1920ドット)の60Hzから選択可できる。

なお、天板のカラーはエピック シルバーとネビュラ レッドの2色あるが、ネビュラ レッドはFHD 144Hzのみとなるので注意したい。すでに10月30日より公式Webショップ( https://www.dell.com/ja-jp/shop )で販売されており、最小構成の標準価格は184,980円(税抜)からながらシーズンごとのセール割引によりさらに安く購入することも可能だ。

ALIENWAREを含むゲーミングPCは、デスクトップ型からノート型とさまざまなサイズに合わせて進化し続けている。ALIENWAREの中でも新機軸となる薄型デザインのALIENWARE m15はどんなノートPCなのか写真と動画で紹介していく。

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前述した通りALIENWARE m15はベースモデルがない新機軸のゲーミングPCだ。コンセプトは、ゲーミングPCを外に持ち出して最高のスペックで楽しめると言うことである。

というのも、ゲーミングノートPCは十分な冷却性能を確保するために大きく、そして重い。そんなゲーミングノートPC定番の6コアのH型番CPUを搭載しつつ、持ち運べる薄さと軽さを実現することで、外出先での利用など新たな使い方を提案する。

バッテリーは90Whの大容量バッテリーにカスタマイズすることでアイドル状態において最大17時間の駆動が可能となる。

薄型ボディを実現するために、外装にはプレミアムマグネシム合金を採用し、軽量化と堅牢性を確保している。


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ビデオカードはGeForce GTX 1060のオーバークロック版とGeForce GTX 1070 Max-Qデザインの2種類。従来のALIENWARE 15が搭載するGeForce GTX 1070は”MAX Performance”版であるため、ALIENWARE m15のMax-Q デザイン版は若干パフォーマンスが落ちるものの、電力効率や放熱の面で製品の方向性と合致しているといえる。


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なお、3DMarkのベンチマーク上では、ALIENWARE m15に搭載するMAX Performance版のGeForce GTX 1060を100%とした場合GeForce GTX 1070 Max-Qデザイン版31%もパフォーマンスが向上しているという。


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ALIENWARE m15の背面には専用ケーブルで接続する外付けのGPUボックス「Alienware Graphics Amplifier」が接続可能で、将来的にさらにハイエンドのビデオカードを接続してグラフィックパフォーマンスの向上が図れる。このAlienware Graphics Amplifier接続を見据えて、GPUにはGeForce GTX 1060を選択するのもありかと思う。


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ゲーミングPCということで、ド派手な色使いや奇抜なデザインなのかとおもったが、これまでのALIENWAREとは異なる汎用性の高いデザインを採用している。このデザインで、従来のゲーミングPCを求めている層とは異なるカジュアルゲーマーやノートPCに対してハイパフォーマンスを求める層などのユーザー層開拓も視野に入れている。

キーボードはテンキー付きのもので、スペースバーの下にタッチパッドがあるなど、使いやすさにもこだわりがあるようだ。


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FHDで144Hz駆動のFHDパネルを選択すると、ネビュラ レッドの天板を選ぶことができる。ネビュラ レッドの天板は表面がサラサラの加工がなされている。

144Hz駆動のモニターを搭載する赤い天板のモデルは、他プレイヤーの索敵を重視するゲームなどをプレイする上で必須な機能を備えたゲーミングPCの証とも言えそうだ。


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右側面(写真=上)にはUSB 3.0 Type Aポートが2つ、左側面(写真=下)にはNobleロック ポート、KillerネットワークE2500ギガビット イーサネットNIC、電源オフ時でもスマートフォンなどを充電可能なPowerShareテクノロジー対応 USB 3.0 Type-Aポート、ユニバーサル・オーディオ・ジャックがある。


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背面にはHDMI 2.0、Mini-Display Port 1.3、Thunderbolt 3ポート、Alienware Graphics Amplifierポート、電源ポートがある。特徴としては、Thunderbolt 3ポートやAlienware Graphics Amplifierポートなど拡張製に優れており、こうした取り回しが邪魔になる太いケーブルなどは背面から取り出せるよう設計されている。



動画リンク:https://youtu.be/nevy7ArKJn0


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ALIENWARE m15は、外出先や遠征先などいつでもゲームを楽しむ・練習するといった用途や、UHDパネルを選択して写真や動画編集に利用するなど、しっかりとした冷却性能をもつ“ちょうど良い”PCを必要とするユーザーに最適だと感じた。

デル株式会社


記事執筆:mi2_303


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