docomoとauの最新フラッグシップスマホ「Galaxy S10」と「Galaxy S10+」を写真と動画でまとめてチェック!

サムスン電子の最新フラグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S10」および「Galaxy S10+」がNTTドコモおよびauから「2019年夏モデル」として発表されました。まずはau向け「Galaxy S10 SCV41」および「Galaxy S10+ SCV42」が本日5月23日(木)に発売されます。

発売に先立ってauショップや量販店などのau取扱店や公式Webストア「au Online Shop」などにて事前予約受付が実施されており、価格(すべて税込)はGalaxy S10 SCV41が本体価格102,000円の実質負担額58,776円から、Galaxy S10+ SCV42が本体価格114,960円の実質負担額65,256円からとなっています。

一方、NTTドコモ向け「Galaxy S10 SC-02L」および「Galaxy S10+ SC-03L」は新料金プラン「ギガホ」と「ギガライト」の提供開始に合わせて6月1日(土)に発売され、同じくすでにドコモショップや量販店などのドコモ取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約受付が実施されています。

価格はGalaxy S10 SC-03Lが本体価格89,424円、Galaxy S10+ SC-04Lが101,088円で、NTTドコモでは合わせて6月1日より分割払いに36回を導入するとともに25ヶ月以降に購入した製品を返却すると最大12回の割賦金が免除される「スマホおかえしプログラム」も提供され、両機種とも対象となるため、Galaxy S10 SC-03Lが実質負担額59,616円から、Galaxy S10+ SC-04Lが実質負担額67,392円からです。

また4機種ともにサムスン電子ジャパンによる「事前予約キャンペーン」が実施され、予約・購入して専用Webページから応募するともれなく完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」がもらえます。詳細はNTTドコモ向け( https://www.galaxymobile.jp/docomo2019s10/ )、au向け( https://www.galaxymobile.jp/au2019s10/ )にてご確認ください。

Galaxy S10シリーズは今年2月にアメリカ・サンフランシスコで実施された発表会「Galaxy UNPACKED 2019」で発表され、国内では今年3月に東京・原宿にオープンした「Galaxy Harajuku」で先行展示されるなど、国内での正式発表・発売を心待ちにしていた人も多いでしょう。今回は各社の発表会場に併設されたタッチ&トライコーナーにて実機に触れる機会がありましたので、NTTドコモ向けおよびau向けのGalaxy S10・S10+の外観や特徴を各社の違いを含めて写真と動画を交えて紹介します。

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NTTドコモ向けGalaxy S10 SC-03LとGalaxy S10+ SC-04Lの各カラーバリエーション


【docomoとauの違いはカラーバリエーションと背面ロゴ。通常の白いGalaxy S10+はauのみ】

Galaxy S10およびGalaxy S10+はサムスン電子のフラッグシップスマホ「Galaxy S」シリーズの10周年を記念する同社の技術を結集した集大成で、新たに画面右上にパンチ式の穴が開けられた「Infinity-O Display」や超音波式画面内指紋センサーなどの新要素を取り入れつつ、大画面ながら持ちやすい全画面デザインや光学ズームに対応したトリプルカメラなどを搭載したハイエンドモデルです。

Galaxy S10とGalaxy S10+の主な違いは画面サイズや電池容量のほか、フロントカメラがGalaxy S10はシングルカメラ、Galaxy S10+はデュアルカメラとなっているなどしており、Snapdragon 855や6GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロットなどの基本仕様は共通となっています。各機種の詳細な製品情報は以下の記事も合わせてご覧ください。

NTTドコモがフラッグシップスマホ「Galaxy S10 SC-02L」と「Galaxy S10+ SC-03L」を発表!6月1日発売で、価格は8万9424円と10万1088円。FeliCaやフルセグ、1576Mbpsに対応 - S-MAX
au向け最新フラッグシップスマホ「Galaxy S10 SCV41」と「Galaxy S10+ SCV42」が発表!5月23日発売。Infinty-Oディスプレイやトリプルカメラに加え、FeliCaやフルセグ、1Gbpsに対応 - S-MAX

一方、NTTドコモとauの各機種の違いはカラーバリエーションや背面のロゴ、プリインストールアプリ、携帯電話ネットワークにおける最大通信速度などとなっています。カラーバリエーションはGalaxy S10ではNTTドコモとauのどちらも共通の「Prism White」および「Prism Blue」「Prism Black」の3色展開となりますが、Galaxy S10+ではNTTドコモは「Prism Black」の1色のみに対し、auは「Prism White」も加えた2色から選ぶことが可能です。

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au向けGalaxy S10 SC-03LとGalaxy S10+ SC-04Lの各カラーバリエーション

なお、NTTドコモではGalaxy S10+のPrism Whiteをベースにした2020東京オリンピック限定モデル「Galaxy S10+ Olympic Games Edition SC-05L」をドコモオンラインショップで1万台限定で販売しますが、Galaxy S10+ Olympic Games Edition SC-05Lについては別途レポートしたいと思います。

またカラーバリエーション以外の違いとしては本体背面側のデザインがあり、NTTドコモ向けは中央に大きく同社の「docomo」ロゴが入りますが、au向けは「au」などの同社のロゴは入らず、本体下部に小さく型番が入るのみとなっています。ちなみに海外向けでは背面に「SAMSUNG」ロゴがありますが、両社向けともに「SAMSUNG」ではなく「Galaxy」に変更されています。

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NTTドコモ向けではGalaxy S10 SC-03LおよびGalaxy S10+ SC-04Lともに中央に「docomo」、下部に「Galaxy」のダブルロゴに


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こちらはau向けGalaxy S10 SCV41およびGalaxy S10+ SCV42で、中央に「Galaxy」のみ。以前の製品では下部に入っていた「au」ロゴはない


【Galaxy S10およびGalaxy S10+の各部をチェック】

続いて、NTTドコモおよびau向けのGalaxy S10とGalaxy S10+の各部をチェックしていきます。なお、前述通りにフロントカメラがGalaxy S10はシングルカメラ、Galaxy S10+はデュアルカメラであることを除くと、両機種の外観上はサイズ以外ではデザインや部品配置などに大きな違いはありません。

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デザインはGalaxy S8シリーズやGalaxy S9シリーズを継承する近未来感のある流線型フォルムを採用

まず注目したいのはディスプレイ内にフロントカメラが位置する特徴的な「Infinity-O Display」を搭載している点です。パッと見の印象はGalaxy S8シリーズ以降を踏襲したデザインとなっていますが、フロントカメラがディスプレイ内に移動したことで、特にベゼル上部は狭くなっています。

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背面にはGalaxy S10・Galaxy S10+ともにトリプルカメラを搭載

背面のリアカメラは広角(メイン)および超広角、望遠の3つのレンズ・センサーによるトリプルカメラ構成。前機種のGalaxy S9シリーズまではGalaxy S9+のみデュアルカメラと、ノーマルモデルとプラスモデルに違いがありましたが、今回はGalaxy S10およびGalaxy S10+ではどちらもトリプルカメラになり、画面サイズで選んでも機能や性能が劣るといったことがないのは嬉しい進化です。

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本体側面は右側に電源キー、左側に音量上下キーとBixbyキーが配置されています。これらもGalaxy S8シリーズ以降で変化のない部分となり、Galaxy S8シリーズからちょうど2年が経過するタイミングで後継機種への買い替えを検討している場合に買い替えても戸惑わず使えるポイントになりそうです。

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外部接続・充電端子は本体下側面にUSB Type-C端子を搭載し、充電はUSB-PDでの急速充電にも対応します。また3.5mmステレオイヤホンマイク端子も引き続いて搭載されているため、有線接続でイヤホン・マイクの利用が可能です。

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ディスプレイにはあらかじめフィルムが貼り付けられています。海外ではGalaxy S10シリーズと同時に発表された折りたたみスマホ「Galaxy Fold」について最初に貼り付けられている保護フィルムを外すことでディスプレイが破損してしまうことが問題になりましたが、Galaxy S10やGalaxy S10+のフィルムは剥がしても問題なしとのことでした。

【初搭載の超広角カメラや画面内指紋認証、待望のBixbyボタンの機能割当など】

タッチ&トライではGalaxy S10およびGalaxy S10+の各機能について試す時間もあり、カメラ機能ではGalaxy Sシリーズで初めての搭載となる「超広角カメラ」の画角を確認できるジオラマの展示もありました。

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1枚目は超広角カメラ、2枚目は望遠カメラで撮影した写真ですが、撮れる写真にかなりの違いが確認できます。

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またこちらもGalaxy Sシリーズでは初搭載となる画面内指紋認証で、生体認証によるセキュリティー機能はGalaxy S8シリーズやGalaxy S9シリーズから変更され、指紋センサーの方式や位置が変わったほか、顔認証は引き続いて対応していますが、虹彩認証は非対応となりました。

指紋認証はGalaxy S7シリーズまではディスプレイの下に指紋センサーを兼ねたホームキーが搭載されていたところ、Galaxy S8シリーズ以降では背面のカメラ付近に移ったことで使い勝手に不満を覚える人の声も多かったのですが、画面内指紋センサーを搭載したことでディスプレイの周りの縁(ベゼル)を狭めつつ、使い勝手のいい本体前面で指紋認証を行えるようになったのは大きな進化と言えるでしょう。

さらに画面内指紋認証はすでに「OPPO R17 Pro」などもディスプレイ内指紋認証に対応していますが、これまでの製品では「光学式」のセンサーモジュールを採用していましたが、Galaxy S10およびGalaxy S10+ではまだまだ採用例も少ない「超音波式」で光学式よりも認証の精度や速度が良く、ロック解除の速さは従来のタッチセンサー式と遜色ないほどです。

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また本体左側面に設けられたBixbyキーはGalaxy S10およびGalaxy S10+からは好きな機能やアプリの呼び出しに変更することも可能になりました。過去のGalaxy S8シリーズなどでもBixbyアプリのバージョンによっては変更できることもありましたが、今回からは設定アプリ内から変更できるなど、システムに組み込まれたひとつの機能として提供されます。





【Galaxy S10・S10+とGalaxy Note9を比較してみた】

続いて現在、筆者がメインで使っている同じGalaxyシリーズの2018年後半のフラグシップスマホ「Galaxy Note9」とGalaxy S10およびGalaxy S10+を比較してみました。

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Galaxy S10+とGalaxy Note9ではどちらもディスプレイサイズは約6.4インチと同じですが、Galaxy S10+の方がひと回り小さくなっています。特にディスプレイ上部、時計の表示のあたりで見比べるとわかりやすいのですが、Galaxy Note9はカメラがディスプレイの外に設けられている分の高さがあります。Galaxy S10とGalaxy S10+で採用されたInfinity-O Displayが本体の小型化に一役買っているのがよくわかります。

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また厚みについてもGalaxy S10およびGalaxy S10+の方がGalaxy Note9よりもわずかに薄くなっています。Galaxy Note9は専用スタイラスペン「S Pen」を収納するスペースなど、これ以上薄くできない理由も考えられますが、従来機種よりもひと回り小さく薄くなりつつも、広角カメラを含むトリプルカメラを搭載、より高性能なCPUを搭載しているのは大きな進化と言えると思います。

【予約特典の「Galaxy Buds」は置くだけ充電にも対応】

Galaxy S10やGalaxy S10+の事前予約キャンペーンで手に入る完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」もタッチ&トライ会場に展示されていました。Galaxy Budsは単体でも販売され、Amazon.co.jpやヨドバシカメラなどでは17,000円前後で販売されているなかなかお値段のする特典となっています。

Galaxy Budsは専用ケースにイヤホンをしまうことで充電できるなど、既存の完全ワイヤレスイヤホンと同等の充電・機能を備える一方で、Galaxy S10およびGalaxy S10+にGalaxy Budsの収納ケースをかざすことで、Galaxy S10およびGalaxy S10+から充電を行うことも可能です。

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筆者も他社製の完全ワイヤレスイヤホンを利用していますが、ケースのバッテリー残量がいつの間にかなくなっていて、イヤホンの充電が行えないことがしばしば起き不便に感じることがあります。Galaxy S10およびGalaxy S10+とGalaxy Budsの組み合わせであれば、ケースを用いての最大充電回数・連続視聴時間をさらに延長できるため、完全ワイヤレスイヤホンの使い勝手の良さをさらに高めてくれそうです。

2010年に発売になった初代「GALAXY S」から数えて10代目となるGalaxy S10およびGalaxy S10+は同社の技術を結集した集大成となります。Androidスマホの中では最新機能や最高性能を常に思い求めたシリーズの最新機種としてまだまだ他社でも搭載例のない画面内指紋認証やさまざまなシーンで綺麗に写真や動画が撮れるトリプルカメラなど、進化を十分に体感できる一台にうまくまとまっています。

もちろん、基本性能も最新のチップセット(SoC)であるSnapdragon 855を搭載するなど、普段使いでも十分に活躍できる1台なのは間違いありません。またNTTドコモは新たに36回払いに対応するほか、auも2017年から48回払いでの購入を推奨するなど、これまで以上に“1台を長く使う”場合に対応しており、実際に1台の利用期間は長くなっています。

一方、従来のように2年で次の機種に変えたい場合にもNTTドコモではスマホおかえしプログラムを提供開始しますが、auでもアップグレードプログラムEXが提供されていますので、お得に次の機種に乗り換えられるようになっています。このように現時点の最高峰とも言えるGalaxy S10およびGalaxy S10+は今夏に機種変更を検討している人にとって「長く使える」&「満足できる」スマホとなるでしょう。

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記事執筆:黒ぽん(迎 悟)


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