モトローラが5G moto mod対応の新スマホ「moto z4」を発表!

Lenovo傘下のMotorola Mobilityは30日(現地時間)、拡張機能「moto mods」に対応した新しいアスペクト比9:19.5の縦長な約6.4インチFHD+(1080×2340ドット)AMOLED(有機EL)「Max Vision」ディスプレイを搭載したAndroid 9.0(開発コード名:Oreo)採用スマートフォン(スマホ)「moto z4(moto z 第4世代)」を発表しています。

同社の最上位「moto z」シリーズの最新機種で、今年4月3日よりアメリカにてVerizon Wirelessで使える第5世代移動通信システム(5G)に対応した「5G moto mod」に前機種「moto z3」に続いて対応し、5G moto modを装着することで5Gを利用できるということです。一方でチップセット(SoC)がQualcomm製のミッドレンジ向け「Snapdragon 675」となっているなどしています。

まずはアメリカにて2019年6月6日(木)にBest BuyやAmazon.comにて発売され、価格はmoto modsのカメラモジュール「moto 360カメラ」が付属して499.99ドル(約54,000円)。またVerizon Wirelessでは6月13日(木)にFlash Gray、晩夏にFrost Whiteを発売し、通常は499.99ドルのところ期間限定で10ドル/月×24回(240ドル・約26,000円)で販売するとしています。

さらにVerizon Wirelessを利用しており、今使っている機種からアップグレードする場合には交換の必要がなく200ドル(約22,000円)で購入できるとのこと。なお、moto 5g modはVerizon Wirelessにて199.99ドル(約22,000円)で販売されています。その他、カナダでも今夏の終わり頃に発売される予定だということですが、日本を含む他の国・地域での販売については明らかにされていません。

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moto z4のFrost White

moto z4はmoto modsに対応した「moto」シリーズの中で最上位のmoto zシリーズの最新モデルで、従来のmoto z3などはハイエンドモデルと言う位置付けでしたが、moto z4はmoto modsに対応したミッドレンジクラスということでどちらかというと「moto z3 play」の後継機種といったところになりそうです。

新たにより縦長で大画面化した有機ELディスプレイはコントラスト比100万:1で、VDEによるブルーライトカット認証をサポートし、画面上部中央に面積の狭い切り欠き(ノッチ)を採用した“全画面デザイン”となり、画面占有率は85%となっているほか、光学式画面内指紋センサーを内蔵しています。

機種moto z4 moto z3moto z3 play
画面6.4型FHD+6.0型FHD+6.0型FHD+
大きさ158×75×7.35mm156.5×76.5×6.75mm156.5×76.5×6.75mm
重さ165g156g156g
SoCS675S835S636
CPU2.0GHz Kryo 460×82.45GHz Kryo 280×4+1.9GH Kryo 280×41.8GHz Kryo 260×8
GPUAdreno 612Adreno 540Adreno 509
RAM4GB4GB4GB
ストレージ128GB64GB32または64GB
背面カメラ48MP12MP+12MP12MP
前面カメラ25MP8MP8MP
電池容量3600mAh3000mAh3000mAh

SoCは11nmプロセスで製造された64bit対応の2.0GHzオクタコアCPU「Kryo 460」やGPU「Adreno 612」、DSP「Hexagon 685」、モデム「X12 LTE」などを内蔵したSnapdragon 675となり、主なスペックは4GB内蔵メモリー(RAM)や128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大512GB)、3600mAhバッテリーなどとなっています。

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カメラは背面に約4800万画素イメージセンサー(1画素0.8μm)とF1.7レンズのシングルリアカメラを搭載し、クアッドピクセル技術によって4つの画素を束ねて1画素1.6μmの約1200万画素イメージセンサー相当として撮影することで暗所でも明るく綺麗に撮影できるほか、レーザーオートフォーカスや像面位相差オートフォーカス(PDAF)、光学手ブレ補正(OIS)、CCTデュアルLEDフラッシュに対応。

これにより、新しいナイトビジョンやAIポートレートライティングに対応したポートレート、シネマグラフ、スポットカラー、パノラマ、ARステッカー、タイムラプス、ハイパーラプス、スローモーションなどの撮影やGoogleレンズなどに対応。フロントカメラは約2500万画素イメージセンサー(1画素0.9μm)とF1.9レンズで、スクリーンフラッシュに対応するほか、同様にクアッドピクセル技術で1画素1.8μmの約625万画素イメージセンサー相当で撮影可能。

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なお、生体認証は指紋認証に加えて、顔認証にも対応しているとのおと。バッテリーはおおよそ2日間の電池持ち、外部接続・充電端子はUSB Type-C(USB 3.1)を採用し、15W TurboPowerの急速充電に対応。ワイヤレス充電には対応しませんが、ワイヤレス充電に対応するmoto modsを使えば利用可能。また3.5mmステレオイヤホンマイク端子や大口径フロントスピーカーも搭載。

外観はディスプレイ面だけでなく背面パネルも2.5Dラウンド強化ガラス「Corning Gorilla Glass 3」を採用し、6000シリーズのアルミフレームによって高級感のあるデザインとなっており、P2iナノコーティングによる防滴仕様となっています。サイズは約158×75×7.35mm、質量は約165g、本体カラーはFlash GrayおよびFrost Whiteの2色展開。

携帯電話ネットワークはLTE DL Category 12およびLTE UL Category 13によって下り最大600Mbpsおよび上り最大150Mbpsをサポートとし、SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズで、対応周波数帯は以下の通り。その他の通信面ではIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 5.0、NFCにも対応。

LTE: B1/B2/B3/B4/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B30/B38/B40/B41/B41HPUE/B66/B71 UMTS: B1/B2/B4/B5/B8 CDMA: BC0/BC1/BC10 GSM: B2/B3/B5/B8

その他、センサーは加速度・地磁気(コンパス)・ジャイロ・近接・環境光、位置情報取得はA-GPS・GLONASS・Galileoをそれぞれサポートし、マイク×3やFMラジオのほか、Microsoftアクティブペンプロトコルに互換性があり、Android Enterprise Recommendedの認定も受けているということです。



記事執筆:memn0ck


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