motorola one hyperとmoto g8 plusが技適通過!日本で登場予定

総務省が「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」のデータベースを更新し、新たにLenovo傘下のMotorola Mobilityが「XT2027-3」(認証番号:018-190375)および「XT2019-1」(認証番号:018-190390)の工事設計認証(いわゆる「技適」)を2019年11月14日付けで認証技術支援センターによって取得しています。

XT2027-3およびXT2019-1はすでに海外で発表されているスマートフォン(スマホ)「motorola one hyper」および「moto g8 plus」であることが判明しており、これらの製品が日本でも投入される計画であることが明らかになりました。早ければ今冬、通例通りなら来春頃に発売されるのではないかと予想されます。

なお、これまで日本では携帯電話サービス「Y!mobile」にてメーカー製やサードパーティー製のプリインストールアプリをなくしたピュアAndroidの「Android One」シリーズが販売されていることもあり、同社ではAndroid Oneとして展開している「motorola one」シリーズを日本では発売してきませんでしたが、Y!mobileからか他のmotoシリーズと同様にSIMフリーか不明なものの、日本でも販売することになりそうです。

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motorola one hyper(XT2027-3)の認証情報


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moto g8 plus(XT2019-1)の認証情報


製品名型番工事設計認証番号認証取得日発売日
motorola one hyperXT2027-3018-1903752019年11月14日
moto g8 plusXT2019-1018-1903902019年11月14日
moto g7XT1962-5018-1804302018年11月30日2019年6月7日
moto g7 plusXT1965-3018-1804292018年11月15日2019年6月7日
moto g7 powerXT1955-7018-1804692018年12月14日2019年6月7日

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motorola one hyperのポップアップ式フロントカメラ

motorola one hyperはPure Androidを採用するmotorola oneシリーズの最新モデルで、海外でも今月4日に発表されたばかりで、アメリカのほか、南米や欧州の一部の国・地域で12月4日に発売され、中東やアジアの一部の国・地域で今後数ヶ月のうちの投入される予定です。価格はアメリカでは399.99ドル(約44,000円)。なお、現時点で同社から日本での販売については明らかにされていません。

ポップアップ式のフロントカメラを搭載したことでノッチやパンチホールなどの切り欠きのないアスペクト比19.5:9の縦長な約6.5インチFHD+(1080×2340ドット)Total Vision IPS-TFT液晶(約395ppi)で、フロントカメラは約3200万画素CMOS(1画素0.8μm)+広角レンズ(F2.0)となっており、4つの画素を1つにまとめて受光感度を4倍に高めるクアッドピクセルに対応し、1画素1.6μmの約800万画素相当として撮影可能。

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またリアカメラも約6400万画素CMOS(1画素0.8μm)+広角レンズ(F1.9)でクアッドピクセルに対応し、1画素1.6μmの約1600万画素相当として撮影できるほか、約800万画素CMOS(1画素1.12μm)+画角118°超広角レンズ(F2.2)とTOFカメラを加えたトリプルカメラとなっており、像面位相差オートフォーカス(PDAF)やレーザーオートフォーカス(Laser AF)、シングルLED Flashに対応。

基本スペックはSnapdragon 675(2.0GHzオクタコアCPU+Adreno 612 GPU)や4GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、4000mAhバッテリー、USB Type-C端子(USB 2.0)、3.5mmイヤホンマイク端子、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、NFC Type A/Bなど。

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また最大45Wの急速充電に対応し、30分で75%まで充電可能となっており、最大38時間利用できるのでしっかりと1日持つとしています。サイズは約161.8×76.6×8.9mm、質量は約200g、本体カラーはDeep Sea BlueおよびDark Amber、Fresh Orchidの3色展開で外装はプラスチック製。その他、撥水仕様および指紋センサー、近接センサー、加速度センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo)に対応。

OSはAndroid 10をプリインストール。SIMカードはシングルSIMモデルとデュアルSIMモデルが用意されており、シングルSIMモデルはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとmicroSDXCカードスロットが1つ、デュアルSIMモデルはnanoSIMカードスロットが2つですが、1つはmicroSDXCカードスロットと共有。携帯電話ネットワークの対応周波数帯は投入される国・地域によって異なりますが、アメリカ向けは以下の通り。

4G: LTE band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/28/66
3G: WCDMA band 1/2/4/5/8
2G: GSM band 2/3/5/8




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一方、moto g8 plusは同社のミッドレンジスマホ「moto g」シリーズの最新モデルの第8世代「moto g8」シリーズにおける上位版で、海外では今年10月に発表されてブラジルやメキシコ、インドを皮切りに欧州やオーストラリアで10月下旬より発売されているほか、南米でも11月より順次販売されており、欧州での価格は269ユーロ(約33,000円)となっています。

同社ではmoto gシリーズでは最高のカメラ性能だとしており、背面にはメインの約4800万画素CMOS(1画素0.8μm)+広角レンズ(F1.7)に加えて測位用の約500万画素CMOS(1画素1.12μm)+広角レンズ(F2.2)と動画用の約1600万画素CMOS(1画素1.0μm)+画角117°の超広角レンズ(F2.2)のクアッドカメラで、メインと動画用のアクションカムはクアッドピクセルによってそれぞれ1画素1.6μmの約1200万画素相当と1画素2.0μmの約400万画素相当となります。

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またフロントカメラは約2500万画素CMOS(1画素0.9μm)+広角レンズ(F2.0)でこちらもクアッドピクセルによって1画素1.8μmの約625万画素相当となり、各種カメラ機能が利用可能。画面は画面上部中央に面積の狭い水滴型ノッチが配置されたアスペクト比19:9の縦長な約6.3インチFHD+(1080×2280ドット)LTPS-IPS液晶(約400ppi)となっています。

サイズは約158.35×75.83×9.09mm、質量は約188g、本体色はグラデーションカラーとなっているCosmic BlueおよびCrystal Pinkの2色展開。主な仕様はSnapdragon 665(2.0GHzオクタコアCPU+Adreno 610 GPU)および4GB内蔵メモリー(RAM)、64GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大512GB)、4000mAhバッテリー、USB Type-C端子(USB 2.0)、3.5mmイヤホンマイク端子。

その他、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 5.0、FMラジオ、NFC Type A/B、指紋センサーおよび近接センサー、加速度センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー、センサーハブ、超音波センサー、電子コンパス、ステレオスピーカー、マイク×2、Dolby Audioなど。OSはAndroid 9.0(開発コード名:Pie)をプリインストール。

位置情報取得はA-GPSおよびGLONASS、Galileoに対応。撥水仕様。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)が2つのデュアルSIMに対応し、携帯電話ネットワークはLTE DL Category 13およびUL Category 5をサポートし、対応周波数帯はオーストラリア向けでは以下の通り。

2G: GSM band 2/3/5/8,
3G: WCDMA band 1/2/4/5/8/19,
4G: FDD LTE band 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28, TDD LTE band 38/40/41





記事執筆:memn0ck


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