山形新幹線(奥羽本線)の赤岩駅~板谷駅のトンネル内で携帯電話が使えるように!

NTTドコモおよびKDDI、ソフトバンクは14日、東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)が運行する「山形新幹線」(奥羽本線)の「赤岩駅~板谷駅」間におけるトンネル内での携帯電話サービスの提供を2020年1月24日(金)始発より開始すると発表しています。なお、ワイモバイルや各社の仮想移動体通信事業者(MVNO)も同様に利用可能です。

これにより、山形新幹線(奥羽本線)は「福島駅~庭坂駅」および「赤岩駅~峠駅」間で携帯電話が使えるようになります。各社では共同でトンネル内における携帯電話サービスエリア拡大や品質改善を目的にエリア整備を進めており、今後もサービスエリア拡大や品質向上ならびに利用者がより使いやすい環境の整備を進めていくとしています。

02

トンネルなどの人工的な構築物により電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において移動通信用中継施設などを設置して携帯電話などを利用可能にするなど、電波の適正な利用を確保することを目的として実施されている「電波遮へい対策事業」に基づく国の補助金を活用して工事が行われています。

今回、新たに携帯電話サービスが利用可能となるのは、総務省 信越総合通信局より2019年2月28日に補助金が交付決定となった電波遮へい対策事業の一部で、福島~米沢の間にある赤岩駅~板谷駅間の6つのトンネル(総延長約5.9Km)で、事業費および補助金額は7億万円および2億3,333万3,000円となっています。

区間トンネル名長さ
赤岩駅~板谷駅第二赤岩トンネル(下り)94m
第三赤岩トンネル(下り)62m
第一大日向トンネル(下り)467m
大日向トンネル(上り)1025m
環金トンネル(下り)2085m
環金トンネル(上り)2161m

03

なお、山形新幹線(奥羽本線)では残る福島駅~米沢駅間にある「太鼓沢トンネル」および「第一太鼓沢トンネル」、「第二太鼓沢トンネル」、大石田駅~新庄駅間にある「滝の沢トンネル」および「第一猿羽根トンネル」、「第二猿羽根トンネル」についても2019年8月21日、福島駅~米沢駅間にある「第一芳ヶ沢トンネル」および「第二芳ヶ沢トンネル」、「松川トンネル」、「新松川トンネル」、「新第一芳ヶ沢トンネル」、「新第二芳ヶ沢トンネル」、「観音平トンネル」についても2019年4月1日に電波遮へい対策事業によって補助金が決定しており、現在、対策工事を進めていて2020年にもすべてのトンネルにおいて携帯電話サービスの利用が可能となる予定となっています。









記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
地域からのお知らせ(東北) | お知らせ | NTTドコモ
山形新幹線のトンネル内における携帯電話のサービスエリア拡大について | 2020年 | KDDI株式会社
山形新幹線のトンネル内における携帯電話のサービスエリア拡大について | プレスリリース | ニュース | 企業・IR | ソフトバンク
総務省|東北総合通信局|山形新幹線(赤岩駅~板谷駅間)で携帯電話が利用可能に
総務省|東北総合通信局|山形新幹線全線で携帯電話が使用可能に
総務省|東北総合通信局|東北、山形、秋田、北海道各新幹線トンネル内での携帯電話の利用に向けて - 電波遮へい対策事業の補助金を交付決定 -