スマホでPASMOが使える「モバイルPASMO」が今春登場!まずはAndroidで利用可能に

PASMO協議会は21日、交通系ICカード「PASMO(パスモ)」のサービスがおサイフケータイ(FeliCa)に対応したAndroid搭載のスマートフォン(スマホ)などで使えるようになる「モバイルPASMO」を2020年春に提供開始すると発表しています。

対応機種にモバイルPASMOアプリをインストールすることで、現状のカード式PASMOと同様に電車やバスの交通利用や電子マネーで買い物ができるほか、場所を選ばずクレジットカードでのチャージや定期券の購入ができるようになったり、故障・紛失時も窓口などに行かずに再発行手続きができるようになるとのこと。

また定期券にも対応。OSは購入時にAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)以上がインストールされたおサイフケータイ対応端末となっており、その他の機能や提供開始日、対応機種などの詳細については2020年3月初旬に案内するとしています。なお、現時点ではAndroid以外のiPhoneなどへの対応については未定ということです。

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PASMOは関東を中心とした鉄道27事業者およびバス76事業者が採用・販売するFeliCaを使った電子マネー&非接触ICカード(発行はパスモ)で、東日本旅客鉄道(JR東日本)の「Suica」と互換があり、鉄道の乗車券やタッチ決済として利用できます。Suicaに「モバイルSuica」があるようにPASMOでもモバイルPASMOの提供が望まれていましたが、これまで提供には至っていませんでした。

今回、そんなモバイルPASMOをついに提供開始することがPASMO協議会から発表されました。なお、定期券は鉄道では小田急電鉄や京王電鉄、京成電鉄、京浜急行電鉄、埼玉高速鉄道、相模鉄道、首都圏新都市鉄道、新京成電鉄、西武鉄道、千葉都市モノレール、東急電鉄、東京地下鉄、東京都交通局、東武鉄道、北総鉄道、ゆりかもめ、横浜高速鉄道、横浜市交通局、横浜シーサイドラインが販売予定。

またバスでは小田急バス、江ノ電バス、川崎市交通局、川崎鶴見臨港バス、関東バス、京王電鉄バス、京成バス、西武バス、相鉄バス、立川バス、東急バス、東京都交通局、西東京バス、日立自動車交通、横浜市交通局が販売する予定で、券種などのモバイルPASMO定期券の詳細については同じく2020年3月初旬にお知らせするとしています。

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記事執筆:memn0ck


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