GSMAがMWC Barcelona 2020の中止を決定!新型コロナウイルスの影響

GSMAは12日(現地時間)、スペイン・バルセロナにて2020年2月24日(月)から2月27日(木)まで開催する予定だった「MWC Barcelona 2020」を中止すると発表しています。中国・武漢で発生した新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響を考慮してキャンセルすることにしたとのこと。

すでに紹介していたようにEricssonやSONY、LG Electronics、ZTE、NVIDIA、NTTドコモなどが出展やプレスカンファレンスの中止を表明していましたが、その後もNokiaやIntel、MediaTek、楽天モバイルなども参加をやめると発表しており、GSMAでは同日に会議を開いて開催するかどうかを議論するとしていました。

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GSMAでは2006年にバルセロナにて「Mobile World Congress」を初開催して以来、直近でイベント名が「MWC Barcelona」に変更されはしましたが、同地で携帯電話事業に関する広範なエコシステムを全体で構築できるよう政府やオペレーター、メーカーなどを招集して開催してきました。

一方でCOVID-19の感染拡大によって人の移動がしにくくなった上、バルセロナや開催国であるスペインの安全・健康への配慮、その他の状況による世界的な懸念によってイベントを開催できなくなったため、イベントを中止することになったということです。GSMAでは中国やその他の国・地域でCOVID-19の影響を受けた人々の健康を願っているとのこと。

なお、中止によって一部報道では4億9,200万ユーロ(約589億円)の損失となるとされていることもあり、GSMAでは開催都市・締約国であるスペインがキャンセルするという決定を尊重して理解しているとし、引き続き、来年の「MWC Barcelona 2021」やその先に向けて一丸となって相互に協力・サポートしていくとしています。

記事執筆:memn0ck


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