世代が違うとここまで違う!5G世代最初のAQUOS R5Gと4G世代のAQUOS R3を比べてみた

シャープとしては初めて「5Gデータ通信(第5世代移動体通信システム)」に対応したフラグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R5G」がNTTドコモ・au・ソフトバンクの大手通信キャリア3社から発売されました。

最新のQualcomm製ハイエンド向けチップセットセット(SoC)「Snapdragon 865」を搭載していることももちろんですが、内蔵メモリー(RAM)が12GBとなっており、現在発売予定となっている各社の5G対応ハイエンドモデルと比べても大容量であり、現行の日本の移動体通信事業者(MNO)が取り扱うスマホとしてはぶっちぎりの高性能な製品となっています。

そんなAQUOS R5GのNTTドコモ版「AQUOS R5G SH-51A」を購入した筆者が前回は開封からプリインストールアプリの紹介を行いました。そこで本記事では続いて先代モデルである「AQUOS R3」(今回は同じく筆者が購入したNTTドコモ版「AQUOS R3 SH-04L」)との違いやベンチマークアプリによる性能のチェックなどをお送りします。

【基本スペックをおさらい】

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性能も高いが高級感もたっぷりなAQUOS R5G(画像は筆者が購入したNTTドコモ版のブラックレイ)

まずはAQUOS R5Gの基本的なスペックをおさらいしておきます。ディスプレイは上下にノッチのある約6.5インチQuad HD+(1440×3168ドット)Pro IGZO液晶を搭載し、カメラは背面が約4800万画素(超広角)+約1220万画素(広角 )+約1,220万画素(標準)+ToFカメラのクアッド仕様です。

また主な仕様としてSoCはQualcomm製のフラグシップ向けSnapdragon 865(SM8250)で、CPUは2.8GHz×1+2.4GHz×3+1.8GHz×4のオクタコア、RAMは12GBのLPDDR5、内蔵ストレージは256GBのUFS 3.0、バッテリー容量は3730mAhとなっています。

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性能が確認できるアプリ「CPU-Z」にて取得した端末情報


【ベンチマークアプリで性能をチェックする】

続いて、ベンチマークアプリを利用して、AQUOS R5Gの性能を見てみましょう。今回のベンチマークは「PC Mark」(Work 2.0 performanceテストを使用)と「Geekbench 5」(CPU BENCHMARKを使用)をそれぞれ3回計測します。

※これまで利用してきた定番かつメジャーなベンチマークアプリである「AnTuTu Benchmark」は現在、Google Playストアから削除されているため、今回は利用を見合わせています。

なお、基本的にできるだけ購入直後の状態としていますが、必要以上の負荷をかけさせないため、プリインストールアプリの「my daiz」と「なめらかハイスピード表示」は無効化しています。

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PC Markのスコア(3回計測)


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PC MarkのAndroidスコアランキング(2020年4月19日時点)

PC Markにおける本記事執筆時点でのランキングを見ると、上位には潤沢なRAMやストレージを有するゲーミングモデルや5G対応のフラグシップモデルが並んでいます。

AQUOR R5Gの今回のスコアは3回の平均で「11277点」(小数点以下切り捨て)で、11位相当で同時期に発売されたGalxy S20 5Gとほぼ並ぶものとなっています。続いて、GeekBench 5での計測結果が以下となります。

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Geekbench 5でのスコア(3回計測)


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PC MarkのAndroid端末スコアランキング(2020年4月19日時点)

なんと、トップスコアになってしまいました(汗)。ただし、これはどちらのベンチマークアプリのランキングにも言えることなのですが、発売されて間もないということもあり、ベンチマーク結果のデータ情報の蓄積があまりされてないこともあるかもしれません。

実際にこれまでの投稿された結果の中にはGalaxy S20 UltraやS20+の海外モデルが圧倒的なスコア差でAQUOS R5Gを突き放しているものも見られていました。また海外モデルの中には同一の機種においてもRAMやストレージが異なるバリエーションが存在するため、この部分を加味する必要もあります。

とはいえ、あくまでも「性能を知る目安の一つとして」と前置きをした上ですが、さすがにコスパ度外視な超ハイエンドゲーミングモデルなどとは比べられるほどではありませんが、5G世代のフラグシップスマホとしては十二分に高性能で、文句なしの得点かと思います。

【AQUOS R5GとAQUOS R3の違いを比較する】

最後に前機種のAQUOS R3との比較を紹介しておきます。主な仕様や機能面での違いは以下の通り。表にして並べてみると、5Gでのネットワーク接続への対応可否は当然として、RAMや内蔵ストレージの容量、カメラ面での性能向上が目立ちます。

[AQUOS R5G・R3の主な異なるポイント]
AQUOS R5GAQUOS R3
サイズ約162×75×8.9mm約156×74×8.9mm
質量約189g約185g
SoCSnadpragon 865Snapdragon 855
RAM12GB LPDDR56GB LPDDR4X
内蔵ストレージ256GB UFS 3.0128GB UFS 2.1
外部ストレージmicroSDXCカード(最大1TBまで)microSDXCカード(最大512GBまで)
ディスプレイ約6.5インチQHD+(1440×3168ドット)Pro IGZO液晶約6.2インチQHD+(1440×3120ドット)Pro IGZO液晶
背面カメラクアッドカメラ[4800万画素(超広角)+1220万画素(望遠)+1220万画素(標準)+ToFセンサー]デュアルカメラ[1220万画素(広角)+2000万画素(超広角)]
モバイル回線5G/4G/3G/2G4G/3G/2G
バッテリー容量3730mAh3200mAh
DisplayPort出力対応非対応
Qi(無線充電)非対応対応
AR Core後日アップデートにて対応予定対応
アシスタントキー非搭載搭載
※au版の利用回線は5Gと4G(LTE ・ WIMAX2+)、国内での3G(W-CDMA方式)での接続においては事実上のSIMフリー化以降の利用

それ以外の細かい点として「AQUOS zero」シリーズにも搭載されていた分散ICを採用して充電時の発熱などを抑えるパラレル充電機能をAQUOS Rシリーズ初搭載、ゲーミング設定の追加、充電中に点灯する通知用ランプが端末底側へ移動などの変更がされています。

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ディスプレイサイズの大型化に伴い本体サイズも縦方向に若干伸びています。4つカメラの存在感がさらに増加


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左側がAQUOS R5G。前面カメラ側のノッチが小型化したのも嬉しい


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AQUOS R5Gは指紋センサーの幅が少し広くなった。主観ですが指紋の読み取り精度が上がったように感じました

AQUOS R3と細かい部分まで比較した場合に、いくつか省かれた機能がある(これについては次回の記事で突っ込む予定です)ものの、基本性能の向上や操作レスポンスの改善といった多くの部分が強化された「5G時代のAQUOS R」の名に恥じない機能と性能を持ったスマホだと思います。

というわけで、ベンチマークアプリでの計測と、前モデルであるAQUOS R3との細かい比較などをお送りしました。次回は、AQUOS R5Gを実際にしばらく使っていて感じたことをまとめとして多くする予定ですので、お楽しみに。


[Image] QRコードアプリ名:PCMark for Android Benchmark
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:UL LLC
バージョン:2.0.3716
ANDROID 要件:5.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.futuremark.pcmark.android.benchmark

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[Image] QRコードアプリ名:Geekbench 5
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Primate Labs Inc.
バージョン:5.1.1
ANDROID 要件:7.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.primatelabs.geekbench5

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記事執筆:河童丸


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