AppleがiPhoneなど向けiOS 13.5とiPadOS 13.5をリリース!

Appleは20日(現地時間)、iPhoneおよびiPod touch向けプラットフォーム「iOS」とiPad向けプラットフォーム「iPadOS」の最新バージョン「iOS 13.5(17F75)」および「iPadOS 13.5(17F75)」を提供開始したとお知らせしています。

変更点はマスク着用時に顔認証「Face ID」でパスコードに素早く移行できるようになるほか、公的保健機関から提供される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触追跡アプリに対応する接触通知APIが導入されたり、グループFaceTime通話のビデオタイルを自動的に目立たせる機能を制御できるオプションが追加されます。またその他の不具合改善やセキュリティー修正となっています。

対象機種はiOS 13およびiPadOS 13の対象機種である最新の「iPhone SE(第2世代)」や「iPhone 11」シリーズを含むiPhone 6s以降およびiPod touch(第7世代)、iPad(第5世代)・iPad Air 2・iPad mini 4・iPad Pro以降で、各製品にて無料でアップデート可能です。

なお、手元のiPhone 11 Pro Maxなどでは各仮想移動体通信事業者(MVNO)でも「mineo」のAプラン(VoLTE対応)などのau回線を用いたサービスも含めて引き続き利用できていますが、どうしても心配な人は公式の動作確認を待ってみてください。

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これまでiPhoneやiPad、iPod touch向けとして提供されてきたiOSですが、今年から新たにiPad向けはiPadOSとして分離されました。ただし、iPadOSもベースはiOS 13と共通しており、基本機能は多くの同じとなっていてiPad向けに一部機能が追加や変更がされている形となっており、バージョンも同じiPadOS 13となっています。

iOS 13は昨年9月20日に正式版が配信開始され、新機能追加や不具合修正が行われたiOS 13.1が9月25日に配信開始され、同日より初のiPadOSの正式版となるiPadOS 13.1もリリースされました。その後はiOSとiPadOSへ同時に同じバージョンが配信開始となっており、AirPods Pro対応などが追加されたiOS 13.2とiPadOS 13.2が10月28日よりFIDO2セキュリティーキーサポートなどが追加されたiOS 13.3とiPadOS 13.3が12月10日よりマウスやトラックパッドへの対応などが行われたiOS 13.4とiPadOS 13.4が3月25日より提供されていました。

今回、そんなiOS 13.4およびiPadOS 13.4にFace IDの挙動変更やCOVID-19などの感染症拡大を防ぐための濃厚接触を検知するアプリへの対応、各種不具合やセキュリティー問題が修正されたiOS 13.5およびiPadOS 13.5が提供開始されました。更新は従来通り各製品本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。

また、iTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone 11 Pro Maxで420.2MBとファイルサイズはそれほど大きくはありませんが、携帯電話ネットワークのデータ通信量(GB)を減らしたくない場合にはWi-Fiなどを利用しましょう。Appleが案内しているアップデートの内容は以下の通り。

iOS 13.5では、マスク着用時にFace ID搭載デバイスのパスコードフィールドに素早くアクセスできるようになります。また、公的保健機関から提供される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触追跡Appに対応する接触通知APIが導入されます。このアップデートにはさらに、グループFaceTime通話のビデオタイルを自動的に目立たせる機能を制御できるオプションが追加され、バグ修正およびその他の改善も含まれています。

一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222


iPadOS 13.5では、マスク着用時にFace ID搭載デバイスのパスコードフィールドに素早くアクセスできるようになります。また、グループFaceTime通話のビデオタイルを自動的に目立たせる機能を制御できるオプションが導入されます。このアップデートにはバグ修正およびその他の改善も含まれています。

一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222






記事執筆:memn0ck


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