折りたたみ型2画面Androidスマホ「Microsoft Surface Duo」が日本でも発売へ!技適を取得

総務省が「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」のデータベースを更新し、新たにMicrosoftが「1930」(認証番号:003-200082)の工事設計認証(いわゆる「技適」)を2020年6月15日付けでディーエスピーリサーチによって取得しています。

このMicrosoftの1930はモデル名で、これまでに米連邦通信委員会(FCC)やBluetooth SIGなどの複数の認証機関を通過しており、Bluetooth SIGが公開している認証情報によって同社が昨年発表した折りたたみ型2画面Androidスマートフォン(スマホ)「Surface Duo」であることが判明しています。

これにより、MicrosoftがSurface Duoを日本で発売する準備をしていることが明らかとなりました。なお、Surface Duoは2020年末までに発売する計画で、FCCの非公開資料の公開期限が2020年10月29日となっているため、海外ではこの時期までに発売されるのではないかと予想されています。

また最近では同社のデバイスグループCPOのPanos Panay氏が実際に生活の中でSurface Duoを利用しているところを自身のTwitterアカウントに投稿しており、Surface Duoの正式発表や発売が近いと思わせる様子も伺えます。正式発表が楽しみですね!

03
Bluetooth SIGにおける認証情報。1930がSurface Duoであることがわかる

Surface DuoはOSにAndroidを採用した約5.6インチ液晶ディスプレイを2画面搭載の折りたたみ型スマホで、アスペクト比4:3の2つの画面を折りたたんで収納でき、本のように開くと2つの画面を同時に利用可能で、片方にソフトウェアキーボードやコントローラーを表示してもう片方の画面でブラウザーやゲームなどを楽しめるようになっています。

またヒンジを360°開いて画面を外側にした状態で片方の画面だけでも使え、通話などもできるとしています。専用ペン「Surface Pen」にも対応する模様。なお、スペックなどの詳細は明らかにされていませんが、開いた状態ではヒンジ部で切れるものの、アスペクト比3:2の約8.3インチ画面となるとのこと。なお、画面は折り畳める“フォルダブル”ではなく、液晶パネルを2枚使っているということです。

02
総務省が公開している工事設計認証の一覧

総務省が公開している認証情報から4GにおけるFDD-LTE方式のBand 1および3、8、18、19、26、28、TD-LTE方式のBand 39(sXGP)および41、3GにおけるW-CDMA方式のBand IおよびVIII、無線LAN(Wi-Fi)の2.4および5.xGHz、Bluetoothの認証を取得しています。

なお、噂ではチップセット(SoC)が昨年のハイエンド向け「Qualcomm Snapdragon 855」になるとされ、6GB内蔵メモリー(RAM)や3460mAhバッテリー、約1100万画素CMOSリアカメラ、指紋センサーなどとされています。本体外観などは『Microsoft、折りたたみ型2画面Androidスマホ「Surface Duo」を発表!5.6インチ液晶を2つ搭載して開くと8.3インチで、2020年末に発売予定 - S-MAX』をご覧ください。



記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
Microsoft Surface Duo 関連記事一覧 - S-MAX
総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索 | 003-200082
C3K1930 - OET List Exhibits Report - FCC
D050354 - Launch Studio - Listing Details - Bluetooth SIG