au 5GエリアがSub6とミリ波で分けて確認できるように!今冬以降の拡大予定も案内

KDDIおよび沖縄セルラー電話が携帯電話サービス「au」が使えるサービスエリアを地図上で確認できる「エリアマップ」( https://www13.info-mapping.com/au/map/index.aspx )にて「5G(第5世代移動通信システム)」のSub6とミリ波(mmWave)を分けて表示するように変更しています。

また表示できるエリアマップは2020年8月時点のものに加え、2020年8月時点の冬以降の拡大予定エリアとなっており、若干見にくいですが、2020年8月時点のSub6が薄い紫、ミリ波が紫、冬以降の拡大予定のSub6が薄いピンク、ミリ波がピンクで表示されています。


auでは今年3月26日に5G NR方式による5Gサービスを開始し、当初はSub6のみで下り最大2.8Gbpsおよび上り最大183Mbpsでしたが、その後、下り最大3.4Gbpsに高速化し、さらに9月17日よりミリ波によるサービスも提供開始し、下り最大4.1Gbpsおよび上り最大481Mbpsで提供しています。

auで利用する5Gの周波数帯はSub6の3.7GHz帯(n78)および4.0GHz帯(n77)、ミリ波の28GHz帯(n257)となっています。これまでもauでは5Gのサービスエリアを地図上で表示するエリアマップを公開していましたが、Sub6とミリ波をまとめて表示していました。

そのため、現状では5G NR方式のNSAで提供しているので、例えば、ミリ波のみに対応するエリアではSub6のみに対応するスマートフォン(スマホ)などの製品ではアンテナマークは「5G」と表示されるものの、実際に通信すると5Gで通信ができずに4Gとなってしまっていました。

今回、Sub6とミリ波のエリアを分けて確認できるようになったことで、Sub6のみに対応する製品でも確実に5Gで通信できるエリアを判別できるようになり、新たに発売される「iPhone 12 mini」や「iPhone 12」、「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」でもきちんと5Gで通信できる場所がエリアマップで確認できます。

なお、auでは5G基地局を2021年3月末までに約1万局に拡大予定で、さらにDSSを導入して4Gに利用している700MHz帯と1800MHz帯を5Gに転用するなどして2022年3月末までに一気に約5万局まで拡大予定であることを明らかにしています。



記事執筆:memn0ck


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