docomo 5Gスマホ「Galaxy A51 5G SC-54A」を写真でチェック!

既報通り、NTTドコモは5日、オンラインにて「2020-2021冬春 新サービス・新商品発表会 docomo collection 2020-21」を開催し、5Gに対応しつつも価格を抑えたミッドハイレンジスマートフォン(スマホ)「Galaxy A51 5G SC-54A」(サムスン電子製)を発売すると発表した。

Galaxy A51 5G SC-54Aはすでに11月6日より販売開始されており、価格(金額はすべて税込)は公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などの直営店では本体価格が70,488円となっており、36回払いで購入することで最大12回分の支払いが不要になる「スマホおかえしプログラム」を利用した場合の実質負担額は1,958円/月×24回(総額46,992円)となっている。

また他社から乗り換え(MNP)の場合には「5G WELCOME割」が適用され、本体価格から22,000円が割り引かれて48,488円となり、スマホおかえしプログラム適用時には1,346/円×24回(総額32,336円)となるほか、契約変更(FOMA→5G、Xi→5G)でも本体価格から13,200円が割り引かれて57,288円となり、スマホおかえしプログラム適用時には1,591/円×24回(総額38,196円)となる。

そんな5Gに対応しつつも価格を抑えて購入しやすくなっているGalaxy A51 5G SC-54Aについて今回は発表会と同日にメディア向けに実施されたタッチ&トライイベントにて実機を試すことができたので、写真を交えながら外観を中心にレポートをお送りする。

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Galaxy A51 5G SC-54Aの正面。本体カラーは2色展開だが、前面はどちらもディスプレイの周りはブラックとなっている

Galaxy A51 5G SC-54Aはチップセット(SoC)にQualcomm製「Snapdragon 765G 5G mobile platform」を採用することによって5Gに対応しながらも価格を抑えたミッドハイレンジスマホ「Galaxy A51 5G」のNTTドコモ版で、日本ではNTTドコモの他にauからもすでに11月7日より「Galaxy A51 5G SCG07」が販売されている。

またこれらのNTTドコモおよびauから販売されているGalaxy A51 5Gは防水や防塵、おサイフケータイにも対応し、スタンダードスマホを求める人にもちょっと手を伸ばして購入できる製品となっており、5Gの普及に貢献しそうなモデルにまとめられている。

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Galaxy A51 5G SC-54Aのパンチホール部分。敢えて目立つように白系の表示にしているが、ダークモードなどを使って黒っぽい表示にしている場合にはあまり目立たない

ディスプレイはアスペクト比9:20の縦長な約6.5インチFHD+(1080×2400ドット)Super AMOLED Plus(有機EL)「Infinity-O Display」を搭載し、生体認証としては画面内指紋センサーによる指紋認証とフロントカメラによる顔認証に対応する。

ハイエンドモデルのGalaxy SシリーズやGalaxy Noteシリーズの最新機種と同様に画面上部中央にはパンチホール状にディスプレイがくり抜かれたInfinity-O Displayを搭載しているが、ハイエンドモデルとは異なり、ディスプレイの左右はカーブしていないフラットパネルを採用している。

またパンチホール部分には1/2.7型の約3200万画素裏面照射型CMOS/広角レンズ(F2.2)のフロントカメラが内蔵されているほか、ディスプレイは強化ガラス「Corning Gorilla Glass 3」で覆われている。

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Galaxy A51 5G SC-54Aの背面。プリズムブリックス ホワイトとプリズムブリックス ブラックはどちらも光沢仕様

カラーバリエーションは「プリズムブリックス ホワイト」と「プリズムブリックス ブラック」の2色が販売され、どちらの色も仕上げは光沢となっており、幾何学的模様が薄く施され、カラー名に冠されている“プリズム”の通り、樹脂製パネルながら光を7色に反射するような特殊な加工が表面に施されている。

背面は左右端がラウンドした3Dデザインで滑らかな持ちやすい手になじむ形状となっており、サイズは約159×74×8.8mm(最厚部9.3mm)、質量は約189gと最上位機の「Galaxy Note20 Ultra 5G」や「Galaxy S20 Ultra 5G」などと比べると持ちやすい大きさと言える。

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Galaxy A51 5G SC-54Aの上側面にはnanoSIMカード(4FF)とmicroSDXCカードのカードスロットおよびサブマイクが配置されている


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Galaxy A51 5G SC-54Aの下側面にはUSB Type-C端子と3.5mmイヤホンマイク端子、外部スピーカーなどが配置されている

本体上部にはトレイ式のSIMカード・microSDカードスロット、本体下部には充電・外部機器との接続に用いるUSB TypeC端子とステレオ対応の3.5mmイヤホンマイク端子などが配置されている。

側面フレームは陽極酸化処理されたアルミニウム素材「AL-6013」が使われており、背面の光沢仕上げとマッチした金属感のある光沢仕上げとなっている。なお、試供品としてマイク付きイヤホンやクリアケース、SIM取り出しツールが付属する。

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Galaxy A51 5G SC-54Aの右側面。なお、各キーはポリカーボネート(PC)となっている

電源キーや音量上下キーは本体の右側面にすべて配置されており、Galaxyシリーズで過去にサポート機能「Bixby」の呼び出しなどに利用できたサイドキーはGalaxy A51 5G SC-54Aには搭載されていない。

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Galaxy A51 5G SC-54Aのリアカメラはクアッドカメラ構成で、メインとなる約4800万画素CMOSの広角カメラは4つの画素を1つにまとめて明るく撮影でき、これに加えて約1200万画素CMOSの超広角カメラ、約500万画素CMOSのマクロカメラ、そして深度測定用カメラを搭載する。

Galaxyシリーズでは初搭載のマクロカメラでは約4cmの近距離被写体でも精細に写し出すことができ、超広角とともに幅広いシーンの撮影に対応する。ただし、Galaxy SシリーズやGalaxy Noteシリーズのように光学で広角カメラの2倍ほどの画角となる望遠カメラは搭載されていない。

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Galaxy A51 5G SC-54Aのリアカメラ部分。出っ張りはそれなりにある印象

基本スペックとして内蔵メモリー(RAM)は6GB、内蔵ストレージは128GBと、7万円前半の価格通りの標準的なスペックにまとまっているGalaxy A51 5G SC-54Aだが、バッテリーはハイエンドモデルと同等かそれ以上の4500mAhもの容量のものを搭載している。

SoCにモデムが内蔵されて消費電力が抑えられているSnapdragon 765Gを搭載し、上位機種から比べるとスペックは抑え気味であることに加え、大容量バッテリーが組み合わせられていることによって4Gエリアでは従来機種以上に電池が持つだけでなく、高速・大容量の通信が可能な分バッテリー消費が大きくなる5G環境下でも安心して利用することができるのも大きな特徴だろう。

他にも前述通りにおサイフケータイ(FeliCa)への対応や画面内指紋認証を搭載するなど、SoCの性能こそハイエンドモデルには及ばないものの、機能面では上位モデルと遜色ない1台にまとまっている。

価格も本体価格で7万円台前半と手頃でもあり、3万円前後のエントリーモデルでは満足できず、そうは言っても10万円を超えるようなハイエンドモデルまでは必要がないという人にはちょうどいいバランスにまとまった1台ではないだろうか。

また発売を記念しドコモオンラインショップでGalaxy A51 5G SC-54Aを購入するとフィットネスバンド「Galaxy Fit e」が先着4000名にプレゼントされるキャンペーンも実施されている。こちらも併せ、購入を積極的に検討したい魅力的な1台だ。

【docomo Galaxy A51 5G SC-54Aの主な仕様】
機種名docomo Galaxy A51 5G SC-54A
サイズ[高さ×幅×厚さ/㎜]約159×74×8.8mm(最厚部9.3mm)
質量[g](電池含む)約189g
OSAndroid 10
ディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式]約6.5インチ有機EL
Full HD+(1080×2400ドット)
Super AMOLED
約1677万色
HDR表示
SoCSnapdragon 765G 5G mobile platform
CPUオクタコアCPU
(2.4GHz×1+2.2GHz×1+1.8GHz×6)
内蔵メモリー(RAM)6GB
内蔵ストレージ128GB
外部ストレージ(最大対応容量)microSDXC(1TB)
リアカメラ[有効画素数/F値]クアッドカメラ[約4800万画素CMOS(F2.0、広角レンズ)+約1200万画素CMOS(F2.2、超広角レンズ)+約500万画素CMOS(F2.4、マクロレンズ)+約500万画素CMOS(F2.2、深度測位)]
フロントカメラ[有効画素数/F値]シングルカメラ[約3200万画素CMOS(F2.2、広角レンズ)]
バッテリー容量4500mAh/16.94Wh(内蔵電池)
連続待受時間(静止時)[4G(LTE)]約350時間
連続通話時間(LTE)[VoLTE/VoLTE(HD+)/VoLTEビデオコール]約1590分/約1540分/約480分
電池持ち時間[5G/4G(LTE)]約135時間/約125時間
充電時間ポータブルACアダプタ 01kuruko:約140分
ポータブルACアダプタ 02:約130分
ACアダプタ 05:約140分
ACアダプタ 06:約110分
ACアダプタ 07:約100分
接続端子USB Type-C
ワイヤレス充電(Qi)
5G通信速度(受信時/送信時の最大速度)2.1Gbps/182Mbps
4G(LTE)通信速度(受信時/送信時の最大速度)947Mbps/75Mbps
VoLTE/VoLTE(HD+)○/○
WORLD WING[対応ネットワ−ク:LTE/3G/GSM]○/○/○
テザリング同時接続数[Wi-Fi/Bluetooth/USB]10台/1台/3台
Bluetooth○(5.0)
防水・防塵○(IPX5、IPX8)/○(IP6X)
ワンセグ/フルセグ−/−
FMラジオ○(ワイドFM対応)
おサイフケータイ[FeliCa/NFC(FeliCa搭載)]−/○
生体認証○(指紋、顔)
ハイレゾ
スグ電
SIMカードnanoUIM
本体カラープリズム ブリックス ホワイト、プリズム ブリックス ブラック
メーカーサムスン電子



追記(2020/12/25 17:14:19)
記事初出で4Gの受信時の最大速度を1Gbpsとしていましたが、NTTドコモより訂正が入ったので修正しています。

記事執筆:黒ぽん(迎 悟)


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