楽天モバイルオリジナルスマホ「Rakuten BIG s」が開発中!写真はRakuten BIG

総務省が「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」のデータベースを更新し、新たにYulong Computer Telecommunication Scientific(宇龍計算機通信科技、以下、Yulong)が「3917JR」(認証番号:003-200256)の工事設計認証(いわゆる「技適」)を2020年10月9日付けでディーエスピーリサーチによって取得しています。

3917JRはどういった製品なのか不明でしたが、Bluetooth認証機関のBluetooth SIGは23日(現地時間)、Yulongの3917JRが2020年11月23日付で認証を通過したとして情報を公開しており、製品カテゴリー「Phone」やデザイン名「Rakuten BIG s」であるとしていることから楽天モバイル向けスマートフォン(スマホ)「Rakuten BIG s(型番:3917JR)」となると予想されます。

楽天モバイルでは現在、5Gに対応したオリジナルスマホ「Rakuten BIG(型番:ZR01)」(ZTE製)を販売しており、同様に大画面を搭載した後継モデルもしくは派生モデルとしてRakuten BIG sを投入する可能性が高そうです。なお、Yulongはグローバル市場にて「Coolpad(酷派)」ブランドで展開している大手メーカーで、Rakuten BIG sを販売することになれば日本市場参入となります。

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楽天モバイルではこれまでにRakuten BIGの他に「Rakuten Mini」や「Rakuten Hand」といったオリジナルスマホを発表しており、ともに日本市場でニーズの高い防水・生活防水やおサイフケータイ(FeliCa)に対応し、楽天モバイルが推進するeSIMに対応しているのが特長となっています。そうしたことからRakuten BIG sも同様の機能を有することが期待されます。

一方、各種認証で判明しているのは工事設計認証から4G(FDD-LTE方式)におけるBand 1および3、18、19、26の携帯電話ネットワークと2.4GHz帯の無線LAN(Wi-Fi)に対応していること、Bluetooth SIGからBluetooth 5.1に対応していることくらいで、恐らく工事設計認証はテスト段階で再通過すると見られ、場合によっては5Gに対応した製品となる可能性も十分に考えられます。

YulongはCoolpadブランドで安価な5Gスマホを展開しているほか、海外では主要な携帯電話会社への納入実績もあり、一時はHuawei TechnologiesやZTEを抑えて中国市場でシェア1位となっていたこともあるため、製品開発の実力は十分だと思われます。一方、日本での製品展開はこれまでないため、仮にRakuten BIG sが発売されることになれば、日本市場参入ということになりそうです。

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記事執筆:memn0ck


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