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秋吉健のArcaicSingularity

秋吉 健のArcaic Singularity:人々の「欲しい!」を刺激する製品作りとは。連載1周年を記念してモバイルデバイスの在り方やメーカーへの期待と希望を書きつづる【コラム】


コラム連載1周年を迎え、モバイルデバイスやベンダーへの想いを綴ってみた!

先日、久々にモバイルデバイスの衝動買い(予約)をしました。DJIが12月15日に発売するハンドヘルドカメラ「OSMO Pocket」です。手ブレや歩行ブレを強力に抑制するメカニカルジンバルスタビライザーを備えつつも、手のひらにすっぽりと収まる超小型設計のカメラで、しかも4K/60fpsでの高精細動画が撮影できるというスグレモノです。紹介動画を観た瞬間に脳天へ雷が落ちたような衝撃を受け、「これは欲しい!買うしかない!」とそのままオンラインショップで予約を入れてしまいました。

ですが今回のコラムは、このOSMO Pocketの紹介でもレビューでもありません。この久々に感じた「衝動買い」の感覚があまりにも楽しく、そして人の快楽や感性の原点に近いことを思い出したことから、その視点からテクノロジーの世界をもう一度俯瞰してみようと思ったのです。

おかげさまで本連載「Arcaic Singularity」は、この12月に1周年を迎えることができました。1週も休むことなく連載を続けられた理由には、通信業界やモバイルデバイス業界の止めどない技術革新、刺激的な製品の発売、そしてそこに携わる開発者や消費者の思いと渇望があったからだと、1年を振り返って強く感じるところです。

人の感性がモバイルデバイスへ与える影響を考えていくと、世界のデバイスベンダーの姿勢や日本のベンダーが見落としてきた重要な価値観が見えてきます。今回は筆者の思うままに、モバイルデバイスの在り方についてつらつらと書き綴りたいと思います。

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秋吉 健のArcaic Singularity:リスニングスタイルの変化の裏に通信業界の影あり? 音楽のストリーミング配信サービスの急成長から通信業界のトレンドと戦略を考える【コラム】


音楽の配信売上実績から通信業界のトレンドや戦略を考えてみた!

日本レコード協会(RIAJ)が11月21日に「2018年第3四半期(7~9月)の音楽配信売上実績」を公表しました。資料によれば、2018年第3四半期の総売上額は157億1300万円、前年同期比で108%の伸びとなっており、売上額としては非常に好調であることを示しています。また他の四半期の実績を見ても、前年同期比でいずれも110%程度の伸びを示しており、音楽業界全体として非常に堅調で安定したセールスを続けていることが分かります。

しかしながら、トータルとしての数字だけを眺めていても面白くありません。その内訳を詳しく見てみると、実によく現代の世相と社会の流行、そして通信業界のトレンドやコンテンツ戦略に裏打ちされた消費者の動向が透けて見えてきます。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はそんな音楽業界の売上や収益状況から見えてくる通信業界のさまざまな動きについて考察します。


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秋吉 健のArcaic Singularity:「勝利」の時代が終わる。auの3G携帯電話サービス「CDMA 1x WIN」が2022年3月末に終了!通信の歴史を紐解き未来を考察する【コラム】


KDDIが2022年に予定しているCDMA 1X WINのサービス終了について考えてみた!

先週、KDDIおよび沖縄セルラー電話が移動体通信事業者(MNO)サービス「au」の第3世代移動通信システム(以下、3G)サービス「CDMA 1X WIN」(CDMA2000 1x EV-DO方式)を2022年3月末でサービス終了するとの報を目にしました。業界関係者のみならず、かつてCDMA 1X WIN対応ケータイなどを利用していた人には、少なくない衝撃と感慨を呼んだのではないでしょうか。

CDMA 1X WINはNTTドコモのFOMAとともに3Gサービスを牽引し、通信業界の発展に寄与してきた輝かしい実績を持つ通信サービスであるとともに、この規格が故にその後のauの苦戦も招いた「悩みのタネ」でもあったというのが筆者の印象です。

トップ画像に写っているケータイ(フィーチャーフォン、いわゆる「ガラケー」)の「INFOBAR 2」とスマートフォン(スマホ)の「INFOBAR A01」は、いずれもCDMA 1X WIN対応端末でした。CDMA 1X WINはこういったデザインケータイとともにあった通信サービスでもあり、通信サービス(通信規格)とデザインという2つの要素がauというサービスの「色」を決定付けてきたのだとも感じます。

そこで今回の感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載「Arcaic Singularity」では、CDMA 1X WINの歴史や思い出を振り返りつつ、auの考える通信の未来について考えます。

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秋吉 健のArcaic Singularity:最近よく聞く「HDR」って、なんだ?スマホのディスプレイ仕様やカメラ機能で登場するHDRという技術について分かりやすく解説【コラム】


写真や動画におけるHDRの仕様や違いについて考えてみた!

みなさんは「HDR撮影」というものをご存知でしょうか。本媒体(S-MAX)の読者の方々であれば今更説明は不要かもしれませんが、一般的にはまだまだ馴染みの少ない用語かもしれません。

HDRとは「ハイダイナミックレンジ」の略称であり、その名の通り入力された信号に対しとても広い表現領域を持っていることを指します。撮影の場合、ダイナミックレンジはラチチュードとほぼ同義として扱われることが多く、明るい場所が真っ白に消えてしまう「白飛び」や暗い場所が真っ黒に潰れて写真や映像に表現されない「黒つぶれ」といった現象を抑制して撮影する機能のことをHDR撮影と呼びます。

しかし、実はHDRと一言で言っても様々な規格や表現方法の違いがあります。とくに映像においては単なるダイナミックレンジの広さだけを指すものではなく、仕様(規格)の違いや対応製品で分かりづらい点が多数あります。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はそんなHDR技術について解説します。


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秋吉 健のArcaic Singularity:コンテンツビジネスのサブスクリプションモデルへの回帰。通信業界とサブスクリプションモデルの親和性やその注意点について考える【コラム】


通信業界におけるサブスクリプションモデルについて考えてみた!

今年も残すところあと2ヶ月弱となりました。通信業界も慌ただしく1年を終えようとしていますが、各大手通信キャリアやアプリメーカーにとって2018年を振り返った時、大きな話題の1つとしてコンテンツ内課金モデルの急激な失速があります。ゲームにおける課金ガチャが最も端的な例ですが、人々の射幸心を煽るようにして課金を促す方式が通用しなくなり始めたのです。

その一方で、数年前から再び見直され始めた課金方式があります。それがサブスクリプションモデルです。いわゆる定額課金方式と呼ばれるもので、月額料金を支払ってサービスや商品を定期購入するのが分かりやすい例ですが、Apple MusicやGoogle Play Musicといった音楽のストリーミング配信サービスやNetflixのような動画配信サービスといった月額の通信系サービスが主流化し、iTunes Storeのようなコンテンツ購入型サービスが勢いをなくしたあたりからも、サブスクリプションモデルへの人々の「回帰」が始まっているように感じられるのです。

一般的な流通を考えた場合、サブスクリプションモデルというのはデメリットも多くあまり成功しないイメージが強いのに、なぜ通信業界ではこういったモデルの導入が加速しているのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回は通信業界とサブスクリプションモデルの親和性やその利用における注意点などを解説します。

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