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衛星通信

秋吉 健のArcaic Singularity:衛星通信の夢を継ぐもの。Starlinkサービスが実現した高速・低遅延な仕組みと今後の課題を考える【コラム】


日本で開始された衛星通信サービス「Starlink」について考えてみた!

ついに日本にも衛星通信の時代がやってきました。……と書いては流石に語弊がありますが、一般個人でも実用的なレベルで利用できる衛星通信の登場は大きな価値を持ちます。

10月11日、米国の航空宇宙メーカー「SpaceX」(スペースエックス)は、同社の衛星通信サービス「Starlink」(スターリンク)を日本でも開始したと発表しました。アジア地域で最初のサービス開始となります。

以前にも当連載コラムで衛星通信のメリットやデメリットについて解説したことがあり、さまざまな問題を抱えつつもStarlinkは今のところ順調に商業サービスを拡大できているように思えます。

衛星通信は本当に便利なのか、日本で利用するにはどうすれば良いのか、そして衛星通信の抱える課題はどこまで解決したのか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はStarlinkサービスや衛星通信の仕組みと課題について考察します。

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KDDI、山手線と大阪環状線の駅間やJR総武線・西武新宿線などの47駅のホーム、主要80駅周辺を5Gエリア化!SpaceXの衛星通信「Starlink」も活用へ


KDDIが5Gネットワーク状況やSpaceXとの業務提携などを発表!

KDDIは13日、オンラインにて「新サービス発表会」を開催し、携帯電話サービス「au」(オンライン専用の料金プラン「povo」含む)および「UQ mobile」において提供している5Gサービスについてエリア展開状況や5Gを新サービス・コンテンツなどについて説明を行いました。

また同社は13日、高速・低遅延の衛星ブロードバンドインターネットを提供する「Starlink」をau基地局のバックホール回線に利用する契約を締結したと発表しています。これまでサービス提供が困難とされていた山間部や島しょ地域、災害対策においてもauの高速通信を体験できるように2022年をめどにまず全国約1200カ所から順次導入を開始するとのこと。

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楽天モバイルが既存周波数再配分を総務省に要望!電波逼迫度が2023年他社超えの見込み。衛星通信のスペースモバイルは2022年Q4開始めざす


総務省にて「デジタル変革時代の電波政策懇談会(第2回)」が開催!

楽天モバイルは23日、総務省が開催した「デジタル変革時代の電波政策懇談会(第2回)」において現在割り当てられている周波数帯では2021年に他社と同等の電波逼迫度となり、2023年には他社を超える見込みであることを明らかにしました。

その上で同社は総務省に対して既存周波数帯の再配分を含めて周波数割当を要望し、特に現在割り当て割れている4G向け1.7GHz帯(Band 3)や5G向け3.8GHz帯(n77)、28GHz帯(n257)よりも電波が減衰しにくく屋内まで電波が浸透しやすい800MH帯などの低周波数帯の割り当てを希望するとしています。また資料では11月時点での契約数が179万となっているとのこと。

さらに今年3月に出資を発表しているAST & Science(以下、AST)が開発している衛星通信ネットワーク「スペースモバイル」についても災害発生時にも安定して提供できる通信環境の構築を行う上で重要だとし、2022年第4四半期(Q4=10〜12月)頃に日本でのサービス開始をめざすとしています。

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秋吉 健のArcaic Singularity:揺れる衛星通信の天秤。安定した通信手段として期待される衛星通信が抱えるメリットとデメリットとは【コラム】


衛星通信のメリットとデメリットについて考えてみた!

新型コロナウイルス感染症問題(コロナ禍)が日本でも深刻化しパニック状態に陥りつつあった今年3月末、米国のとあるベンチャー企業が経営破綻しました。その企業の名前は「OneWeb」。ソフトバンクグループが出資していた衛星通信会社です。

ソフトバンクグループはビジョンファンドへの投資に失敗し、2020年3月期決算で1兆4000億円もの巨額赤字を計上しましたが、OneWebもまたその失敗した企業の1つです。ベンチャー企業への投資に失敗はつきものであるとは言え、ソフトバンクが衛星通信事業に期待していた部分は大きく、今後の戦略にも大きく影響するものでした。

人工衛星や成層圏飛空船を用いた通信技術は、日本のみならず世界中の通信業界が注目し研究・開発を進めている分野です。日本では前述のOneWeb以外にも、楽天モバイルが米国AST&Science(AST)と提携し衛星通信の国内運用を計画しています。

しかし、そのサービス開始への道のりは非常に険しく、理想には程遠いのが現状です。衛星を用いた通信回線の運用にはどのようなメリットがあり、またどのような課題があるのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は衛星通信の現在を解説しつつ、メリットとデメリットについて考察します。

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ソフトバンク、国内初の衛星回線を使った航海中フェリー上での公衆無線LANサービスを6月27日より試験導入!トライアル期間中は誰でも無料で利用可能


ソフトバンクがフェリーでの公衆無線LANサービスを試験的に開始!

ソフトバンクモバイルおよび太平洋フェリーは26日、国内で初めてフェリーの航海中に衛星回線を使用して誰でも利用できる公衆無線LANサービスを2014年6月27日(金)から試験的に開始すると発表しています。

今回提供する公衆無線LANサービスは、ソフトバンクモバイルが提供する衛星回線と無線LAN(Wi-Fi)設備を利用したサービスで、携帯電話の電波が届かなくなることが多い航海中の船上において、通信手段の確保およびユーザーの利便性の向上に寄与することを目的に提供するとのことです。

試験的に開始したトライアル期間中(終了時期未定)はソフトバンクモバイルの公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」の加入者だけでなく、他社やSIMフリーなどのスマートフォン(スマホ)やタブレット、パソコンなどのWi-Fi搭載機器があれば、事前に簡単な設定を行うだけで誰でも無料で利用できるようになっています。

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