BLU ProductsがGRAND Mの情報収集について反論!マルウェアなどは存在しないと発表 |
既報通り、アメリカの軍隊や捜査当局向けのモバイルセキュリティーツールを開発するKryptowireがセキュリティー関連イベント「Black Hat USA 2017」においてBLU Products製スマートフォン(スマホ)「BLU GRAND M」などに販売時からスパイウェアが混入していることを報告しました。
Kryptowireでは2016年11月にもBLU Productsの「BLU R1 HD」にスパイウェアが混入していると発表していましたが、一旦はBLU R1 HDに搭載されているファームウェアを開発するAdups Technologyがソフトウェア更新を実施し、該当機能を削除して問題が解決したと思われていました。
しかしながら、Kryptowireが継続して調査したところBLU R1 HD以外のBLU GRAND Mなどの製品においてその後も個人情報を勝手に中国へ送信しているスパイウェアと思われる機能が含まれているとしています。
今回、これに対してメーカーであるBLU Productsは31日(現地時間)、特定の情報を中国にあるサーバーへ送信していることを認めつつ、送信している内容は仕様通りで利用者のプライバシーに影響はなく、不正に個人情報を取得していることはないので問題ないと発表しています。
なお、Black Hat USA 2017にて報告があった後、アメリカのAmazon.comではBLU GRAND Mが販売停止となっており、さらに日本でも先ごろ「Amazon.co.jp」においてBLU GRAND Mの商品ページ自体が削除されています。
一方で同じBLU Productsの製品であり、日本で販売されている「BLU GRAND X LTE」についてもAmazon.co.jpでは販売が停止されてるのか、商品ページ自体はあるものの購入できず、仮想移動体通信事業者(MVNO)のSIMカードとセット販売についても「現在在庫切れです。」となっています。
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