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秋吉 健のArcaic Singularity:通信業界に向けられた公正取引委員会の報告は何を語るのか。独占禁止法にも言及されたその内容と業界を覆う長年の「闇」について考える【コラム】


公正取引委員会の報告内容について考えてみた!

先週末、筆者が通信キャリアの災害対策についてのコラムを書き上げた頃にそのニュースは飛び込んできました。もはやここでその当時の報道の詳細を書くのも野暮かもしれませんが、テレビやニュースサイトの報道はひたすらに「4年縛り」が独占禁止法に抵触しているのではないか、という内容をピックアップするものでした。

あらかじめ解説すると、いわゆる「4年縛り」とはau(KDDI)やソフトバンクなどが行っている残価設定型ローンによるスマートフォン(スマホ)の割賦販売プランのことです。4年間の割賦を組み2年後から端末を下取りに出すという契約で月々の支払料金を低く抑えるというものですが、問題はその下取り(機種変更)の際に同プラン以外を選んだ場合、割賦残債を全て支払う必要があることから消費者が同プランを選択せざるを得ない状況が生まれやすく消費者の流動性を大きく阻害している、という点が問題とされたものです。

しかしこの残価設定型ローン自体は自動車業界などでも既に導入されて久しい販売方式でもあり、この販売方式のみに限って言えばそこまで大きく報道されるべき内容とは思えません。通信契約と端末販売をセットにした、いわゆる「抱き合わせ販売」の問題も含まれているものの、筆者としてもその点が気になり調査をしていましたが、28日に公正取引委員会が正式に調査結果を公開したことで多くの疑問が解決したように思われます。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回は通信キャリアが公正取引委員会より独占禁止法に抵触する恐れがあると報告された一連の問題について考えてみたいと思います。

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秋吉 健のArcaic Singularity:格安SIM「mineo」が「通信の最適化」や「ポート規制」の問題で炎上!?企業倫理と法律の狭間から通信事業の在り方について考える【コラム】


mineoの炎上騒ぎから「通信の最適化」について考えてみた!

企業にとって都合の悪いことはだいたいタイミングの悪い時に起こるというのが「マーフィーの法則」に載っていたかどうかは定かではありませんが、世の中がゴールデンウィークに突入しようかというタイミングで、通信業界ではちょっとした騒動が持ち上がりました。

NTTドコモやauから回線を借り受けて仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯電話サービスを行っているケイ・オプティコムの「mineo(マイネオ)」が送受信データ中の画像などのファイルの圧縮などにより「通信の最適化」やHTTPSやVPNなどの特定の通信経路において速度制限をする「ポート規制」を行っているのではないかというものです。

事の発端はmineoユーザーによるTwitterへの投稿ですが、その後もさまざまな検証が行われ、画像圧縮が行われていることが確認された上、サイトが暗号化され画像圧縮などができないサイト(SSL通信を利用するHTTPSサイト)では通信速度そのものを制限する帯域制限が課せられているのではないかという疑惑まで持ち上がり、いわゆる「炎上」状態となってしまいました。

まさにケイ・オプティコムにとってはゴールデンウィークというユーザーが暇を持て余しSNSでネタ探ししやすい時期に炎上騒ぎを起こすという事態に遭遇し、青天の霹靂といったところかもしれません。いや、状況的には起こるべくして起こったと言ったほうが良いでしょう。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はmineoの炎上騒ぎで再燃した「通信の最適化」にまつわる問題点や解決策について広く考えてみたいと思います。

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秋吉 健のArcaic Singularity:格安スマホ市場に「選択の自由」を。端末性能や市場の変化から2018年のSIMフリースマホの動向を占う【コラム】


2018年の格安スマホ市場の動向を占う!

新年明けましておめでとうございます。昨年は取材活動へ本格復帰したり本連載の開始を機会にハンドルネーム表記をやめるなど個人的に大きな動きのあった年ですが、今年は「VISION」を抱負に日本や世界の最先端を追いかけ続けさまざまに夢想していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、そんな個人的夢想の1つにあるのが比較的安価なSIMフリーのスマートフォン(スマホ)、いわゆる「格安スマホ」の話題です。格安とは言っても最近では3万円台や4万円台が主流となってきているので絶対的なお値段としては格安ではないのですが、性能面でのコストパフォーマンスの高さが勝負の世界になりつつあります。

昨年末にも中国の大手ベンダー、OPPO(オッポ)が2018年より日本へ参入するという話題が駆け巡りました。すでにASUSやZTE、HTC、ファーウェイといった中国・台湾系ベンダーに加え、日本からもシャープや富士通、京セラといった大手ベンダーが攻勢をかけ熾烈なシェア争いとなっている格安スマホ市場は、今後どのような展開を見せるのでしょうか。また、こういった格安スマホ市場の活況の裏にはどのような市場変化があるのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回は格安スマホの現状や消費者ニーズの変化、そしてハイエンドスマホの動向なども読み解きながら2018年の格安スマホ市場を占います。

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秋吉 健のArcaic Singularity:通信業界激震の楽天MNO参入表明!MVNOの「楽天モバイル」はどうなる?3大キャリアへの勝算は?楽天の考える未来と戦略を予想する【コラム】


とてつもない「スーパーチャレンジ」を発表した楽天。その未来を探る

既報通り、先週モバイル・IT業界関連を震撼させたニュースと言えば、楽天の移動体通信事業者(MNO)参入発表を差し置いて他にないでしょう。筆者は今週分のコラムを書き終えて次の取材へ向かっていたところでこの一報を聞き、びっくり仰天しつつも「ああ、やっぱり何か画策していたか」という想いにも駆られました。

というのも先日取材を行った楽天モバイルの事業概況説明会の席上で、楽天 執行役員 楽天モバイル事業の大尾嘉宏人氏の表情はどこか硬く、質疑応答の場でも黒字化についての問答に強い口調で明言を避けるなど、どこか「ん?これは年明けにでも何か動くのか?」と思わせるところがあったためですが、まさか年内に発表があるとは予想もしていませんでした。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回は予定を変更し、楽天および楽天モバイルが見据える未来とその戦略について考察します。

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海外の通信事業者と提携した「IIJmio海外トラベルSIM」の仕組みは?携帯電話系ユーザーイベント「IIJmio meeting 13」にて堂前氏が解説【レポート】


IIJmio meeting 13のプレゼン紹介第2回!IIJ堂前氏が海外トラベルSIMを紹介

インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)が10月22日にNTTドコモやauから回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「IIJmio」についてのサービス内容やMVNOの仕組みなどを幅広く紹介するユーザー向けイベント「IIJmio meeting 13」を開催しました。

IIJmio meetingは大きく分けて3つのプレゼンテーションから構成されており、それぞれ「初心者向け」および「中級者向け」、「上級者向け」と続いていきます。展示コーナーに続いて前回は初心者向けを紹介しましたが、今回は中級者向けとなる内容の海外の通信事業者と提携したサービスについてのプレゼンテーションをお伝えします。

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