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秋吉 健のArcaic Singularity:突然の通信途絶、あなたはどうする?NTTドコモの輻輳障害から通信ネットワークと私たちの生活との関係を考える【コラム】


NTTドコモの輻輳障害について考えてみた!

既報通り、NTTドコモの携帯電話サービスにおける音声通話およびデータ通信にて利用しづらい事象が全国規模で10月14日17時頃より発生し、事象の原因となった位置登録不可の影響範囲は推定で約200万ユーザーだと発表されました。

その後、音声通話およびデータ通信にて利用しづらい状況は翌10月15日5時5分に5G/4Gネットワークでは回復し、さらに復旧が遅れていた3Gネットワークでも10月15日22時00分にすべて回復したということです。

今回起きた事象は通信ネットワークの「輻輳」と呼ばれるもので、通信量過多による混雑に起因するものです。そしてその混雑が発生した理由は、IoT機器向けの設備を新しい設備へと変更する際に不具合が生じ、再び古い機器へと切り戻す(元に戻す)ための作業を行う段階で発生したものでした。

原因や発端はどうであれ、こういったネットワーク障害による通信不能は私たちの生活に大きく影響するようになりました。その影響力はわずか5年前と比較しても相当に多大なものとなっています。私たちの生活はどこまで通信ネットワークに依存し、通信ネットワークなしでは生きていけない生活となっているのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はNTTドコモの輻輳障害から、私たちの生活と通信ネットワークの関係について掘り下げていきます。

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スタンダードモデルの新基準として汚名返上なるか!?シャープの5Gスマホ「AQUOS sense6 SH-54B」を写真と動画で紹介【レポート】


AQUOS sense6、ファーストインプレッション!

既報通り、NTTドコモが「2021-2022冬春モデル」として5G対応スタンダードスマートフォン(スマホ)「AQUOS sense6 SH-54B」(シャープ製)を発表しました。販路はドコモショップや公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などのドコモ取扱店すべてで、価格は未定ですが、9月28日より事前予約受付を開始しており、11月中旬以降の発売を予定しています(価格や発売日の詳細は後日案内)。

使いやすさと購入のしやすさで安定した人気を誇るシャープの「AQUOS sense」シリーズもついに6機種目。前機種では5代目である点とシリーズ初の5G対応をかけ合わせて「AQUOS sense5G」と名前が冠されましたが、今回は順当に数字のみの「6」へ回帰しました。

最新の3Dゲーム利用に耐えられるような尖った処理性能こそないものの、日常利用を想定した性能としては必要十分以上の高品質を維持してきた本シリーズですが、本機ではディスプレイ品質や生体認証技術などで大幅な改良が加えられ「全くの別物」という印象さえ受けます。

パッと見では大きな変化を感じられない筐体デザインでも実は衝撃的なほどの変化があり、従来機種を利用してきた人ほど手に取った瞬間に「え!?」と驚くこと間違いなしです。前機種のAQUOS sense5Gは同時期に開発された「AQUOS sense4」のボディーに何とか5Gを詰め込んだこともあってか故障や不具合などが多くなってしまっているようですが、新設計の本機は汚名返上できるでしょうか。

今回、NTTドコモでは10月6日にメディア向けに新商品を説明する「2021-2022冬春 新商品に関する記者説明会」をオンラインにて開催し、併せて都内にてタッチ&トライが開催され、筆者も参加して実機にAQUOS sense6 SH-54Bに触れる機会を得ましたので、写真や動画とともにその魅力をご紹介します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:MNO各社が陥っている「5G普及のジレンマ」とは何か。料金やエリア、製品などから5G普及のカギを探る【コラム】


5G普及のカギについて考えてみた!

3月末にNTTドコモおよびau(KDDIおよび沖縄セルラー電話)、ソフトバンクの3者から一斉に「5G(第5世代通信システム)」サービスがスタートしました。とはいえ、発売済みの5G対応スマートフォン(スマホ)はシャープ製「AQUOS R5G」とサムスン電子製「Galaxy S20 5G」、ZTE製「Axon 10 Pro 5G」などの数機種しかなく、選択肢が非常に限られています。

また対応エリアについても前回のコラムでも軽く触れたように、各社ともに現状ではスポット的な基地局整備に留まっており、5Gの恩恵に預かれる人はかなり限定されます。

果たして5Gサービスはいつ頃普及の兆しを見せ、一般人を巻き込むトレンドとなっていくのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は5Gエリアの現状や料金設定、端末の発売状況などを読み解きながら、5G普及のカギを探ります。

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秋吉 健のArcaic Singularity:NTTドコモの料金値下げ発表が与えた波紋。MVNOなどの格安SIMへの余波とその裏に潜む巨大な自社経済圏の確立について考える【コラム】


NTTドコモの料金値下げが与える業界全体への影響について考えてみた!

NTTドコモは10月31日、都内にて「決算説明会」を開催しましたが、代表取締役社長の吉沢和弘氏が「大胆な料金プランの見直し」について言及し、2019年4~6月を目処に同社料金プランをよりシンプルで分かりやすいものへ改定し、さらに月額料金についても2割~4割程度下げる予定であることを発表しました。同時に値下げによる還元額は総額4000億円程度になるとの見通しも語っており、同社が来年度に一時的ながらも減収減益となる可能性にも言及しました。

これを受けて市場ではKDDI(au)やソフトバンクといった移動体通信事業者(MNO)各社を巻き込んだ価格競争が再燃し業界全体として利益率が下がるとの憶測が流れ、翌11月1日の株式相場ではMNO各社の株が全面的に売られ暴落する場面もありました。このコラムを執筆している11月2日の時点では反発から各社とも株価を持ち直していますが、今後の株式動向は非常に不鮮明と言わざるを得ません。

そもそもNTTドコモが今回の値下げを発表した背景には、8月21日に菅官房長官が札幌市内での講演の際にMNO 3社の月額料金について「4割程度下げる余地はある」と発言した一件があります(吉澤社長は否定)。当初NTTドコモを初めとしたMNO各社は菅官房長官の発言へ一定の理解を示しながらも、現状の料金への理解とサービスの充実などによる消費者還元を理由に値下げについてはほぼ言及してきませんでしたが、ここに来て大きく風向きが変わった形となります。

NTTドコモが決定した舵取りは今後の通信業界にとってどのような影響を与えるのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回は携帯電話料金値下げによる業界全体への影響について考察します。

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NTTドコモが企業向けに5G技術の展示施設「docomo FUTURE STATION」を公開中!圧巻の12Kワイドビジョンやスポーツの多視点スイッチング観戦など5Gの具体的な活用例を多数展示【レポート】


NTTドコモの5G展示施設「FUTURE STATION」を紹介!

NTTドコモが都内にある同社本社にて次世代通信規格「5G(第5世代移動体通信システム)」の展示施設「docomo FUTURE STATION」を8月22日に設置・公開しました。

同施設は企業関係者や見学者向けに公開されるもので、一般客の来場は基本的にはできません。施設の展示内容は5G技術の活用例などで、これまでに各種展示会に出展してきた内容や東京ソラマチに常設展示している内容などを総括・発展させ、さらにパビリオンとしての完成度を上げたものです。

5G技術は移動体通信事業者(MNO)各社が超大容量・超高速・超低遅延を実現する通信技術として2020年のサービス開始を予定していますが、その中でも具体的な技術の応用例やコンテンツへの活用例を積極的に発信しているのが同社です。

本施設も5Gの特徴やメリットを分かりやすく実感できる内容となっており、企業関係者などにその技術の活用を強くアピールすることが大きな目的です。

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