AppleがiPhoneやiPadなど向けiOS 16.7.3とiPadOS 16.7.3をリリース! |
Appleは11日(現地時間)、iPhoneおよびiPod touch向けプラットフォーム「iOS」とiPad向けプラットフォーム「iPadOS」において前バージョン「iOS 16」や「iPadOS 16」の最新版「iOS 16.7.3(20H232)」および「iPadOS 16.7.3(20H232)」を提供開始したとお知らせしています。
対象機種はiOS 16やiPadOS 16の対応機種でiPhone 8以降およびiPhone SE(第2世代)以降、iPad(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Pro(全モデル)の各製品にて無料で更新可能となっており、これらを利用しているすべての人が更新することを推奨しています。
なお、これまでは次の新バージョン「iOS 17」や「iPadOS 17」に対応している機種についてはこれらのiOS 17やiPadOS 17にアップグレードしない選択が可能でしたが、今回よりiOS 17やiPadOS 17に対応している製品は同時に提供開始された最新バージョン「iOS 17.2」または「iPadOS 17.2」への更新のみが可能となっています。
そのため、iOS 16.7.3およびiPadOS 16.7.3はiOS 17およびiPadOS 17の対象機種ではないiPhone XやiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPad(第5世代)、12.9インチiPad Pro(第1世代)、9.7インチiPad Pro向けとなり、これらの製品では最新バージョンとなります。
変更点は重要なセキュリティーアップデートが含まれているとしており、iOS 17.2やiPadOS 17.2にも含まれている脆弱性も含まれているものの、CVEに登録されている脆弱性としてはiOS 17.1およびiPadOS 17.1では12個が修正されていますが、iOS 16.7.3およびiPadOS 16.7.3では8個となっています。また同社ではこのうちのいくつかの脆弱性が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識していると説明しています。
その他、すでに紹介しているように同時にiOSおよびiPadOSは最新バージョンのiOS 17.2およびiPadOS 17.2がリリースされているほか、スマートウォッチ「Apple Watch」向け「watchOS 10.2」、パソコン「Mac」向け「macOS 14.2 Sonoma」、スマートテレビ「Apple TV」向け「tvOS 17.2」なども配信開始しています。
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