バンド交換できればどんな時計でもOK!腕時計がスマートウォッチに変わる

みなさんは「Apple Watch」や「Android Wear」などのスマートウォッチを使っていますでしょうか?使う人にも使わない人にもそれぞれに理由があると思います。

そういった中で最近では「スマートウォッチに興味はあるけど、お気に入りの腕時計を使っているので」といったケースにはソニーが腕時計のリストバンドにスマートウォッチの要素を詰め込んだ「wena wrist」シリーズがあったりします。

こういったスマートバンドはwena wrist以外にもあっても良いと思いますが、そんなニーズに応えた腕時計のバンド型デバイス「スマートウォッチ-H1」が展示されていましたので紹介します。

これは018年1月17(水)~19日(金)に東京ビッグサイトで開催されていたウェアラブル関連展示会「第4回ウェアラブルEXPO」(主催:リード エグジビション ジャパン)のShenzhen Ant matrix Technologyブースにて展示されていたもの。

世の中には両手にスマートウォッチ付けたり、片手に2つ以上身に着けたりする特異な方もいらっしゃいますが、今回はこういった方は置いておいて既成の腕時計のバンドとして使えるスマートバンドは魅力的だという人が潜在的にいるのであれば、今後、さらに増えてくるかもしれません。

【「腕時計のバンド型」という一風変わったウェアラブルガジェット】

01
Shenzhen AntMatrix Technology製のスマートウォッチ-H1

今回、参考出展として展示されていたスマートウォッチ-H1はShenzhen Ant matrix Technologyが開発した腕時計のバンド(腕に巻き付ける部分)型のウェアラブル製品で、既成の腕時計の本体に取り付けることでスマートウォッチとして使えます。

バンド交換が可能な腕時計であれば、どんな腕時計にでも付け替えて利用することが可能とのことで、写真を見るとわかるように見た目には完全に腕時計に使う交換用バンドなのですが、腕に装着したときのちょうど文字盤の下にくる部分に0.42インチの小さいディスプレイがあります。

0.42インチと非常に小さいディスプレイながらタッチパネルとなっており、画面のタップ・ロングタップ操作にてスマートフォン(スマホ)からの通知(電話やSMS、Twitterなど)を確認したり、歩数計機能やアラーム、消費カロリー表示のほか、ペアリングしたスマホの無線シャッター(レリーズ)としても利用可能です。

なお、本格的なスマートウォッチのような活動量計などのライフセンサー的なものは搭載されていないようです。

02
裏側には充電用の接点が配置


0304

0506
簡易スマートウォッチとしていくつもの機能が利用可能(腕時計の文字盤の外に表示させる端末の機能として時計表示機能が必要だったのかはさておいて)


0708
ブース内に展示されていたスマートウォッチ-H1の概要を説明しているパネル

対応OSはiOSおよびAndroidとなっており、国内に出回っているほとんどのスマホやタブレットで利用でき、1時間の充電で3~5日間利用できること謳うなど、使い勝手もなかなか良さそうです。

説明員によると国内での販売については、現在は未定としながらも前向きであることや、価格については「数千円程度」と案内がありました。腕時計のバンド型という非常にユニークな点や既存の腕時計と共存できる点など、期待したいアイテムとなっていました。


【他にもこんなものもありました】

0910
ARガンシューティングゲームを遊ぶためのガンコントローラ

今回紹介したスマートウォッチ以外にもブース内にはスマホ用VRゴーグルならぬ「スマホ用AR(拡張現実)ゴーグル」やヘッドマウント型のAndroidデバイスに、風変りなデザインのqi充電器(充電台)などが展示されており、どれもユニークで物欲をそそるアイテムたちでした。

1112
スマホ用ARゴーグル「AR-BOX」。鏡面反射方式でゴーグルに映像を投影する仕組み


13
ディスプレイ内蔵のヘッドマウントタイプのAndroid搭載製品(展示機の時点で日本語に対応していました)


1415
木製・合皮製のほか薄型のコースターのようなqi充電器

説明員によると、今回のスマートウォッチ-H1を含むブース内の展示物(ARゴーグルやヘッドマウント端末など)については参考展示の扱いということで、現在販売先(取り扱い)してくれる業者・企業を探しているそうです。

気になった商社やベンダーさんは是非、メーカーのページをチェックしてみてください。そして、扱ってくれれば、なお嬉しいです!

Shenzhen Ant matrixTechnology(深圳市蚂蚁方阵科技)ブースは目玉のスマートウォッチ-H1をはじめとした国内向けにはまだ出ていない新しいジャンルのアイテムが多数展示されていた見ごたえのある展示内容でした。

記事執筆:河童丸


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
ウェアラブルEXPO
深圳市蚂蚁方阵科技有限公司(Shenzhen Ant matrix Technology)