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秋吉 健のArcaic Singularity:窮地に立たされたMVNO。政府によるバランスを欠いた料金値下げ施策が招いたモバイル通信市場縮小の危機【コラム】


厳しいMVNOの現状と今後について考えてみた!

いよいよ寒さが身に沁みる季節となり、コロナ禍が落ち着くとともに師走の忙しさも久々に実感している今日この頃ですが、2021年は通信業界にとっては1年中寒風が吹き付けていたような年でもありました。

特に厳しかったのは仮想移動体通信事業者(MVNO)による「格安SIM」界隈です。ちょうど1年前にNTTドコモがオンライン契約専用の低料金プラン(サービス)「ahamo」を発表したことから激化した通信業界の料金競争ですが、実際に低料金プランを導入したNTTドコモやKDDIなどの移動体通信事業者(MNO)のみならず、MVNO各社にも大きな影響を与えました。

もともと低料金を売りとしていたMVNOはさらなる低料金化や同じ料金帯でもより大容量のデータ通信が可能なプランへと変更を迫られ、生き残りを賭けてリスクの大きな戦略を取らざるを得なくなりました。その戦略は一定の効果とユーザーへの恩恵を上げたものの、MVNO業界全体で見れば大惨敗と言わざるえ終えない結果となっています。

MVNOにとっての2021年はどのようなものだったのでしょうか。そしてこれからのMVNOはどうなっていくのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はMVNOの1年を振り返りつつ、その未来について考察します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:仁義なき携帯電話料金戦争・第二幕!?菅総理による「さらに倍の負担減」発言の波紋とさらなる値下げの可能性を考える【コラム】


携帯電話料金のさらなる値下げについて考えてみた!

7月30日、武田良太総務大臣(武田総務大臣)がまたもや通信業界に小さくない波紋を投げかける発言を行い話題となっています。

発言とは、飛鳥新社刊行の雑誌「月刊Hanada2021年9月号」に掲載された菅義偉内閣総理大臣(菅総理)のインタビュー取材で、菅総理が携帯電話料金の値下げについて触れた際に「私はまだまだこんなものではなく、さらに倍の負担減が可能だと思っています。あくまでも道半ばです」と答えた件を受けてのものです。

通信業界としては菅総理の発言自体が衝撃的なものではありますが、武田総務大臣もまた記者会見の場で「過去に比べれば競争が活発化してきていると私も受け止めている。(中略)合理的な選択というものを実現するためには、今後とも校正な競争環境の整備に取り組んでいきたいと考えている」と述べ、菅総理の発言を否定しない姿勢を見せました(語弊のないよう、本文中にて全発言を掲載する)。

2020年末からの怒涛の通信料金値下げ合戦が一段落し、移動体通信事業者(MNO)のみならず、仮想移動体通信事業者(MVNO)もこの流れに対応してようやく料金プランが出揃い始めた矢先でのこの発言は、再び業界内に混乱と動揺を生む可能性があります。

果たして菅総理が言う「さらに倍の負担減」は可能なのでしょうか。またそれを実現した場合にデメリットはないのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は携帯電話料金のさらなる値下げの可能性と想定される今後の状況について考察します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:通信会社の「脱・通信」が加速!通信に頼らない事業構造への改革と各社の明暗、これからの通信のあり方を考える【コラム】


通信会社の「脱・通信」について考えてみた!

既報通り、NTTドコモは2月5日に「2020年度 第3四半期決算」の説明会を開催し、データ通信容量20GBで月額税抜2,980円(税込3,278円)の新料金プラン「[[ahamo]]」を3月26日(金)より提供開始すると発表しました。

昨年12月から今年1月にかけて、移動体通信事業者(MNO)および仮想移動体通信事業者(MVNO)の各社から低廉な料金プランの発表が相次ぎました。前回のコラムでも通信料金戦争の幕開けとして解説を行いましたが、この大戦争が意味するところは、単なる消費者への福音や通信事業者の疲弊だけではありません。

特にMNOで顕著なのが「通信離れ」です。通信会社が通信事業に見切りをつける。そのような、一見すると危うい雰囲気すらある時代へと突入したのです。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は通信会社による「脱・通信」の流れについて解説します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:ついに月額0円まで登場した仁義なき通信料金戦争!楽天モバイルと各MVNOの新プランから業界トレンドを考える【コラム】


モバイル業界各社の新料金プランについて考えてみた!

モバイル通信業界の大戦争が始まりました。

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクといった移動体通信事業者(MNO)の大手3社によるメインブランドでの月間データ通信容量20GBプランが出揃い、それらに対してMNOに新規参入した「楽天モバイル」に加え、仮想移動体通信事業者(MVNO)の各社も対抗策を出してきました。

当然、楽天モバイルやMVNOが大きく動いてくることは予想していましたが、各社の動きは想像以上に早かったと感じます。まずはMVNOの「mineo」(オプテージ)が1月27日に最大20GB/月額1,980円(以下、すべて税抜)までの4コースを取り揃えた新料金プラン「マイピタ」を発表しました。

続いて1月28日にはMVNOの「J:COM MOBILE」(ジュピターテレコム)が5GB/月額1,480円のコースを加えた新料金プラン「J:COM MOBILE Aプラン スタンダード」を発表し、そして1月29日には楽天モバイルが1GB/月額0円から容量無制限/月額2,980円までの従量制の新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表しました。

モバイル業界はまさに大激動の2021年となると予想していましたが、早くもその様相となってきています。そしてこれらの料金の低廉化は誰が得をし、私たちは何を選べば良いのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はmineo、J:COM MOBILE、楽天モバイルの料金プランを解説しつつ、今後のモバイル業界の料金トレンドを考察します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:auの新料金プラン「povo」は「非常に紛らわしい」?武田良太総務大臣による批判が適切なのか検証する【コラム】


KDDIの新料金プラン「povo」に対する武田良太総務大臣の発言を徹底検証してみた

武田良太総務大臣(以下、武田総務大臣)は1月15日に行われた記者会見において、au(KDDIおよび沖縄セルラー電話)が1月12日に発表した新料金プラン「povo(ポヴォ)」について記者から意見を求められた際、「非常に紛らわしい発表だった」と発言しました。

発言の趣旨は「最安値と言いながら、他社と結局同じ値段であったということについては、もっと分かりやすいやり方をしっかりと考えていただきたい」というものでしたが、実際にauが発表した内容には最安値という言葉は一度も使用されておらず、また公式のプレスリリースにも一切書かれていません。

発言全体を通しても実際の発表会やプレスリリースを精査せずに想像に頼ったと思われる部分が多く、また総務大臣としての会見の場での発言としてあまりにも杜撰である点に、強い憤りを感じざるを得ません。

KDDIは何を発表し、武田総務大臣は何をもって「紛らわしい」と判断したのか。そもそも通信料金値下げとは何が目的で誰のためのものだったのか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は武田総務大臣の発言が適切であったのか検証します。

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