オンライン上での投げ銭文化について考えてみた! |
ゴールデンウィークボケも抜けきらない5月7日、ソーシャルネットワークサービス(SNS)「Twitter」界隈が少々ざわつくニュースが飛び込んできました。Twitterに投げ銭システム(同社では「Tap Jar」と呼称)が導入されるかもしれないというものです。現在、Tap Jarは正式導入に向けて一部利用者を対象にテスト中だとのこと。
投げ銭とはその名の通り誰かが誰かに金銭を投げ渡す行為のことであり、かつては演劇の興行や大道芸人への謝礼などで行われていた行為です。数年前から動画配信サイトやイラスト投稿サイトでも金銭をコンテンツ提供者へ直接送るシステムが導入され、それらを俗称として「投げ銭」と呼ぶようになりました。
このオンライン上での投げ銭システムがTwitterに導入されるかもしれないというものですが、これまでにさまざまな動画投稿サイトやイラスト投稿サイトの現状を見てきた筆者としては「ついにここまで来たか」という複雑な心境です。
投げ銭システムはクリエイターやユーザーに何をもたらし、そこに問題はないのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はネット上の投げ銭システムのメリットやデメリットについて考察します。
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