日本通信が新事業戦略を発表

日本通信は22日、都内で「事業戦略発表会」を開催し、同社がこれまで「b-mobile」などで行ってきた仮想移動体通信事業者(MVNO)のモデル事業者から他のMVNOやメーカー、金融機関などがモバイル・ソリューションを実現するための「MSEnabler(Mobile Service Enabler)」へ事業を転換していくことを発表した。

同社代表取締役社長の福田尚久氏によると、MVNO事業における新しい役割として示したMSEnablerの背景には、格安SIMとして話題を集めているが市場としての規模はまだ小さく、価格競争のみで勝負をしている現状で利益を上げている会社はひとつもないのだという。

そこで、同社は格安SIM市場だけではなくサービスの多様化を実現するためのMSP(Mobile Solution Platform)事業へ舵を切るにあたって、ビジネスの障壁となるMVNOの規制緩和を訴えてきた。今回の事業説明で、そのMVNOの規制緩和によってどのようなサービスが実現できるのかを説明した。

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