スマホカメラの撮像素子について考えてみた!

先月、スマートフォン(スマホ)業界にちょっとした衝撃が走る機種が発表されました。シャープ製の「AQUOS R6」です。一見すると特に凝ったギミックなども見当たらないスマホですが、それなりにカメラ(デジタルカメラ)に精通している人が聞いたら驚く部品を搭載していました。それは「1型(1インチ)の撮像素子(CMOSセンサー)」です。

カメラに詳しい人ほど「え!?スマホカメラに1型センサー!?どうやって搭載したの!?」と思ったかもしれません。それくらいスマホカメラには「あり得ない」部品なのです。どうして1型の撮像素子は搭載され、どういった効果を生み出すのでしょうか。また、このような巨大な撮像素子はスマホカメラに本当に必要なものなのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はスマホカメラの巨大センサー搭載の意義やメリットについて考察します。

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