ネットマナーや誹謗中傷について考えてみた!

人々が3年ぶりに緊急事態宣言なしのゴールデンウィークを楽しんでいる最中、eスポーツ界隈では某選手が障がい者を揶揄するような発言をしたとして期限付きの活動停止処分を受けたことが話題となっていました。

内容としてはゲームプレイ中の悪態といったもので、単なる独り言に近い言葉であったり、言葉の強弱や視聴者側(受け手)の捉え方の差異といった仔細はあるものの、eスポーツというものが広く公共的に配信され、収益を得るための「興行」として行われているものであればこそ、強い非難や厳格な罰が与えられてしまうのも致し方がないと感じるところです。

eスポーツに限らず、ネット上ではこういった発言の端々を突くような炎上騒ぎが絶えません。友人同士での些細な言い争いやSNS上でのニュースに対する野次罵倒も含めるなら、もはや数え上げるのも無理なほど毎日何かしらの「揉め事」が起きています。

携帯電話の普及から約25年、スマートフォン(スマホ)の普及から約15年になりますが、未だにネットリテラシーやネットマナーが人々に浸透した印象はありません。

ネット利用におけるマナー意識やリテラシーの向上はそれほど難しいことなのでしょうか。罰則を設けなければ直せないものなのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はネットマナーの現状と私達が心がけるべきことについて考察します。

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