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Xになってこれだけパワーアップした!Nexus 5新旧モデルを比較!

Y!mobile版が先行して発売となり、続けて、SIMフリー版がユーザーの手に届き始め、NTTドコモ版もいよいよ販売開始となったGoogleのリファレンスモデルのスマートフォン(スマホ)「Nexus 5X」(LG Electornics製)。

今回はNexus 5Xの前モデルであり、同じLG Electornics製スマホ「Nexus 5」とベンチマークアプリを使って性能の比較を行いましたので紹介したいと思います。


◯今回使用したベンチマークアプリについて
今回の比較に使用したベンチマークアプリは「AnTuTu Benchmark」(v5.7.1)および「3D Mark」、「Geekbench 3」、「LukaLukaBench」の4つとなります。また、スペックの表示比較に「CPU-Z」を使用しています。

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「CPU-Z」で表示した両機のスペック写真左側がNexus 5で、右側がNexus 5X

CPU-ZはCPUやGPU(画像処理用プロセッサー)などがリアルタイムに動いて表示されるので、この画像で表示される内容がすべてとは言えないものの、Nexus 5はクアッド(4)コアでGPUの最大数値が450MHzであることに対して、Nexus 5Xはペンタ(6)コアでGPUの最大数値が600MHzと大幅に強化されていることが確認できます。一方、CPUの1コアあたりの最大クロック数ではNexus 5の方が高いことも確認可能。

CPUコア数はNexus 5Xが前モデルとの比較で5割増(4→6コア)となってはいますが、CPUの最大クロック数ではNexus 5の方が高いという点に注目しつつ、続く各ベンチマークアプリにおける比較を見ていきましょう。


◯比較1:AnTuTu Benchmark
まずは、スマホやタブレット用ベンチマークアプリの超定番のAnTuTu Benchmarkにて比較してみました。結果は以下の通りです。

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左側=Nexus 5および、右側=Nexus 5X

スコア合計値でNexus 5Xが10000以上の差をつけています。項目別としては「2Dグラフィックス」を除いたすべての項目でNexus 5Xが上回っていました。特に「RAM速度」の項目ではNexus 5XがNexus 5の3倍近い数値をたたき出していたり、「3Dグラフィックス」は前モデル比で40%以上も高い数値が確認できます。


◯比較2:3D Mark
3D Markも超定番で美しい3Dレンダリングをリアルタイムで行い、能力を計測できるベンチマークアプリです。また、スペックに合わせた複数種類のベンチマークを計ることができるのが主な特徴です。3D Markの比較結果は以下の通り。

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Nexus 5(左)およびNexus 5X(右)

GPUの差が大きく出ました。さすがに昨年発売とはいえハイエンドに位置する「Nexus 6」には及ばないものの、Nexus 5との比較では大きな差が出ています。

また別の機会に記事の執筆を考えていますが、画像処理能力が大きく絡んでくる簡易3Dバーチャルリアリティー(VR)が楽しめる「Google Cardboard」アプリもNexus 5と比較するとかなり動作が滑らかになっていました。

今回の3D Markの比較テストでは「Sling shot using 3.1」という最新のベンチマークではなく「Sling shot using 3.0」という1つ前のベンチマークテストを行っています。これは、Nexus 5が「3.1」が性能不足で動作させられないことによるものです。

つまり、3D Markについて言えば「ベンチマークを利用する一番最初の時点でNexus 5Xが勝っていた」とも言えます。


◯比較3:Geekbench 3
CPUのシングルコア動作性能とマルチコア性能を分けて性能を計ることができるちょっと玄人向けなベンチマークアプリであるGeekbench 3での比較結果が以下になります。

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右側がNexus 5X、シングルコア性能も上回っている!

コア数では劣っているとはいえ、純粋なCPUのクロック数ではNexus 5の方が高いため、当初は「シングルコア性能ではNexus 5が一矢報いるかな」と思っていたらNexus 5Xがシングルコアとマルチコアのどちらの結果ともに高い数値が出ました。

あくまで予想ですが、Nexus 5XのCPU以外の部分(メモリやチップセットなど)での世代が新しく、より効率よく最適化されているためにシングルコア動作テストでも高い数字が出たのではないかと思われます。

とはいえ、Android 6.0(開発コード名:Marshmallow)へOSバージョンアップされたNexus 5でもかなり軽快かつスムーズに動作するので、より洗練され、性能も高くなっているNexus 5Xはさらに上の使用感の良さは言わずもがなといったところでしょうか。


◯比較4:LukaLuka Bench
LukaLuka BenchはVOCALOIDの「巡音ルカ」に動きの激しいい動きで踊らせて3D描画能力を「ざっくりと計る」ベンチマークアプリです。このアプリを使ったのは毎回ですが筆者の個人的な趣味ですので、あまりお気になさらず(手足の長いルカはこういう動きと相性がいいので)。

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Nexus 5Xが約1.4倍の差をつけて勝利

結果から約1.4倍の差でNexus 5Xが上回っています。他のベンチマークでの結果を見てもこの1.4倍というのがNexus 5XとNexus 5の性能差なのではないのでは?とざっくりとした感覚としては思えました。


◯比較を終えてまとめ
今回のベンチマーク比較ではNexus 5Xは前モデルNexus 5と比べるとおおむね30~40%前後の性能向上が確認できたと思います。

さすがにミドルレンジクラスという位置付けでもあるため、昨年モデルとはいえハイエンド扱いのNexus 6にはスペック部分で及ばない部分もありますが、画面解像度がフルHD(1080×1920ドット)と抑えられていることもあり、動作も非常に快適です。なお、画面解像度の違いでスコアに差が出るので、WQHD(1440×2560ドット)のNexus 6と比較するのは同時期に比較対象に最適なNexus 6Pが登場するので野暮ってものかなと思って今回は省いています。

このようにNexus 5Xは指紋センサーなどの新機能の追加やUSB Type-C端子採用なども目を引きますが、Nexus 5と比べて全体的な性能をバランスよくアップデートしてさらにワンランク上にパワーアップしたNexus機として現在Nexus 5を使っている人にもオススメできる機種になっていると思われます。

記事執筆:河童丸


[Image] QRコードアプリ名:AnTuTu Benchmark
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:AnTuTu
バージョン:5.7.1
ANDROID 要件:4.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.antutu.ABenchMark

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[Image] QRコードアプリ名:3D Mark - The Gamer's Benchmark
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Futuremark Oy
バージョン:1.5.3285
ANDROID 要件:4.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.futuremark.dmandroid.application

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[Image] QRコードアプリ名:Geekbench 3
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Primate Labs Inc.
バージョン:3.3.2
ANDROID 要件:4.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.primatelabs.geekbench

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[Image] QRコードアプリ名:LukaLukaBench
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Prime of the Moon
バージョン:1.0
ANDROID 要件:4.0.3以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=prime.of.the.moon.LukaLukaBench

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[Image] QRコードアプリ名:CPU-Z
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:CPUID
バージョン:1.15
ANDROID 要件:2.2以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.cpuid.cpu_z

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