AppleがiPhoneなど向けiOS 18.2とiPadOS 18.2をリリース! |
Appleは11日(現地時間)、同社が販売するスマートフォン(スマホ)「iPhone」シリーズ向けプラットフォーム「iOS」とタブレット「iPad」シリーズ向けプラットフォーム「iPadOS」の最新バージョン「iOS 18.2(22C152)」および「iPadOS 18.2(22C152)」を提供開始したとお知らせしています。
変更点はApple IntelligenceにImage Playgroundやジェン文字、作文ツールの機能強化、ChatGPTへのシームレスな対応、ビジュアルインテリジェンスの導入が行なわれるほか、対応言語の拡張も開始され、オーストラリアやカナダ、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ、英国といった英語のローカライズに対応します。またiPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro Maxでは「ボイスメモ」アプリにてレイヤーのある録音が利用可能になるとのこと。
またiPhone 16シリーズではカメラコントロールの2段階シャッターによってカメラコントロールを軽く押すとカメラのフォーカスと露出を固定できるようになったり、それ以外の機種でも「写真」アプリにおいてビデオの表示が改善されてフレーム単位でのスクラブやビデオの自動ループ再生をオフにする設定などが可能になったり、コレクションビュー間の移動が改善され、右にスワイプして前のビューに戻ることもできるようになったりといった機能の追加や改善が行われています。
さらに重要なセキュリティーアップデートが含まれており、CVEに登録されている脆弱性としてはWebKitに関する「CVE-2024-54479」および「CVE-2024-54502」、「CVE-2024-54508」、「CVE-2024-54505」、「CVE-2024-54534」などのとJavaScriptCoreに関する「CVE-2024-44308」という21個の脆弱性が修正されているということで、同社ではこれらの脆弱性のうちのいくつかは積極的に悪用されている可能性があるという報告を認識しているとしています。
対象機種はiOS 18では最新の「iPhone 16」シリーズを含めてiOS 17と同様にiPhone XSシリーズやiPhone XR以降やiPhone SE(第2世代)以降の21機種が対象で、iPadOS 18ではiPadOS 17とは異なってiPad(第7世代)以降およびiPad mini(第5世代)以降、iPad Air(第3世代)以降、11インチおよび13インチiPad Air(M2)、11インチおよび13インチiPad Pro(M4)、12.9インチiPad Pro(第3世代)以降、11インチiPad Pro(第1世代)以降となっており、各製品にて無料で更新可能です。
一方、iPadOS 17の対象機種だったiPad(第6世代)や12.9インチiPad Pro(第2世代)、10.5インチiPad Proは対象外となり、これらの機種には合わせて古いiPhoneやiPad向けにセキュリティーアップデートを行う「iPadOS 17.7.3」を提供開始しているほか、パソコン「Mac」向け「macOS Sequoia 15.2」、スマートウォッチ「Apple Watch」向け「watchOS 11.2」、セットトップボックス「Apple TV」向け「tv 18.2」、スマートヘッドセット「Apple Vision」向け「visionOS 2.2」なども配信開始しています。
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