リアルタイム翻訳が驚きの性能なAIスマートグラス「INMO GO3」を試す!脱着式でバッテリーを交換して利用が可能【レビュー】


双方向の会話翻訳にも対応したAIスマートグラス「INMO GO3」をレビュー!

昨今、ウェアラブル製品で最も注目を集めているのが眼鏡型の「スマートグラス」だと思われ、日本でも多くのメーカーからさまざまなモデルが発売されてきています。眼鏡のレンズ上にさまざまな情報を表示し、ハンズフリーで使えるのが特徴で、マイクやスピーカー、カメラなどを搭載したモデルではAIを活用して音声アシストや画像認識などにも対応します。

そんなスマートグラスの新商品としてAI×ARスマートグラスを手がける中国・成都を拠点とするYingmu Technology(影目科技)の日本法人であるイノモがAIスマートグラス「INMO GO3」を2026年7月30日(木)に発売しました。同機種の特徴は着脱式バッテリーを採用しており、リアルタイム双方向翻訳やAIテレプロンプター、AIによる会議サポート・議事録作成、マップナビゲーション、日常のAIアシスタント機能を搭載しています。

カラーバリエーションはBlack RedおよびBlack Silverの2色あり、販路は日本向けの公式Webストア( https://inmojapan.store/ )のほか、Amazon.co.jpやヨドバシカメラ、ビックカメラ、エディオン、ヤマダデンキ、ジョーシンの一部店舗となっており、価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格および公式Webストアでは99,800円となっています。

今回、このINMO GO3のサンプルをお借りして実際に試すことができましたのでその模様を紹介したいと思います。なお、Amazon.co.jpではBlack Redのみ、その他の販路では日本先行発売のBlack Silverのみが取り扱われています。


INMO GO3のスマートグラス本体

Yingmu Technologyは中国の通信機器大手であるCoolpadのAIスマートグラスなどを開発・販売するスマートウェアラブル部門がスピンオフし、2021年1月に設立された最先端のAI×ARを中心にスマートウェアラブルデバイスを手掛けるメーカーで、2021年5月にAIスマートグラス「INMO X」を投入し、その後も「INMO AIR」や「INMO AIR2」、「INMO AIR3」、「INMO GO」、「INMO GO2」と続々と新製品を投入してきています。

現在は世界20カ国・地域以上で展開し、累計出荷台数は10万台を突破しており、「すべての人に日常的なAR体験を」をミッションに開発から製造・流通までを一貫して手掛け、スマートフォン(スマホ)の次世代を担うウェアラブル機器の普及を進めています。INMO GO3はそんなYingmu Technologyの新しいAIスマートグラスで、これまでの機種と同様に眼鏡のレンズ上に情報を表示してAIによるアシストをしてくれます。


INMO GO3は約58gの軽量設計

またカメラやバッテリーを搭載していますが、8mmの薄型テンプル設計によって質量が約58gの軽量設計になっています。フレームはアルミニウム合金と高耐久ポリアミド(PA)素材、5軸CNC加工によるマットな質感、エルゴノミクス設計のノーズパッド、左右最大15°まで調整できるテンプルによって快適なかけ心地になっています。さらに度付きレンズにも対応しており、度付きレンズ公認作製店「JUN GINZA」にて申し込むことができます。

なお、度付きレンズはJUN GINZAの店舗および公式Webストア( https://junginza.com/ )にて専用のインサートフレームと度付きレンズを合わせて購入し、専用インサートフレームに度付きレンズが取り付けられた状態で届くため、自身でINMO GO3本体へ装着して使うようになっています。またJUN GINZAの店舗へINMO GO3を持ち込み、度数測定やレンズについて相談することもできるということです。


INMO GO3の装着例

INMO GO3の特徴としてバッテリー(電池パック)が脱着式となっており、標準パッケージには本体装着分に加えて予備バッテリーが1個付属しているため、付属の充電ケースと予備バッテリーによって外出先でもバッテリーを交換して使うことができます。バッテリー交換時間は約5秒、バッテリー1個当たりの連続使用時間は約8時間(高負荷時は約2.5〜3時間)、充電時間は約1時間、バッテリー容量は270mAhとのことです。また取り外したバッテリーはケース内で自動的に循環充電されるようになっています。


INMO GO3の交換式バッテリー

カメラは撮影時にインジケーターが点灯し、この表示をオフにすることができず、カメラを使わないときには付属のカメラプライバシーカバーでレンズ部分を物理的に覆って遮蔽することができるため、プライバシーにも配慮されています。カメラは電子手ぶれ補正(EIS)に対応した約800万画素CMOS+超広角レンズ(画角120°)で、動画は720p/60fps(1回最大60秒)まで撮影できます。またマイクが4つ、スピーカーが2つ搭載されており、音声録音(1回最大60分)も可能です。


カメラ作例。静止画(写真)は有効画素790万(3264×2448ドット)で撮影可能

AI翻訳機能はオンラインで98言語の出力に対応(理解は78言語まで)し、リアルタイムで翻訳してグラス上に字幕として表示してくれます。また別売の「INMO Speaker」(INMO GO3 ワイヤレススピーカー)と組み合わせることによって双方向の会話翻訳に対応し、さらにスマホなどとBluetooth接続で連携することで、日本語を含めた9言語(日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、タイ語)のオフライン翻訳も利用できます。


INMO GO3発表会におけるAI翻訳機能の紹介

INMO GO3のレンズ上に文字が表示されているところ

AIアシスト機能はAIテレプロンプターやAI要約・議事録、リアルタイム文字起こし、AIメモなどを搭載しており、中でもAIテレプロンプターは話すペースに合わせて原稿を自動スクロールするため、プレゼンテーションなどで便利です。想定利用シーンはビジネスユースではリアルタイム翻訳や会議の文字起こし、AI要約、プレゼンテーション時のテレプロンプターとして活用できます。


INMO GO3発表会におけるスピーチプロンプターの紹介

一方、個人ユースでは旅行などでレストランのメニューや標識、商品ラベル、観光案内などを写真翻訳するなどが挙げられ、さらに会話翻訳やナビゲーションによって海外旅行や訪日外国人対応をサポートしてくれるため、学習などでも講義や会議の内容をリアルタイムで翻訳・メモ化し、語学学習や海外情報の理解を支援してくれます。また日常の情報確認では通知や音声メモ、AIチャットなどをスマホを取り出さずに確認できます。

実際にINMO GO3を発表会でも体験し、説明員が中国語、筆者が日本語で会話を行ってみましたが、説明員が話す中国語がその場で翻訳されて、INMO GO3のレンズ上に翻訳された日本語で表示されて非常に驚きました。またこちらで話す言葉はオプションのスピーカーから翻訳された言葉が聞こえるため、自然に会話を進めることができました。翻訳機能としてはスマホの翻訳アプリと動作は似ていますが、スマホの画面を見ながら会話するのではなく、INMO GO3越しに相手を見ながら会話ができるのが新鮮な体験でした。


別売のINMO Speakerは公式Webストアでの価格が9,900円

このようにAIスマートグラスの最大のメリットはスマホを取り出すことなく、ハンズフリーでAI機能を利用できることだと感じました。スマホの画面を見る必要はないので、スマホよりもさらに相手の目や仕草などに気を配れ、より自然にリアルタイム翻訳が使える印象を受けました。操作に慣れが必要ではありますが、日常で使う“メガネ”にAI機能が搭載される新しい体験をしたい人にINMO GO3はオススメです。

<「INMO GO3」の主な仕様>
製品名 INMO GO3
カテゴリー AIスマートグラス
カラー Black Red
Black Silver(日本先行発売)
サイズ フレーム幅144mm、レンズ幅54mm、レンズ高さ35mm
鼻幅16mm、テンプル長155mm
質量 約58g
素材 アルミニウム合金+高耐久ポリアミド(PA)素材
光学構成 両眼対応グリーンMicroLEDスクリーン+回折光学導波路
表示解像度 640×480ドット
視野角 30°
最大輝度 最大1500nits
対応瞳孔間距離(PD) 55~75mm
プロセッサー デュアルコアCPU
内蔵メモリー 256MB
内蔵ストレージ 64GB
バッテリー 270mAh(脱着式電池)
通信 Wi-Fi(2.4GHz)、Bluetooth 5.4
オーディオ マイク×4、スピーカー×2
カメラ 約800万画素CMOS+超広角レンズ(画角120°)
物理ボタン 電源ボタン、GOボタン
操作方法 タッチ操作、物理ボタン、リング操作、アプリ操作
OS IMOS-3.0lite(RTOS)
製品保証 本体1年間、予備バッテリー6カ月間
対応環境 Android 11以降、iOS 17以降、HarmonyOS 4.2以下
メーカー Yingmu Technology
記事執筆:伊藤浩一

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