3:2の画面比率で撮影が出来る「Lafica」 |
iPhoneには、多機能なカメラアプリやトイカメラ風の写真が撮れるカメラアプリ、ある機能に特化したカメラアプリなど、様々なカメラアプリが揃っています。
今回は、フィルムカメラでお馴染みの3:2の画面比率と高速ハイパーショット(連打タップショット)を搭載した『Lafica』を紹介します。
iPhoneのカメラは、一般的なコンパクトデジタルカメラと同じ4:3の画面比率で撮影されます。4:3と言えばアナログテレビの画面比率と同じで、もともとビデオカメラ用のセンサーをデジカメが流用しているのがその由来です。2011年夏にはアナログ放送が終了しテレビの画面比率が16:9が当たり前になり、やがて4:3の画面比率の由来の説明も難しくなって来るのでしょうか……。
フィルムカメラやデジタル一眼レフカメラ(一部のカメラを除く)は、3:2というやや横長の比率で撮影されます。この比率の面白さは、横縦で写真の印象を変えることができるところです。
「Lafica」は、この一眼レフカメラでお馴染みの3:2のフォーマットにこだわったカメラアプリです。
起動するとデジタルカメラの背面を模した画面が表示されます。
1. 高速ハイパーショット切り替えボタン
2. シャッターアイコン
ファインダーモードに切り替え、写真を撮影します。
3. Auto
起動してすぐ撮影可能となるオートファインダーモードに切り替えます。
※次回の起動から
4. コンバートボタン
カメラロールから写真を読み込み3:2の画面比率にトリミングして保存します。
5. インフォメーションボタン
各ボタンの説明を表示します。
6. モードボタン
カラー写真、白黒写真、カラー・白黒同時記録切り替えボタンがあります。
撮影画面です、ピントを合わせたい部分をタップするとオートフォーカスでピント合わせます。シャッターアイコンをタップすると撮影されます。
「Lafiica」のもう一つの特徴でもある、高速ハイパーショット(要設定)は、シャッターアイコンをタップしてすぐ次の撮影が可能となる連続撮影機能です。まるで一眼レフカメラの様にテンポ良く撮影ができる優れものです。連続撮影中は、画面の右上(上記の写真では右下)に残りの保存枚数が表示されます。
この連続撮影に関して現在、枚数制限を掛けて居ないということですが、あまりにも多く連続で撮影すると高負荷になるので3枚ぐらいで保存終了を待つ様アナウンスされています。
iPhone4で、高速ハイパーショットによる連続撮影を試してみました。テンポ良くポンポンとシャッターアイコンをタップし撮影をしていきます。20枚ぐらいまでサクサク撮れましたが、20枚を超えると時々処理が重くなって来ます。
その後も、40枚以上撮影し、保存終了を待ちましたが途中でアプリケーションが落ちてしまいました。40枚以上という極端な例でしたが、適度な撮影枚数であれば落ちることは無いと思われます。撮影に集中してあまり熱くならずに、落ち着いて連続撮影はほどほどにといったところです。
ちなみに、iOS標準のカメラアプリでは10枚程度撮ると、次の撮影が可能になるまでかなり待たされましたので、連続撮影は「Lafica」に軍配が上がりました。
また、「Lafica」は縦位置で撮影すると画像データを「縦」で記録してくれます。カメラロールでは気にならないのですが、パソコンに取り込んでみると標準のカメラアプリで撮影した写真は、縦位置で撮影しても横で記録されていますが、「Lafica」で撮影した写真は縦で記録されていますので、画像を回転させる必要がありません。
3:2の画面比率は、横位置で撮れば人間の目で見るような自然な広がりを感じさせることができます。例えば人物の上半身を撮影すると、左右に背景が見えるので、広さや、奥行きを表現することができます。
縦位置では、目で見る景色とは違う、横幅の狭まった独特な雰囲気を感じさせることができます。横位置と同様に人物の上半身を撮影すると、画面一杯に収めることができ、人物をクローズアップした写真や、風景写真では高さや、手前から奥までを見せる奥行きを表現することができます。
普段一眼レフカメラで撮影している方や、これから一眼レフカメラにチャレンジしたい方、写真撮影の基本を学びたい方、画面比率3:2で撮影できる「Lafica」を使ってみてはいかがでしょう。
記事執筆:mi2_303
アプリ名:Lafica
価格:350円
カテゴリ:写真
開発者:1000's Inc.
バージョン:3.0
App Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id322672385?mt=8
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