FSKARENは、Windows MobileやAndroid向けのIMEとしても提供されている富士ソフトが開発した日本語文字入力システムで、Android版では、QWERTY入力では英字（大文字／小文字）や数字、記号などの入力の際、文字種の切り替えをしなくても上下へのフリックで入力（文字種切り替えでも入力可能）することができ、文字種切り替えの手間を省くことができるようになっています。

文字入力が苦手な人は、手書き入力で画面に直接指で文字を書いたり、1文字ずつ入力することができる2タッチ入力に対応しているのでフリックやタッチ操作が苦手でも入力しやすくなっています。

Vision 007HW以外でも、Androidマーケットから有料（980円）にて一般公開されています。当ブログメディア「S-MAX（エスマックス）」でもアプリレビューをしていますので、こちらも参照してみてください。

さて、Vision 007HWに搭載されているFSKARENは、主に下記の入力方法や変換機能などに対応しています。

AI予測機能	QWERTYキーボード入力
予測変換機能	フリック入力
連携予測機能	トグル入力
連文節変換機能	テンキー入力
ワンタッチ変換機能	2タッチ入力
漢字予測機能（手書き入力時）	手書き入力
パーソナルモード機能	音声入力
ユーザー辞書機能	カーソルキーボード

実際にどのような機能、入力方法になっているのか｢これは便利！｣と思えるものをいくつか紹介してみたいと思います。

★QWERTYキーボード入力（英数字・記号）★
キーをどの方向にフリックして指を離すかがPOINT！
キーをタップすると小文字入力（左）、下の「shift」をタップすると大文字に切り替え（右）。この入力は通常のAndroid端末で多く見られる入力画面になっていると思います。

キーをタップした状態で上方向にフリックして指を離すと大文字（左）、下方向にフリックして指を離すと記号（右）を入力することができます。

大文字、小文字、数字、記号の文字種を切り替えしなくても、フリックなし、上にフリック、下にフリックするかで簡単に入力することができます。

英字（大文字／小文字）や数字、記号を文字種の切り替えをしなくても入力できるので入力スピードが格段にアップします。


★2タッチ入力★
フリック入力や文字入力が苦手でも安心！
「あ」をタップするとあ行、英数字、濁点や半濁点、小文字のキーが表示されます。

「あした」と入力したい場合は、「あ」→あ→「さ」→し→「た」→たと入力していきます。漢字などの予測変換が表示されるので漢字などにする場合はその漢字をタップして文章を作成していきます。

タッチする回数は多くなりますが、入力が苦手な方でも簡単に使うことができる入力方法になっています。

★手書き入力★
ちょっと気分を変えて手書き入力！
手書きの画面はシングル（左）とダブル（右）の設定ができ、ダブルにすると2つの入力枠で楽に書くことができます。

実際に手書きをしてみると認識感度が良くひらがなや英数字、記号を書いてもちゃんと認識されました。漢字予測変換が表示されるので画数が多い場合などはひらがなで書いたほうがいいかもしれません。「認識モード（漢字）」を長押しすると「日本語」、「難漢字」での変換もできます。

★カーソルキーボード★
大きなカーソルキーでコピーや切り取り、貼り付けができる！
コピーや切り取りしたい場所部分をタップか上下左右の矢印で選び、中央の選択範囲（選択中は「選択解除」）をタップし範囲を指定（矢印の長押しで一気に範囲指定可能）してコピー、切り取りをタップしてコピー、切り取り、貼り付けをタップします。

表示方法は文章作成画面（全ての入力方法から可能）で左下にある携帯電話・キーボードマークキーを右にフリックして切り替えできます。通常の入力画面でコピーするより楽に作業ができます。

★各機能や設定画面の表示方法★
かな・英字・数字ごとに入力方法の指定が可能！









矢印部分を長押しすると記号、顔文字、定型文の呼び出しが可能。定型文では挨拶やビジネス、遊びなどのカテゴリに分かれていて、その他ではドメインなどがあり入力の手間を省くことができます。

矢印部分を上にフリックで顔文字、下にフリックで定型文を表示することもできます。

入力時に矢印部分を長押しするとワンタッチ変換、単漢字、姓名優先や強制変換を選んで変換することができ、矢印部分をタップすると予測変換や英字などが表示されます。

変換時に矢印方向にフリックすると一覧で表示され、予測や文節ワンタッチ部分をタップしてそれぞれの変換を表示することもできます。

矢印部分を長押しすると日本語や英数などの文字種切り替えやパーソナルモードで文体のモードを変更することができます。

矢印部分を長押しするとキーボード種類（他にも区点入力）を切り替えたり、FSKARENでの各種設定ができます。


FSKARENの設定項目はかなり細かく設定できるようになっています。キーボードのデザインも10種類あり好みに応じて設定することができるようになっていて、かな漢字や英字、数字ごとに使用するキーボードを設定することが可能で、テンキーもフリック、トグル、2タッチの設定ができるようになっています。

端末の設定項目からではなくキーボード画面から設定ができるのでストレスなく使いやすいように細かく設定していくことができます。

★10種類のキーボード★
今まで見ていただいたデフォルトのキーボードの他にも多くのデザインがあり、ただ配色が違うだけでなくデザインや印象が違うものがあるのでその日の気分によって簡単にチェンジすることができます。




★違いをチェック！★
プリインストールのFSKAREN（左）、有料購入のFSKAREN（中央）、ATOKの違いをチェックしてみました。











今までATOKを使用していたのですが、思わずFSKARENを有料購入してしまいました(^_^;)
慣れるまでは若干戸惑いますが、QWERTY入力時の快適さ＆スピードUPは◎です！

キーボードも細かく設定ができるので自分流にアレンジして使うことができます。

これから日本語入力ソフトの購入を考えておられる方も是非、参考にしてみてください。



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