ATOK for iOSがついに登場! |
ジャストシステムは22日、iPhoneやiPadなどのiOSを搭載した機器で利用できる日本語入力アプリ「ATOK for iOS」を提供開始したと発表しています。
価格は1,500円で、すでにアプリ配信マーケット「App Store」で購入・ダウンロードできます。なお、現時点では定額制(サブスクリクション)サービス「ATOK Passport」には対応していません。
利用できるのは最新プラットフォーム「iOS 8」を搭載した機種で、iOS 8はiPhone 4S以降およびiPad 2以降、第5世代iPod touchで無料アップデートできるほか、新発売した「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」では購入時からプリインストールされています。
ATOK for iOSはiOS 8で導入された文字入力アプリの追加機能によって利用できる日本語入力アプリです。利用するには購入・ダウンロード後に「設定」→「一般」→「キーボード」からATOKをキーボードに追加する必要があります。詳細な追加方法についてはすでにキーボードの追加方法を紹介した「iPhoneやiPadなどでも快適な日本語入力が可能に!最新「iOS 8」で文字入力アプリを変更する方法を紹介ーーSimejiやmazecが配信開始【ハウツー】 - S-MAX」を参照してください。
パソコン(WindowsやMac)の「ATOK」に相当する最新の変換エンジン「ATOK EV Engine」をスマートフォンやタブレットなど向けとして初搭載したとのこと。
これにより、文脈を判断して最適な変換候補を表示したり、はじめの数文字から文章を推測して候補を表示する推測変換、「こんふぃでんしゃる」を「confidential」に変換する英語入力支援機能などに対応しています。
また、豊富な語彙を収録した変換辞書を搭載しており、最新の言葉や専門用語などにも対応。ユーザー辞書に単語登録したり、WindowsやMacなどのプラットフォームのATOKと辞書のインポートやエクスポートもできるようになっています。
移動したい場所にカーソルを動かせる「らくらくカーソル移動」や文節区切りごとに変換候補を確定して入力できる「変換キー」、文章単位での削除が簡単に行える「まとめて削除」などにも対応。
さらに、iPhone 6やiPhone 6 Plusといったサイズが大型化したことで片手入力が難しくなっていることから、Android版でも提供しているキーボードの表示を片側に寄せる機能にも対応(一部のみの模様)。なお、現時点では、iPhoneではテンキーでのフリック入力、iPadではQWERTYキーボードでの入力となっていますが、キーボードや入力方法については今後拡充の予定としています。
その他、現時点ではインライン変換に対応しておらず、入力中の文字は実際に入力する部位には表示されず、キーボード上部に表示される仕様となっており、現在のiOS 8の仕様ではインライン変換は難しいとし、仕様の変更などにより良い方法が可能となった場合には随時対応したいということです。なお、カーソルの上下移動および範囲選択やBluetooth接続による外付けキーボードにも現時点では対応していないということです。
今後はキーボードの種類拡充やWindows版などのATOKと登録単語の同期できる「ATOK Syncアドバンス」、最新の単語を配信する「ATOKキーワードExpress」、テーマ対応、絵文字入力、電子辞典連携、構成支援強化などの対応を順次行っていく予定だとのことです。
記事執筆:memn0ck
アプリ名:ATOK for iOS
価格:¥1,500
カテゴリ:ユーティリティ
開発者:JUSTSYSTEMS CORPORATION
バージョン:1.0.1
iTunes Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id893918621?mt=8
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