スマホの課金履歴を調べるTIPSを紹介!

先日仕事仲間と昼食を摂っていた時、ふと「そういや、あるかでぃあさん(筆者が以前使っていたペンネーム)ってかなりの廃課金ゲーマーだよね」という話になりまして。このコラムを以前から読んでくださっている方なら周知のことかと思われますが、筆者は自他ともに認めるゲーム廃人です。その廃人っぷりは重症と呼べるもので、我ながら「これはゲーム依存症だな」と自覚する有様です。

そんな自分をネタにする気はまったくなかったのですが(いや少しはあったかも)、スマートフォン(スマホ)向けゲームの課金額を調べてみたことはあるか?という話へ繋がり、せっかくだからその調べ方などをコラムで書いてみようという話へと広がってしまいました。

一般人が見たら卒倒しそうな金額が表示されること間違いなしな筆者の課金履歴を晒すこと自体が危険極まりない話なのですが、それはひとまず置いておくとして。今週の感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載「Arcaic Singularity」ではいつもと趣向を変え、スマホの課金履歴の参照方法や注意点など、TIPSを中心にご紹介します。


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ゲームが楽しいと、ついつい課金してしまうんですよね……


■ご利用は計画的に
スマホやタブレットでの課金履歴は、iPhoneやiPadなどのiOS端末でもその他のAndroid端末でも過去に遡ってすべて参照することができます。iOS端末であれば2通りの方法があり、「App Store」アプリもしくは「iTunes Store」アプリ経由で参照することができます。

App Storeアプリからの場合、「Today」や「ゲーム」などそれぞれのタブの右上に表示されている人物アイコンから「アカウント」を表示し、そこから「自分のアカウント名」→「購入履歴」の順にタップします。

iTunes Storeアプリからの場合、「ミュージック」や「映画」のタブの一番下にある自分のApple IDをタップし、「Apple IDを表示」→「購入履歴」で確認できます。

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App Storeからの購入履歴の表示方法。iTunes Storeとアカウント表示までの手順が違うのは意外と戸惑う


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iTunes Storeからの購入履歴の表示方法。アカウントを表示する際、パスワードを間違えすぎるとアクセスがロックされ面倒なことになるので注意しよう


Android端末の場合は「Playストア」アプリを開き検索窓の左側にあるメニューアイコンをタップするとアカウントメニューが表示されるので、その中段付近にある「アカウント情報」から「購入履歴」を選択することで表示することができます。

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Google Playは「アカウント情報」の項目を見つけるまでが少し分かりづらい


■計画内容をよくご確認ください
iOS端末(App Store)とAndroid端末(Google Play)の購入履歴の大きな違いはリストの表示方法と表示するアプリの種類です。

どちらの履歴も過去に購入したアプリやアプリ内課金の内容が表示されますが、App Storeでは購入履歴のトップ画面に過去90日分の購入履歴が表示され、「過去90日間」のリンクをタップするとこれまでに購入したアプリを年月日別に参照することができるようになっており、無料アプリなども表示されます。

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iPhone 3Gを購入した2008年まですべて確認できる。筆者はiPhone購入当初から課金には躊躇がなかったようだ


一方、Playストアでは購入日は確認できますが年月日による階層分けはされておらず、過去に購入した履歴がすべて列記されるようになっています。またダウンロードした無料アプリが表示されていないことから、課金購入したアプリか、もしくはアプリ内で「0円」としてダウンロード販売された無料の追加コンテンツ分のみが表示されるようです。

■収入と支出のバランスを大切に
さて、ここからが衝撃のオチです。iPhone購入日から着々と課金し続けていたとはいえ、当時は買い切り型のアプリが多く、月額数千円程度と常識的な範囲内での購入に収まっている月がほとんどなのですが、2012年11月を境に状況が一変します。そう、ガンホーのパズルゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)を始めてしまったのです。

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2012年10月までは無料アプリばかりダウンロードしていたのに……。今思えばパズルゲーム中毒者の筆者が手を出してはいけないゲームであった


友人からの軽い誘いで始まったパズドラライフはゲームプレイ当日から課金が始まり、以降友人も唖然とする勢いで課金し続けます。2013年の春には完全に廃人化し、夏になると1ヶ月で15万円近くも課金している状況に。正直、今回この購入履歴を丹念に1つ1つExcelに書き出している間、額から変な汗が出ていたのは言うまでもありません。

ちなみにクレジットカード経由で1日に約2万円以上続けて課金すると、Appleによって不正購入が疑われ、一時的に課金が止められてしまう「トランザクション・エラー」というものがあることを知ったのもこの頃でした(そしてトランザクション・エラーは課金タイミングを3時間程度置くことで回避できることを発見したのもこの頃です)。

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同じ画面3つ並べて編集ミスったか?と思われるかもしれない。だが日付をご覧いただこう。……おわかりいただけただろうか……


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2013年夏の廃課金に自分でも反省したのか9月から課金額が大きく減っている。……が、半年後には我慢しきれなくなり大復活。懲りない男である


こんな調子で5年半、2012年11月から2018年5月までの67ヶ月間に積みに積んだ総課金額は……なんと約300万円!月平均でも45,000円弱!真面目に積み立てていれば今頃ちょっといいクルマが1台買えている!!

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過去を振り返ってはいけない。前を向いて歩こう(違うそうじゃない)


課金に後悔するくらいならゲームなどやめてしまえと豪語する筆者ですが、こればかりは言い訳できません。数字は嘘を付きません。猛省です。ゲームへの課金が悪いとは思いませんが、いくらゲームを趣味にして数十年とはいえ、これは少々課金しすぎですね。救いは借金してまで遊んでいないことくらいでしょうか。

みなさんも自戒の意味を含め、一度ご自身のアプリ購入履歴などを見てみると良いかもしれません。筆者は月額3万円までに抑えたいと思います(結局全然反省していない)。

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事前にしっかり計画しましょう

あ、指紋認証されて課金してしまっt(ry

記事執筆:秋吉 健


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