デザインもコスパも超良好な廉価スマホ「Nothing Phone (3a) Lite」を実際にじっくり使ってみた!気付いた点も紹介【レビュー】


エントリーモデルと侮るなかれ!必要なひと通りをしっかりこなせる満足度抜群の廉価スマホ「Nothing Phone (3a) Lite」を紹介

既報通り、英国発のNothing Technologyが同社のメインブランド「Nothing」における新商品として5G対応スマートフォン(スマホ)「Nothing Phone (3a) Lite」(型番:A001T)を現地時間(GMT)の2025年10月29日(水)に発表しました。その後、すでに紹介しているようにNothing Technologyの日本法人であるNothing JapanがNothing Phone (3a) Liteを日本市場にて2026年1月15日(木)に発売しました。

Nothing Phone (3a) LiteはNothing Technologyが展開するスマホ「Nothing Phone」の第3世代目となる「Nothing Phone (3)」シリーズの最廉価なエントリーモデルとなるものの、チップセット(SoC)はMediaTek製「Dimensity 7300 Pro」、内蔵メモリー(RAM)は8GB、内蔵ストレージは128GBなどというように他社のミドルレンジに迫る、または一部ではそれを超えるスペックと機能を持った非常にコストパフォーマンスの高い機種となっています。

また日本でニーズの高いおサイフケータイ(Felica)やeSIMなどにも対応しています。販路としてはNothing Technologyの公式Webサイト( https://jp.nothing.tech/ )内にある公式Webストアのほか、楽天モバイルも取り扱っており、楽天モバイルの公式Webサイト( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )内の公式Webストアおよび「楽天モバイル公式 楽天市場店」、楽天モバイルショップなどで販売されています。

価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格およびNothing Phoneの公式Webストアでは42,800円となっていますが、楽天モバイルでは32,890円と1万円近く安価に設定されています。本体カラーはホワイトとブラック、そして楽天モバイル限定取り扱いのレッドがラインアップされており、実は筆者は赤い製品がたまらなく大好きであり、今回の楽天モバイル限定取り扱いのレッドモデルを購入してメイン使用のスマホの1つとして使っております。

そこで本記事ではこのNothing Phone (3a) Liteの外観や同梱品、プリインストールアプリなどの基本的な機能などを写真を交えて紹介するとともに実際にしばらく使っていて気が付いた点などを解説をお送りします。

同梱品と外観、スペックを確認

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Nothing Phone (3a) Liteの個装箱と同梱品

Nothing Phone (3a) LiteはNothing Technologyが展開するメインブランドであるNothingにおける廉価スマホ「Nothing Phone (3a)」シリーズの下位モデルで、基本的なコンセプトは既存の「Nothing Phone (3a)」シリーズを踏襲し、これまでと同様に背面に「Glyphインターフェイス」を進化させた「Glyph Light」に対応しており、通知や充電など状況に合わせてが光るようになっており、より多くの人がNothingスマホの体験を楽しめるように設計されたエキサイティングな機種となっているということです。

これにより、他に類を見ないスタイル、強力な機能、そしてシームレスなソフトウェア体験を手頃な価格で実現し、革新性と個性は必ずしもプレミアム価格である必要はないことを証明したとのこと。外観はNothingの特徴であるガラスケースに収められた透明感のあるデザインを控えめながらも自信に満ちたスタイリングで再解釈し、クラシックな遊び心と日常的な実用性を両立して製造されたというよりは職人技が光る仕上がりとなっています。

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Nothing Phone (3a) Liteの本体前面(画像=左)と本体背面(画像=右)

本体カラーと同色の個装箱の中身にはNothing Phone (3a) Light本体のほか、クリアケース(TPE製)やUSB Type-C to Type-Cケーブル、SIM取り出しピン、マニュアル類が同梱されています。クリアケース(カバー)の付属は嬉しい一方で、画面保護用フィルムやAC充電器は付属していないため、使用したい場合は別途購入する必要があります。なお、筆者は表用と背面用を購入して装着して使っています。

Nothing Phone (3a) Lightは前面側に約6.77インチFHD+(1080×2392ドット)Flexible AMOLED(有機EL)ディスプレイ(約388ppi)に加え、画面上部中央にあるパンチホール部分に約1600万画素CMOS+広角レンズ(F2.45)のフロントカメラ、そして近接センサーや環境光センサー、さらに画面下部中央に指紋認証センサー(光学式)が配置されています。

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画面点灯時の待機画面には指紋センサーの位置が表示されるため、どこに指を当てればいいかはすぐにわかります

背面側には約5000万画素CMOS+広角レンズ(F1.88)、約800万画素CMOS+超広角レンズ(F2.2)、そして約200万画素CMOS+マクロレンズ(F2.4)のトリプル(3眼)構成のリアカメラほか、撮影用ライトとGlyphインターフェース用ライトおよびおサイフケータイ(FeliCa)対応のNFCセンサー(背面カメラの右隣付近に実装)があります。

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Nothing Phoneお馴染みのGlyphインターフェースのライトは通知ランプ程度の非常にシンプルなものに変わりました(着信音との同期などの機能はしっかり継続しています)
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Nothing Phone (3a) Liteの天面(画像=左)と底面(画像=右)

天面側には動画撮影用サブマイク、底面には外部スピーカーと通話用メインマイク、USB Type-C端子、nanoSIMカードおよびmicroSDXCカードスロットが配置されています。

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nanoSIMカードおよびmicroSDカードスロットを引き出した状態

対応のSIMはnanoSIM(4FF)カードが2つとeSIMによるデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDV)に対応で、nanoSIMカード+eSIMまたはnanoSIMカード+nanoSIMカードの組み合わせに対応しています。なお、nanoSIMスロットのうち1つはmicroSDカードスロットとの排他設計となっています。つまり、DSDVでmicroSDカードも使いたいなら、一方をeSIMにする必要があります。

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Nothing Phone (3a) Liteの左側面(画像=左)と右側面(画像=右)

左側面には音量キー、右側面には電源キーとEssentialキーが配置されています。電源キーはデフォルトでは長押しでデジタルアシスタント起動機能(画面下部に「Geminiに相談」のポップアップが表示される)が割り振られており、電源関連の機能は画面の単押しの点灯と消灯のみになっていますが、ジェスチャー設定の項目を変更することで、キー長押しで電源メニューが表示できるように変更することができます。

Essentialキーは単押しでスクリーンショット(メモを付帯可能)、2度押ししで音声レコーダー機能、長押しでEssential Spaceという取り込んだ画像や録音した音声データの整理できるアプリが割り振られています。

ホーム画面とプリインストールアプリ

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Nothing Phone (3a) Liteのホーム画面

ホーム画面は2面と左側に「Google Discover」の全3面となっており、配置されているアプリとウィジェットはNothing Tehcnologyの自社製アプリとGoogle検索やマップなどの「GMS(Google Mobile Service)」アプリがフォルダーにまとめられて置かれています。

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Nothing Phone (3a) Liteのプリインストールアプリ

プリインストールアプリは工場出荷状態においてはサードパーティー製アプリは(実装の都合上どうしても必要なおサイフケータイアプリを除いて)一切ありません……と思いきや、本機のセットアップ時に「TikTok」のアプリが強制的にインストールされます。アンインストール自体は可能なので、不要であればすぐに消してしまうといいでしょう。

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セットアップ時に「TikTok」がアプリが強制インストールされます……おのれ(余談ですが、セットアップ時にサードパーティー製をアプリを強制的に入れさせられるこの仕組みを筆者は非常に嫌っています)

ベンチマークアプリで本機の性能を確認する

続いて本機の基本スペックをベンチマークを使って確認します。使用するベンチマークはブラウジングやメールといったアプリがどれだけ快適に扱えるか、などの端末の全体的な性能を調べるベンチマークの「PCMark」に加え、3Dモデルを動かすなどの主に高負荷なゲームアプリをどれだけ快適に動かせるかの性能を調べる「3DMark」でそれぞれ試しています。計測方法としては3回計測してその中央スコアを参考スコアとして採用し、スコアランキング内の近似値のスコアの端末と比較しておおよその目安とする方法を用いています。

その前にNothing Phone (3a) Liteの基本スペックをおさらいしておきましょう。前述通りSoCにはDimensity 7300 Proを搭載し、CPUはオクタコアで2.5GHz Arm Cortex-A78コア×4+2.0GHz Arm Cortex-A55コア×4、RAMは8GB(最大8GBまでの仮想RAMに対応しており、デフォルトでは2GB割り当て済み)、ディスプレイは約6.77インチFHD+相当となります。これらを踏まえてベンチマークテストを行います。

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PCMarkでの計測結果とスコアランキングの近似値

PCMarkでの中央スコアは1万1651点で、スコアランキングを見てみると近似値のスコアにはGoogle Pixel 8やXiaomi Redmi Note 14 Pro 5Gの名前が確認できます。全体的な性能という点では現行のミドルレンジやエントリーモデル相当として特に可不可のないものとなっていることがわかります。

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3DMarkでの計測結果とスコアランキングの近似値

続いて3D描画機能などのゲーミング性能を確認する3DMarkでのスコアがこちらです。ベンチマークは「Wild Life」にてテストをお行い、ベンチマーク計測結果の参考スコアは3139点でした。近似値の機種としてはSamsung Galaxy S10シリーズやApple iPhone 8を確認できます。

これはミドルレンジモデルとしては意外に検討している方で、特に画面描画の重たいAAAクラスのゲームを最高画質設定などで遊ぶのはさすがに無理あるものの、中程度へ設定を適切に見直すことで、それなりに快適に動いてしまいます。特にゲームアプリ起動中SoC(CPUやGPU)の動作をブーストさせることで、より快適に動かすようにできる「パフォーマンスモード」設定があるのでこちらも活用するといいでしょう。

ただし、バッテリー残量の消耗がとっても早くなる点に注意が必要ですけども。実際に筆者が使ってみて感じた感想としては性能としてはエントリーからミドルレンジ級のスマホとしては「思った以上によく動く」というところでしょうか。

実際に使ってみて気が付いた点

ここからは本機を購入してスタメンの機種として実査にしばらく使っていて気が付いた点をいくつかまとめておきます。

・一般的なAndroidスマホとは音量キーの位置が左右逆
慣れてしまえばどうということはないのですが、最初は右側に音量キーがあることに戸惑うかもしれません。複数のスマホをいくつも同時に運用している人だと混乱する可能性はあるので、実際に一度触って試してみるといいでしょう。筆者は左利きなので寧ろしっくりきたのですが……。

・低価格帯スマホとしてはカメラ機能は大健闘
リアカメラは望遠機能がないため、ズーム撮影は高価格帯のハイエンドモデルのスマホには及びませんが、風景写真や中~近距離のポートレートなどはかなりキレイに撮れます。SoCスペックが高くないため、暗所撮影などの特殊なシーンでのラグはあるものの、実用度は十分で、気軽にバチバチ撮れるのは楽しいですね。

またNothingスマホの上位モデルには搭載されていないメモリーカードに撮影データを逃せるので、本体ストレージを圧迫しないのも嬉しいところです。Nothing Phone (3a) Lite実機で撮影してリサイズのみしたものを作例として用意しましたので、参考にどうぞ。なお、写真は全てオートモードで手持ちのデフォルト設定のままで撮っております。

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筆者的にはお寺の手水舎のものがよく撮れているように感じます

・まとめ:サブ端末用途や低価格Androidスマホで失敗したくない人向けの選択肢になれる価格対性能比抜群の1台

Nohing Phone (3a) Liteはエントリー〜ミドルレンジなスマホとして十分以上の動作とNothingスマホならではの高いデザイン性(特に赤の存在!!)に加えておサイフケータイ対応などの日本での利便性にキチンと寄り添ったモデルでありながら比較的安価となっており、特に楽天モバイル版の32,800円においてはちょっとありえないくらいのコスパで、すでに他にスマホを利用している人の2台目や初めてのスマホを持つことになるであろう中高生の親御さんにも現実的に新品として買い与える妥協できる価格であることから悪くない選択肢になると思います。

Glyphインターフェースライトが簡略化されていたり、防水・防塵性能は他社のスマホやNothing Technologyの上位機と比べると若干抑え目の生活防水・防塵(IP54)になっていたりとコストの差による違いもありますが、それを差し引いても十分「ミドルレンジのスマホとして広く勧めやすい優れた選択肢の1つ」なスマホだと思います。気になった人は店頭などに実機が展示されているところもありますので、是非チェックしてみてください。

<「Nothing Phone (3a) Lite」の主な仕様>
機種名 Phone (3a) Lite(フォン・スリーエー・ライト)
型番 A001T
サイズ[高さ×幅×厚さ/㎜] 約164×78×8.3mm
質量[g](電池含む) 約199g
本体カラー ホワイト、ブラック、レッド
ディスプレイ 約6.77インチFlexible AMOLED
FHD+(1080×2392ドット)
SoC MediaTek Dimensity 7300 Pro 5G
内蔵メモリー(RAM) 8GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ(最大対応容量) microSD/microSDHC/microSDXC(最大2TB)
リアカメラ 約5000万画素CMOS(広角レンズ)+約800万画素CMOS(超広角レンズ)+約200万画素CMOS(マクロレンズ)
フロントカメラ 約1600万画素CMOS(広角レンズ)
バッテリー容量 5000mAh(内蔵電池)
外部接続・充電端子 USB Type-C
急速充電 ⚪︎(最大33W)
ワイヤレス充電
連続待受時間(LTE) 約542時間
連続通話時間(VoLTE) 約2880分
最大通信速度(受信時/送信時の最大速度) 5G:1.89Gbps/208Mbps
4G:391Mbps/75Mbps
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4、5GHz)
Bluetooth Version 5.4
赤外線
テザリング同時接続数[Wi-Fi/Bluetooth/USB] 10台/4台/1台
防水・防塵・耐衝撃 △(IPX4)/○(IP5X)/ー
ワンセグ/フルセグ/FMラジオ ー/ー/ー
おサイフケータイ(FeliCa)/NFC ○/○
生体認証 ○(指紋、顔)
3.5mmイヤホン端子
ハイレゾ音源
緊急速報機能
SIMカード nanoSIM、eSIM
OS Android 15
付属品 Nothing Cable (c-c) 100 cm、Phone (3a) Lite ケース、Phone (3a) Lite スクリーンプロテクター(貼付済み)、SIMトレイ取り出しツール、安全と保証に関する情報
メーカー Nothing Technology

記事執筆:河童丸

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