ASUSが次期フラッグシップスマホ「ZenFone 5・5z」などをMWC 2018に合わせて発表へ!

ASUSTeK Computer(以下、ASUS)は9日(現地時間)、台湾・台北にて同社の2017年第4四半期決算説明会を開催し、新たにフラッグシップスマートフォン(スマホ)「ZenFone 5」および上位モデル「ZenFone 5Z」、「ZenFone Max Pro(M1)」を投入することを明らかにしています。

公開されている資料ではZenFone 5とZenFone Max Pro(M1)を2018年3月に発売し、ZenFone 5Zを6月に発売する予定だとし、説明会ではZenFone 5は「Snapdragon 636」を搭載したミッドレンジモデル、ZenFone 5Zは「Snapdragon 845」を搭載したハイエンドモデルになると紹介されていました。

すでに案内しているようにスペイン・バルセロナにて2018年2月26日(月)から3月1日(木)まで開催される「Mobile World Congress 2018(以下、MWC 2018)」に合わせて現地時間(CET)の2018年2月27日(火)19時30分から開催されるプレスイベント「ZenFone Unveil | We Love Photo」で正式発表するとしています。

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ASUSの2017年10〜12月期は売上高103,944百万台湾ドル(約3,845億円)と前期比-0.2%、前年同期比-11%、営業利益3,969百万台湾ドル(約146億円)と前期比+33%、前年同期比-15%となり、2016年から見ればマイナスなものの、2017年第3四半期(7〜9月期)からすると減収増益となったとのこと。

また製品カテゴリー別ではパソコン(PC)が63%、スマホなどのモバイルが15%、となり、国・地域別ではヨーロッパが38%、アジアが40%、アメリカが22%となっており、2017年全体ではパソコン(PC)が63%、スマホなどのモバイルが17%、ヨーロッパが36%、アジアが42%、アメリカが22%となったということです。

そういった中で2018年第1四半期(1〜3月期)は四半期ベースでPCが-10%±2.5%、モバイルが-10%±2.5%とマイナスになる見込みだとし、2018年の早い段階でPCやモバイルにおいて新製品を投入する方針であると明らかにしました。

スマホについては2015〜2017年に製品価値を高めて平均販売価格を上げる方針だったものが、2018〜2020年にはそのポジションは保ちつつ、販売台数を上昇させることを目標にするとし、それを達成するために新たにZenFone 5などの新製品を投入すると説明しました。

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ASUSではこれまでにもスマホのラインナップを上位向け「Ultimate Luxury」、中位〜中上位向け「Premier Luxury」、そしてエントリー向け「Empowering Luxury for Everyone」に分けており、ZenFone 5ZはUltimate Luxury、ZenFone 5はPremier Luxury、ZenFone Max Pro(M1)はEmpowering Luxury for Everyoneに分類されています。

同社ではこれまでにも何度か決算説明会で投資家向けに未発表の製品を今後投入予定であることを紹介していますが、過去には「ZenFone 4s」とされていたものが実際の正式発表時には「ZenFone 4 Pro」となっていたこともあるため、ZenFone 5Zも製品名が変わる可能性はあると思われます。

なお、ZenFone 5シリーズについても「ZenFone 4」シリーズと同様にカメラ機能に注力することがティザー画像などから判明しており、ZenFone 5やZenFone 5Zなどもデュアルレンズカメラなどによってカメラ機能がさらに強化されていると見られます。

その他、ZenFone Max Pro(M1)はその製品名からすでに発表されているアスペクト比9:18の縦長画面を搭載した「ZenFone Max Plus(M1)」に近い製品だと予想され、海外メディア「WinFuture.de」でリークされていた縦長画面の機種の可能性もありそうです。

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WinFuture.deでリークされた画像




記事執筆:memn0ck


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